元SMAPで『新しい地図』の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが、年末年始の特番に揃って出演することが各週刊誌に報じられ大きな話題になっており、このまま地上波に完全復帰となるのではとも囁かれています。
そんな中で12日発売の週刊誌『週刊文春』は、SMAP時代に度々出演していた音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系 金曜21時)は出演NGとされていることを報じています。
新しい地図の3人は、SMAPがデビュー26周年を迎えた2017年9月9日をもってジャニーズ事務所との契約が満了し、その後はSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智さんが立ち上げた事務所『CULEN(カレン)』と契約を結び、新天地で再出発を図りました。
しかし、各テレビ局側の忖度やジャニーズ事務所の圧力?などによって、地上波のレギュラー番組は相次いで終了し、3人の主戦場はネット番組となり、テレビに登場するのはCMぐらいという状況がしばらく続きました。
そうした中で『公正取引委員会』が関係者からの密告を受けてジャニーズ事務所の圧力疑惑の調査を行い、その結果からジャニーズ事務所に注意処分を下したことが7月に公となり、これによってテレビ局側も忖度を減らし、3人が地上波番組に出演する機会が徐々に増え、今後も大晦日放送の年越し特番『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)や、来年1月2日放送の『出川哲朗の充電させてもらえませんか? 新春3時間スペシャル』(テレビ東京系』に出演することが明らかになっています。
<↓の画像は、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』出演の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの写真>
『女性自身』によれば、この他にもいくつかの地上波番組出演が内定しているそうで、今後はレギュラー番組や連続ドラマへの出演も検討していく方向との話が出ているといい、3人は国際パラリンピック委員会の親善大使や、日本財団パラリンピックサポートセンターのスペシャルサポーターを務めていることもあり、2020年は飛躍の年となる可能性が高いとみられています。
一方で『週刊文春』によると、音楽番組への出演は今後も難しい状況が続くとみられているそうで、その理由は民放各局の音楽番組はジャニーズ事務所の独占状態にあるためだとしています。
民放各局の音楽番組司会者を見てみると、日本テレビ系で放送の音楽特番『THE MUSIC DAY』『ベストアーティスト』は嵐・櫻井翔さん、TBS系の『音楽の日』は中居正広さん、フジテレビ系の『FNS歌謡祭』は嵐・相葉雅紀さんが務めています。
その他の音楽特番にも多くのジャニーズタレントが例年出演しており、新しい地図が出演する可能性は「今後も極めて低い」と芸能プロダクション社員が断言しています。
香取慎吾さんの知人によると以前ある酒席で、「なんでMステ出られないんだよ~」と香取さんがコボしていたこともあったといい、Mステは“ジャニーズ枠”が設けられている番組として知られており、さらにテレビ朝日が出資している『AbemaTV』で、2017年に新しい地図の特番『72時間ホンネテレビ』を配信したところ、「ジャニーズからかなり文句を言われたこともあり、3人の起用に一番慎重になっている。Mステへの出演は無理でしょう」と前出の芸能プロ社員が語っています。
3人は現在も音楽活動に力を入れており、来年1月1日には香取慎吾さんがソロアルバムをリリースすることが発表され、さらに木村拓哉さんがその1週間後に、同じくソロアルバムをリリースすることで大きな注目を集めているのですが、香取さんは相変わらず地上波の番組でパフォーマンスを披露できない一方、木村さんはMステなどに出演するのでしょうかね。
今はテレビだけでなくAbemaTVやYouTube、SNSなどで動画配信が出来ますし、テレビの影響力は以前に比べて落ちてはいますが、やはりテレビで3人が歌って踊る姿を見たいという声は多くあります。
民放の音楽番組はジャニーズが独占状態にあるため、なかなか厳しいものがあるかと思いますが、谷原章介さんが司会の『うたコン』(NHK)に関しては特にジャニーズ枠も無く、演歌も含めて様々なジャンルのアーティストが登場していますし、NHKは3人がジャニーズを離れて以降も番組に起用しているので、今後どうなるかは分かりませんが歌番組出演も解禁となることに期待したいですね。