『新しい地図』と『公益財団法人 日本財団』が27日、新たな基金『LOVE POCKET FUND(愛のポケット基金)』を立ち上げ、新型コロナウイルス対策の支援にも取り組むことが明らかになりました。
新しい地図と日本財団の基金『LOVE POCKET FUND(愛のポケット基金)』は、「for youだけどfor meでもある」(“あなたのため”が“自分のため”になる)という言葉を胸に、「誰かにやさしくすることで自分も幸せになれる」ような基金を目指していくとしています。
『LOVE POCKET FUND(愛のポケット基金)』を立ち上げるきっかけは、新しい地図の活動がスタートしてから2年の節目に、「どんな時でも応援していただいている皆さん(NAKAMA)の支えにより現在の自分たちが存在している、この感謝の気持ちを何かの形にしたい」
と、新しい地図側から日本財団に申し出たことで協力することが決まったといいます。
そして、「皆が一つになった時にそれが大きな力になる」との思いによって、1つのポケットへ愛を入れていく「愛のポケット基金」構想が生まれ、生きにくさを抱えている女性や子供たちへの支援、高齢者や地方創生に係る支援を行っていく基金を今年春に立ち上げ、新しい地図のファンミーティングで発表するための準備を水面下で進めていたそうです。
そうした中で、新型コロナウイルスが世界的に感染拡大し、この基金ではまず新型コロナウイルスの対策支援に取り組むことを決定し、「医療関係者やそのお子さんを含めたご家族の支援や両親・ひとり親感染家庭の児童の預かりなどの支援」を行うことを目的に、『LOVE POCKET FUND(愛のポケット基金)』内に1つのプロジェクトとして「新型コロナプロジェクト」を立ち上げたと説明しています。
このプロジェクト始動にあたり、新しい地図の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人で3000万円を寄付することを決定し、今後この基金では、「金銭、物資面に限らず支えを必要とする皆さんに寄り添っていく取り組みも展開していく予定」とし、基金の公式サイトが27日にオープンしています。(基金の公式サイトはこちら)
基金立ち上げにあたり、新しい地図の3人はそれぞれコメントを発表しています。
稲垣吾郎さんは、「事態が収束し、一日も早く全ての人々が穏やかな暮らしを取り戻せることを祈って。これからも一緒に頑張っていきましょう。」
草彅剛さんは、「『LOVE POCKET FUND』を通じて、つらい思いをされている方、悲しみや苦しみの中にある方に一緒に寄り添っていけたらと思います。」
香取慎吾さんは、「今、僕らのために頑張ってくださっている方々に、皆さんの愛を届けます。上を向いて一緒に頑張りましょう!」
日本財団の笹川陽平会長は、「『LOVE POCKET FUND』の最初のプロジェクトとして、新型コロナプロジェクトとして、医療最前線で活躍している医師、看護師、ボランティアやその子どもたちの支援などを行ってくことになりました。日本財団は間接経費を一切いただくことなく、皆さまからいただいたご寄付はすべて支援活動にしっかりと使わせていただきます。」
と説明しています。
そして、新たに設立されたこの基金に対してネット上では、
- 医療関係者のその家族というところが素晴らしい。
- 彼らがやると何故か純粋に助けたい気持ちが伝わってくるんだよな
- 1人1000万円の寄付。TVやSNSで文句だけ言ってる芸能人と違ってこれがスターなんだな
- ファンや支えてくれる人への感謝の気持ちをこめて、元々考えていた2年の節目で基金の設立。素直にすばらしい。
日頃から自分たちにできること、使命みたいなものを考え、実行しようとしている。日本の政治家もしっかり見習えと言いたい - 彼等も独立して色々と大変な時期だろうに、頭が下がる思い。こうした有名人の活動は寄付だけでなく心も和ませてくれる。頑張ってください。
- さすが SMAPだなと思いました。お金を寄付するだけなら簡単だけど、それだけじゃなくて、自分達の影響力や発信力、立場を生かして基金を立ち上げて寄付を呼びかける。
支援は持続性や展開性が必要なので、素晴らしい活動だと思いました。 - 文句ばっかり言って邪魔しかしない芸能人・文化人・政治家に見習って欲しいですね。
殆ど個人から3000万ってなかなか出来る事じゃないし、それをアピールしない姿勢も称賛されるべきでしょ - すばらしい!こういう行動を起こせる芸能人は尊敬する。ファンでなくとも好感が持てる。
庶民の倍以上も稼いでいるのに、自分の懐にはいるお金の心配ばかりする芸能人もいますが、少額であろうが高額であろうが、すばらしい! - こういうことにお金や時間を惜しまず、対応してくれるのはSMAPの時から変わらないですね
そして身近に感じられますし、自分なりに出来ることを考えるきっかけにもなります。3人に感謝します、有難う - 流石です。やはりこういうことに対しての動き方はSMAPのころから変わらない身のこなしですね
いっときのお金と基金という恒久的な支援の両方を実行なんて本当にみんなに寄り添う姿勢そのもの
などの声が上がっています。
新しい地図も2月~4月に全国各地で開催予定だったファンミーティング『NAKAMA to MEETING vol.2』が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期が決まり、香取慎吾さんが4月にさいたまスーパーアリーナで開催予定だったソロコンサートも開催見送りになるなど、様々な仕事に影響が及んでいます。
そうした中でも3人は合計3000万円を新設した基金に寄付し、今後また新たな支援活動を行っていくというのは、ただただすごい、素晴らしいなと思います。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、X JAPAN・YOSHIKIさん、AAA・西島隆弘さん、歌手・浜崎あゆみさん、サッカー日本代表の長友佑都選手、プロ野球『読売ジャイアンツ』の選手等も医療現場等への支援活動を行っています。
SMAPは2011年3月に東日本大震災が発生後も様々な支援活動を行い、2016年末をもって解散するまで『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)などで義援金の呼び掛けも続けていました。
また、新しい地図の3人は2018年にチャリティーソング『雨上がりのステップ』の売上金全額を『日本財団パラリンピックサポートセンター』に寄付、昨年には台風・豪雨によって甚大な被害を受けた被災者を支援するために、『7.2新しい別の窓 ななにー基金』を立ち上げるなどしています。
このようにSMAPのメンバーたちは以前から、自分たちの大きな影響力を活かして社会貢献活動にも以前から力を注いでいますが、引き続き支援の輪が拡がるような様々な活動を行っていってほしいですね。