今年の正月に2夜連続放送され反響を呼んだ木村拓哉さん主演ドラマ『教場』(フジテレビ系)の続編が、来年正月に2夜連続で放送されることが決定し、新たな出演者も続々と発表され注目を集めています。
『教場』は、作家・長岡弘樹さんの同名ベストセラー小説を原作とした警察学校が舞台の作品で、木村拓哉さんは冷徹無比な義眼の鬼教官・風間公親を演じています。
<↓の画像が、『教場』で主演の木村拓哉さんの写真>
今年正月放送の1作目には生徒役で、工藤阿須加さん、川口春奈さん、林遣都さん、葵わかなさん、井之脇海さん、関西ジャニーズJr.のグループ『なにわ男子』の西畑大吾さん、富田望生さん、味方良介さん、大島優子さん、三浦翔平さん等が出演。
来年正月放送の続編『教場2』には生徒役で、福原遥さん、矢本悠馬さん、杉野遥亮さん、眞栄田郷敦さん、岡崎紗絵さん、戸塚純貴さん、高月彩良さん、『Snow Man』の目黒蓮さんの出演が現在までに発表されており、残り2名の生徒が今後明らかにされます。
<↓の画像は、『教場2』に生徒役で出演する9名の写真>
『教場2』の撮影は9月からスタートし、東京と宮城・仙台でロケが行われており、週刊誌『女性自身』によれば、10月中旬には東京都内のイベントホールで朝から12時間にわたって撮影が行われ、現場から姿を現した木村拓哉さんの表情は厳しく引き締まり、気迫が伝わってきたとしています。
また、『教場』を手掛けたフジテレビの西坂瑞城プロデューサーが今年4月24日に、「心不全」によって43歳の若さでこの世を去っており、亡き仲間への恩返しとして前作超えを目指し、より一層役作りにもこだわっているといい、「もともと鬼教官役ということで“生徒との緊張感”を大切にしていました。今回はさらに重要視しているため、木村さんが現場に現れると空気がガラッと変わるんです。また、生徒役のキャスティングに関しても“なるべく共演したことがない人”という要望を木村さんが出しており、生徒役とはほとんど会話していないそうです。」
と、ドラマ関係者が明かしています。
ちなみに、今年1月4・5日に放送された『教場』の平均世帯視聴率(関東地区)は、前編が15.3%、後編が15.0%とフジテレビのドラマとしては非常に高い数字をマークしていました。
その続編ということで大きな注目が集まっており、前作超えの数字を獲得するために木村拓哉さんも相当気合いが入っているようなのですが、強力なライバルの出現によって、前作の数字を下回る可能性もあるようです。
ニュースサイト『日刊大衆』によると、その強力なライバルというのは、2016年10月期放送の新垣結衣さん主演『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)とのことです。
『逃げ恥』は来年正月に、4年ぶりとなるスペシャルドラマが放送されることが決定しており、連ドラの最終回では自己最高の20.8%を獲得、全11話の期間平均視聴率は14.5%を記録しています。
現時点では、来年の新春スペシャルドラマとして放送の『逃げ恥』と『教場2』の放送日時は明らかになっていないものの、日刊大衆の記事ではドラマ制作関係者が両ドラマの放送日時について、「どうやらまったく同じ日にぶつかるようなんです。放送日の最有力はともに1月2日とのこと。『教場2』は2夜連続なので、1月2、3日ということでしょう。フジのほうは比較的早いタイミングで『教場2』の放送日を決めていたのですが、TBSはギリギリになって『逃げ恥SP』の放送を同じ日に決定したそうです。放送時間が完全に被るかは分かりませんが、今年の『教場』は21時からの2時間の放送でした。おそらく、被ってくるでしょうね。」
と語っています。
これにフジテレビ側はかなり焦っているといい、逃げ恥との放送時間カブりで視聴率が下がった場合には「天下のキムタク”に対して傷をつけることになってしまう」とし、「それは、フジとして絶対に避けなくてはなりません。そのため、これから番宣を含め、ありとあらゆる手段で“打倒・逃げ恥”を仕掛けてくるでしょうね」
と推測しています。
『教場』は2年連続での放送となる一方、『逃げ恥』は2016年秋以来約4年ぶりの放送ということもあり、視聴者の期待度は『逃げ恥』の方が高いとみられます。
『逃げ恥』は、5月放送の未公開シーンなどを含む再編集版の初回平均視聴率が11.0%を記録し、人気の高さを証明していたので、『教場』にとってかなり強力なライバルであることは間違いなく、『逃げ恥』は20%超えとなる可能性も十分あるとみられますが、果たして両者の視聴率対決はどのような結果となるのか注目したいですね。