「番組制作上のトラブル」により、制作延期が決まったと報じられた木村拓哉さん主演の『教場』シリーズ(フジテレビ系)の続編ドラマについて、26日発売の週刊誌『週刊女性』は複数のキャストが降板しトラブルになっているとの情報をキャッチしています。
教場の新作スペシャルドラマ制作延期は先日『スポーツニッポン』(スポニチ)が伝え、続編制作はまだ正式には発表されていませんが、来年春放送予定で今秋にクランクイン予定だったそうです。
このスペシャルドラマには主演級の豪華キャストが勢揃いするとのことですが、番組制作上のトラブルが発生したことで急遽制作延期が決定したとし、これについてフジテレビスタッフは、「制作期間を改めて検討し直せば解決するもの。作品を上質なものにするためで、ドラマ自体を放送することには変わりありません」
とスポニチの取材に明かしたとしています。
<↓の画像は、スペシャルドラマ『教場Ⅰ・Ⅱ』のメインキャスト写真>
スポニチは、具体的にどのようなトラブルが発生したのかは伝えておらず、ネット上ではジャニー喜多川さんの性加害問題によるスポンサーの撤退、ロケ地を巡るトラブルなど、様々な憶測や情報が飛び交っていましたが、週刊女性の取材によると、複数のキャストが降板を申し入れ、予定通りの撮影が困難になっていたとしています。
週刊女性によると、教場シリーズのスペシャルドラマ第3弾は来年4月5・6日に2夜連続放送の予定で、撮影は9~12月に行う予定だったそうです。
しかし、ジャニー喜多川さんの性加害問題が波紋を広げ、大手企業が一斉にジャニーズタレントとの契約終了を表明するなどし、こうした動きを見てフジテレビはドラマ制作を一旦中止し、スケジュールを白紙にしたといいます。
ドラマ制作会社関係者によれば、フジテレビは出演者の芸能事務所サイドに「もしかしたらスポンサーがつかないかもしれないので、撮影を延期させてほしい」と連絡しているといいます。
しかし、一連の問題から降板を申し出ているキャストも少なくないそうで、「出演を予定していたキャストが何人か降板を申し出たと聞いています。配役も決まり、台本もできていたというのに……。撮影にあたっては、髪を切る必要があったりもして、今回の撮影延期によってほかの仕事とバッティングするための降板かもしれませんが。ただ、ジャニーズとの共演によるイメージダウンを避けるためという声もあるようです」「このままでは、さすがに撮れない……。年内の撮影はなくなったと思います。現状、フジテレビは放送日程に変更はないと言っていますが、さすがに無理があるのでは」
と明かしています。
木村拓哉さんは現在もジャニー喜多川さんの性加害問題には一切言及することなく、インスタグラムの更新を続けていますが、ジャニーズ事務所が会見で初めて性加害を事実認定、謝罪などをした後に、木村さんはジャニーさんの座右の銘だった「show must go on(ショーは続けなければならない)」の言葉をインスタグラムに投稿し炎上しました。
<↓の画像は、大炎上した木村拓哉さんのインスタグラム投稿写真(すでに削除済み)>
こうした騒動も教場の続編制作に悪影響を与えたのではとも囁かれているほか、作品に出演予定だった俳優が体調不良で撮影継続が難しいこと、他に木村拓哉さんが台本にNGを出したことにより修正が必要になり、こうしたことも要因で撮影が延期になったとの情報もあります。
教場シリーズは2020・2021年放送のスペシャルドラマは平均世帯視聴率が13~15%台だったものの、今年4月期放送の連ドラ版は不評で初回の12.1%をピークに低下し、第6話で自己ワーストの8.3%、その後最終回も10.6%とそこまで数字が伸びず、全11話の平均世帯視聴率は9.8%、スポンサーが重要視しているコア層(13~49歳男女)の視聴率も2~4%台と、決して低くはないものの高くもない微妙な結果になっていました。
木村拓哉さんは昨年主演した『未来への10カウント』(テレビ朝日系)でも数字が取れていなかったので、以前に比べてスポンサーがシビアな対応を取るようになっている可能性もありそうです。
そして、週刊女性によれば、出演者の降板トラブルなどもあって来年春の放送は難しい状況のようですが、教場の続編を楽しみにしているファンは多くいますし、やはり高いクオリティの作品を求めていると思うので、多少時間が掛かっても一人でも多くの視聴者が満足するような作品に仕上げてほしいですね。