昨年6月にジャニーズ事務所を退所し、『NEWS』を脱退した手越祐也さん(34)が22日に、1stアルバム『NEW FRONTIER(ニューフロンテア)』をリリースしたのですが、売り上げが伸び悩んでいることをニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じており、開設から1年半でYouTubeチャンネルの登録者数、動画再生回数も伸び悩んでいるようです。
手越祐也さんは昨年6月にジャニーズ事務所を退所後、すぐにツイッターアカウントやYouTubeチャンネルなどを開設、その後生配信した会見は132万人が同時視聴するほどの注目を集め、それ以降は音楽活動も含めて様々な活動を展開していきました。
今年7月には、独立後初のシングル曲を配信リリースしてソロデビューを果たし、6ヶ月連続でデジタルシングルをリリース、12月にはシングル曲全てを収録した12曲入りのアルバム『NEW FRONTIER』のCDをリリースしました。
オリコン集計では、初週の売り上げ枚数は「1万1,553枚」で初登場8位と微妙な結果となっていました。
この結果に対して『サイゾーウーマン』は、「ジャニーズを退所後、ここ2~3年の間にソロでアルバムを出したタレントと比較しても、手越の『NEW FRONTIER』は“ヒットしている”とは言えない状況」
だと指摘しています。
元『関ジャニ∞』の渋谷すばるさんの1stアルバム『二歳』は、初週の売り上げ枚数が「6万8,848枚」、錦戸亮さんのアルバム『NOMAD』は「7万6,237枚」、元『SMAP』の香取慎吾さんのアルバム『20200101(ニワニワワイワイ)』は「3万6,972枚」でした。
ジャニーズに詳しい記者は、「渋谷、錦戸、香取ら“元ジャニ”の1stソロアルバムと比べると、手越の初週売り上げはダントツ最下位です。とはいえ、収録曲の半分がすでにデジタルリリースされているものですし、各種配信サイトでも入手できますから、一概には比較できませんが。」
と語っています。
また、手越祐也さんのYouTubeチャンネルについて、メインチャンネルは開設から1年半で登録者数が155万人を突破しているのですが、この1ヶ月の間に投稿した動画で最も再生回数が多いもので36万回、半分近くは再生回数が10万回を下回っています。
12月に開設したばかりのゲームチャンネルに至っては、開設から約1ヶ月で登録者数は約5100人、現在までに投稿された動画8本中6本は再生回数が1万回に届いておらず、かなり寂しい数字となっています。
手越祐也さんはアルバム発売直前に受けたインタビューの中で、「僕は、YouTuberではないんです。アーティストだと考えているので、再生数を増やすことを一番に考えるというよりも、やっぱり歌い手としてステージで一番輝きたい。」「独立当初は音楽活動の準備もできていなかったから、表現できるものがYouTubeしかなかった。だからこそ、いろいろなことをやっていましたが、今は音楽というもっとも大切なものがある」
と語っており、あくまでも本業は歌手だとしています。
ただ、本業でも現時点ではイマイチな結果になっており、アルバムの売上枚数が1万枚台前半だったことに加えて、デジタルシングルのダウンロード数も伸び悩み、各曲のランキング順位は20位前後で、TOP10入りを果たした曲はありませんでした。
手越祐也さんはNEWS時代に、“まっすー”こと増田貴久さんと共に歌唱力が高く評価され、『テゴマス』というユニットでも人気を獲得していたものの、ジャニーズ事務所という大きな看板を失い、多くのファンが離れてしまいました。
そして、1stアルバムの売り上げ枚数も微妙な数字で、ソロ歌手としてはなかなか厳しいものがありそうですが、持ち前のポジティブ思考で今後も前進を続け、歌手としても様々な挑戦をしていってほしいですね。