今年4月に放送10周年を迎えたバラエティ番組『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系 火曜22時)が、9月をもって終了することが分かったと週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が報じています。
『幸せ!ボンビーガール』は、「お金がなくても幸せに暮らそう」が番組のコンセプトで、貧乏ながらも幸せな人生を送っている女性「ボンビーガール」を紹介するのがメイン企画となっています。
番組は2011年4月に、元TOKIO・山口達也さんが司会で深夜番組としてスタートしましたが、山口さんが無免許運転で書類送検されてから半月後の2011年9月に、レギュラー放送は一旦終了しました。
ただ、好視聴率を記録していた番組だったこともあり、レギュラー放送終了後も不定期特番として放送が続き、2013年4月に火曜22時枠で『スター☆ドラフト会議』の後番組として、レギュラー放送が再開となりました。
深夜からプライム帯(19~23時)に昇格後は、山口達也さんと水卜麻美アナウンサーが司会を務め、その他にDAIGOさん、劇団ひとりさん、森泉さん、鈴木砂羽さん、植松晃士さん、ハリセンボン、杉村太蔵さん等がレギュラー出演し、山口さんは2018年に女子高生に対する強制わいせつ事件で書類送検され、番組を降板となりました。
<↓の画像は、『幸せ!ボンビーガール』の元司会者・山口達也さん、水卜麻美アナの写真>
その後も水卜麻美アナが司会で放送を続け、今年4月には番組開始から10年の節目を迎えましたが、番組内容のマンネリ化や、リニューアル後の“迷走”企画の数々によって視聴率低迷が続き、番組の打ち切り終了がかねてから囁かれていました。
『デイリー新潮』によれば、番組内容のリニューアルが視聴率低迷に拍車をかけ、日本テレビの上層部もこれ以上は無理と判断し、9月いっぱいで番組を終了させることを決定したとのことです。
また、日本テレビ関係者は『幸せ!ボンビーガール』の打ち切り終了の裏側について、「(山口達也さんが降板後)ジャニーズ事務所から新MCを迎える動きもありましたが、昨年には山口がバイクの飲酒運転で現行犯逮捕されて立ち消えました」「実はこの枠、山口のみならず、ジャニーズ事務所にとっても縁浅からぬ枠なんです。ですから、日テレとしてはジャニーズとの良好な関係を保つためにも、ジャニーズで番組を継続、あるいは新番組を作れないかと交渉していた」
と明かしています。
『幸せ!ボンビーガール』の後番組として、ジャニーズの番組をこの時間帯に昇格させるという話もあったそうで、嵐・二宮和也さんの冠番組『ニノさん』(日曜午前10時25分)などが候補に挙げられていたものの、この時間帯は裏番組が強いこともあり、ジャニーズ事務所は日本テレビからの提案に乗らなかったそうです。
『デイリー新潮』はこのように、『幸せ!ボンビーガール』の視聴率低迷による打ち切り終了、その裏側について伝えているのですが、これに対してネット上では、
- 何故?そこまでしてジャニーズに拘る必要性があるのだろうか?
- DAIGOの仕事が減ってしまうことが心配
- スタートから比べると今は別番組のようになってしまった。
特に恋愛ものが始まってからは全く見なくなった。残り期間は初心に戻ってほしいな。 - 久々に見たら恋愛系のやってて「あれ?」ってなった。それ以来チャンネル合わす事なくなった。物件紹介と森泉のヤツ好きだったな。
- 上京ガールの物件探しが好きで楽しく見てましたが、いつしか芸能人志望の子ばかりで、なんか純粋に観れなくなり、観るのをやめてしまった。
- 上京ガールがものすごく好きで、物件見るのも、その後の生活も好きだった。
あればっかりやってほしかったけど、最近はやらなくなってコロナも影響してるのかな - 番組の方向性がどんどん迷走していき、観なくなってしまった。
シンプルに、安い物件を探しながら紹介したり、訳あり物件を紹介したり、それでよかったのに。あとは森泉さんがリフォームという名の大工仕事(笑)をしているコーナーも楽しかった(山口くんにもピッタリだったし)。
それが恋愛モニタリングみたいなことをやったり、起業する人の密着という体で宣伝したり。特に起業コーナーは出てくる人みんなが、無計画で世間知らずで思わずイライラしてしまい、次第に番組自体を観なくなった。 - 昨秋の大幅リニューアルが致命的だったと思う。企画を全て中途半端に終わらせてまでのリニューアル。そりゃあ、それまで見てた人もついてこないでしょう。
ラスト3ヶ月は、それらの中途半端にしてた企画の伏線をすべて回収して終わらせてほしいです。 - 不動産屋のステマ番組なんて見る人少なくて当然でしょう。
深夜時代の『銭金(銭形金太郎)』みたいな、貧乏だけど夢に向かって頑張る!とか、お金はないけど幸せ!みたいな人の暮らしぶりを見せてくれた方が楽しいよ。
などの声が上がっています。
『幸せ!ボンビーガール』では視聴率低下を受けて、今年2月から番組初となる恋愛ドキュメント企画「幸せ!ボンビーLOVE~こんな私でも好きになってくれますか?」を放送し、この企画はボンビーな秘密を抱える男女6人の恋愛模様を追うという内容で、新企画の始動と共に番組ロゴやセットなどもリニューアルしました。
しかし、それらが他番組のパクリとの指摘や、新たな企画に視聴者からは困惑の声が多く上がっており、リニューアル後の視聴率は世帯平均が5.0%、個人平均が2.8%と見事な大コケで、世帯平均視聴率は番組史上最低記録でした。
それを受けてか、3月16日放送回では番組のロゴが元に戻されたほか、「幸せ!ボンビーLOVE」も3月で終了となったのですが、6月15日放送回では新たに男女6人の恋愛企画が放送されましたが、これらの迷走ぶりによって視聴者離れが進んでいたようです。
そのため、『幸せ!ボンビーガール』の打ち切り終了には特に驚きもなく、気になるのは後番組が何になるかですね。
火曜22時台には、TBS系で連続ドラマ、フジテレビ系『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』、テレビ朝日系で『報道ステーション』、テレビ東京系で『ワールドビジネスサテライト(WBS)』を放送しており、TBSとテレビ朝日が同時間帯のトップ争いを繰り広げています。
『デイリー新潮』によれば、ジャニーズタレントの番組ではないようですが、どのような番組で好視聴率獲得を目指すのか注目ですね。