フジテレビ『silent』今期一番のヒットドラマに? Tver再生数が記録的数字、視聴率も10％超えは時間の問題か

女優・川口春奈さんが主演のドラマ『silent』（フジテレビ系 木曜22時）が、“泣けるドラマ”として大きな反響を呼んでおり、ドラマの内容がプロからも高く評価され、視聴率は同時間帯トップクラスになっていることを週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が伝えています。

『silent』は、新人脚本家・生方美久さんが手掛ける完全オリジナル脚本のラブストーリーで、川口春奈さんが主人公・青羽紬（あおば・つむぎ）、Snow Man・目黒蓮さんが紬の高校時代の恋人で、「若年発症型両側性感音難聴」によって耳がほとんど聞こえない佐倉想（さくら・そう）を演じています。

そんな2人が8年ぶりの再会を果たし、現実と向き合いながら寄り添い、2人で乗り越えていこうとする姿を描いており、視聴者からは感動の声が相次いでいます。

『silent』にはメインの川口春奈さん、目黒蓮さんの他に、鈴鹿央士さん、桜田ひよりさん、板垣李光人さん、夏帆さん、風間俊介さん、篠原涼子さん等が出演し、脇を固める出演者たちの演技も高い評価を受けています。

初回の平均世帯視聴率は6.4％、個人視聴率は3.5％（ともに関東地区）と、木曜劇場枠の平均的な数字となっていましたが、初回の見逃し配信はフジテレビの全番組で歴代最高の531万再生（TVer・FOD・GYAO!の合計値）を記録し、『Tver』では歴代最高となる443万再生を記録していました。

Tverでのお気に入り登録者数は20日時点で約139万人と、2位のHey! Say! JUMP・山田涼介さん主演『親愛なる僕へ殺意をこめて』（フジテレビ系 水曜22時）の約61万人に倍以上の差をつけ、今期放送のドラマではダントツのトップとなっています。

初回放送後から大きな反響を呼んだ『silent』は、14日放送の第2話の平均世帯視聴率が6.9％、個人視聴率は4.0％と前回から上昇し、デイリー新潮などによると、いま最もテレビ局が重要視しているコア層（13～49歳男女）の視聴率は4.0％と、非常に高い数字を記録していたとのことです。

なお、14日の裏番組のコア視聴率は、『ダウンタウンDX』（日本テレビ系）が2.6％、『櫻井・有吉THE夜会』（TBS系）が2.5％、『報道ステーション』（テレビ朝日系）は4.2％で、平均世帯視聴率が10％超えの『報ステ』とほぼ変わらない数字となっていました。

デイリー新潮の記事では民放プロデューサーが、「恋愛ドラマでコア視聴率が4％に達したのは久しぶりかもしれません。第3話では世帯8％は行くのではないでしょうか。ゆくゆくは2ケタに乗せるでしょう」と語り、リアルタイム視聴数は今後さらに増えていくだろうと予想し、この勢いにフジテレビ以外の局からは「『silent』は要注意」との声が上がっているそうです。

デイリー新潮はこのように報じているのですが、『silent』に対してネット上では、

• こんなに毎週「待てない！」と思うのは久しぶり
• 脚本が丁寧 川口春奈の泣きの演技は素晴らしいの一言
• ここまでテレビに集中してドラマ見たの初めてかも
• 過度な演出がなく自然な感じで見やすい。バックミュージックとかで誤魔化さずリアルなやり取りがいい
• いろんな感情が揺さぶられるドラマで 細部まで良く考えられててほんとに見入ってしまう

などと絶賛の声が多く上がっており、今期の中で一番楽しみなドラマとの声も多くみられます。

また、複数のメディアも『silent』を絶賛しており、注目度が右肩が上がりに上昇していることから、世帯視聴率10％超えとなる可能性は十分あるでしょうね。

『silent』は放送開始前の時点では心配の声も多く上がっており、川口春奈さんは比較的好感度が高く、複数の企業のCMに出演している一方、これまでに主演した連ドラはいずれもヒットせず、“数字を持っていない女優”とも言われているため、『silent』も不安視されていました。

さらにドラマ放送開始直前には、暴露系YouTuberから国会議員になった“ガーシー”こと東谷義和さんが、川口春奈さんの“パパ活”疑惑について語り、実業家から百万円単位のお金を受け取り、関係を持ったなどと真偽不明の情報を暴露し、ドラマへの影響が懸念されていました。

しかし、第2話終了時点で視聴者からは絶賛の声が相次ぎ、メディアの後押しもあって今期最も注目される作品となっており、今後のストーリー展開はもちろんのこと、どこまで視聴率等を伸ばしていくのかも楽しみで、引き続き動向に注目していきたいですね。