近年著しく視聴率が低下しているフジテレビ系の看板ドラマ枠「月9」(月曜21時)で、4月17日からスタートする『貴族探偵』は、主演の嵐・相葉雅紀さんをはじめ、仲間由紀恵さん、井川遥さん、生瀬勝久さん、松重豊さんら豪華俳優陣が顔を揃え、期待度も高まっていますが、その分ギャラもかなり高額となっているといいます。
フジテレビの亀山千広社長は、3月31日に東京・台場で行われた定例会見に出席し、今年4月で30周年を迎える月9ドラマについて「月9そのものにドラマがあると思う。そのドラマ枠を続けていく」と、ドラマ枠の廃止を否定し存続を明言。
さらに、4月期放送の『貴族探偵』、7月期放送の山下智久さん主演『コード・ブルー~ -ドクターヘリ緊急救命- season3』に対して、「復活の機運を感じる改編だと思っている」と自信を見せています。
相葉さんが主演を務める『貴族探偵』は、小説家・麻耶雄嵩さんの推理小説『貴族探偵』と続編の『貴族探偵対女探偵』が原作。
<4月17日スタートの月9ドラマ『貴族探偵』>
本作の主人公は貴族を名乗り、趣味は探偵という名前や年齢、家族、学歴、住所などが不明な青年。
この青年は、「推理などという雑事は、使用人に任せておけばいいんですよ」と言って自ら推理はせず、召使の執事、メイド、運転手の3人に現場分析や証拠集めなどを任せ、事件の謎を解いていきます。
主人公たちと競う形で謎に向き合っていくヒロインで、新米探偵・高徳愛香役を武井咲さん、愛香が師匠と仰ぐ女探偵・喜多見切子役を井川遥さん、愛香と「貴族よりも先に謎を解く」という利害が一致し、行動を共にするドラマオリジナルの刑事・鼻形雷雨役を生瀬勝久さん。
主人公に使える運転手・佐藤役を滝藤賢一さん、メイド・田中役を中山美穂さん、執事・山本役を松重豊さん、謎の人物役を仲間由紀恵さんが演じ、その他に木南晴夏さん、岡山天音さん、田中道子さんらが出演。
<↓の画像は、『貴族探偵』の出演者>
ちなみに、主題歌は嵐のニューシングル『I’ll be there』(4月19日発売)。
そして、この豪華俳優陣の推定ギャラ(ドラマ1話あたり)をニュースサイト『日刊ゲンダイ』が報じており、主演の相葉さんは「300万円~」、ヒロインの武井さんは「100万円~」、中山さんは「200万円~」、仲間さんは「180万円~」、井川さん、生瀬さん、松重さんの3人は「110万円~」、滝藤さんは「90万円~」と、ドラマ1話だけでギャラが1,000万超えとなっているといいます。
同紙によると、1本「500万円~」だという元SMAP・木村拓哉さんの主演作以外ではあまり考えられず、大盤振る舞いの高額ギャラ設定になっているとのこと。
これについてテレビ関係者は、「全体の出演者のギャラは2,000万円超、制作費1億円といわれ相葉がジャニーズの中でトップグループの嵐のメンバーだからの待遇です。フジの亀山千広社長が6月退任を否定しましたが、もしコケたらさらに批判の矛先が向かうのではないか」と語っているのですが、これに対してネット上では、
- 相葉くん好きだけど、300万円の器ではないでしょ
- ドラマは俳優に金をかければ良いというものではない
- ギャラ云々より、そもそも主役が富豪には見えない。品もなきゃ、ゴージャスさのかけらもない。なんでジャニにこだわるかねえ
- IQ246の二番煎じ。いくら良い役者が脇を固めていても、主演が素人では観る気にならない。脇に主演が食われるのは必至。
- 共演者の中で中山美穂のギャラが一番高いのが納得いかない
- お金かけなくても良いドラマだったら皆観るし、面白くなければ観ない。これだけお金かけて良いドラマじゃなかったらフジも終わりじゃない?
- 出演者で視聴率を取ろうという考えがあるかぎりフジはどん底のまま。その出演者陣も一昔前感があるのは私だけ…?
などのコメントが寄せられています。
相葉さんは、2015年4月期放送の『ようこそ、わが家へ』で月9初主演し、当時『週刊実話』が報じていた記事によれば、相葉さんのギャラは「200万円~」、ヒロインの沢尻エリカさんは「180万円~」、制作費は1本あたり「6,500万円」とのことでした。
なお、この作品の期間平均視聴率(全10話)は12.5%で、近年放送の月9ドラマとしてはそこそこの数字を記録したものの、最低ラインは15%とも言われていました。
相葉さんは俳優としても活動していますが、どちらかというとバラエティ番組への出演をメインとしており、俳優としての評価は決して高くはありません。
また、『貴族探偵』については、映画化もされた嵐・櫻井翔さん主演『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)、昨年10月期放送の織田裕二さん主演『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)と設定がカブっていると指摘されており、放送開始前から微妙な反応が多く上がっています。
亀山社長は今作に期待を寄せており、かなり自信を持っているようなのですが、ギャラに見合った視聴率を果たして獲得することは出来るのでしょうか…。