来年1月にフジテレビ系でスタートするドラマの主演が、嵐の松本潤さん(31)に決定したと25日発売の週刊誌『週刊女性』が報じています。
近年ドラマの視聴率が軒並み低下しており、10%以下の数字を記録することも珍しくなくなってきていますが、中でも特に酷い数字を記録しているのがフジテレビ系で放送されているドラマで、今期同局で放送されているドラマの最新話の視聴率を見ていくと、月9枠で放送されている福士蒼汰さんが主演の『恋仲』の第6話は9.5%、EXILEのAKIRAさんが主演の『HEAT』の第7話は3.1%、堤真一さんが主演の『リスクの神様』の第6話は4.9%、北川景子さんが主演の『探偵の探偵』の第7話は8.2%となっており、いずれも現時点で視聴率が1桁台となっています。
特に酷いのが『HEAT』で、11日に放送された第6話で記録した2.8%という数字は、民放のゴールデンタイム(19時~22時)に放送されたドラマの中で今世紀最低の記録で大きな話題になりました。
このような酷い状況にあるフジテレビのドラマですが、すがる思いでフジテレビが白羽の矢を立てたのが嵐の松本潤さんで、松本さんが主演を務めるのは水曜日22時枠で放送されるドラマとのこと。
そのドラマの原作は、月刊漫画雑誌『月刊アフタヌーン』で連載中の『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』(画:恵三朗さん/原作:草水敏さん)で、松本さんはクールでやり手の病理医役を務める予定だとテレビ局関係者が語っています。
ちなみに病理医とは、患者に接して診察・治療をする臨床医の診断を頭に入れた上で、血液や排泄物、細胞や体液を分析して病気の原因過程を診断し、身体の中で何が起きているのかを診断する専門の医師。
この作品のストーリーは、極めて優秀であるものの少し変人な主人公の病理医・岸京一郎が、臨床医の診断状況を聞いて自身の論理を駆使し、数々の患者を命の危険から救っていくという物語となっており、見逃されそうな誤診を岸が見抜いていく姿が痛快な人気の作品。
松本さんは昨年1月期に月9枠で放送された『失恋ショコラティエ』で主演を務め、それ以来2年ぶりに連続ドラマで主演を務める事になりますが、『失恋ショコラティエ』で演じた憧れの人に片思いを続けるショコラティエ役とは役柄が全く違い、ファンの間で再び大きな話題になりそうです。
しかし、同誌がフジテレビの広報部にクランクインの時期を問い合わせたところ、「来年1月の予定は、まだ何も決まっておりません」という回答だったとのことで、主演を務めるかどうかまだ確定したわけではないため、今後の正式な発表を待ちたいところです。
今期フジテレビ系の水曜22時のドラマ枠で放送されている『リスクの神様』は期待をされていたものの、初回平均視聴率7.0%、第2話は6.0%、第3話は5.7%、第4話は5.0%、第5話は4.8%、第6話は4.9%と低視聴率で大コケと揶揄されており、4月期に同枠で放送の阿部サダヲさんが主演の『心がポキッとね』も、全10話の平均視聴率が6.6%という結果に。
そして今年10月期に同枠で、西島秀俊さんが主演の医療サスペンスミステリードラマ『無痛~診える眼~』が放送されることが明らかとなっており期待されているのですが、果たしてどのような結果となるでしょうかね。
『無痛~診える眼~』と松本さんが主演を務めるという『フラジャイル』は医療ドラマカブリをしており、2期連続で医療ドラマとなると数字への影響や、比較されることになるのではないかと少し心配なところではありますが、松本さんが医師の役を務めるのは初の事になるようなので注目したいところです。