2020年末をもって活動休止すると発表した嵐が27日、メンバー5人揃って東京都内で会見を行い、リーダーの大野智さん(38)が2021年から芸能活動を休止することを明らかにしました。
27日に公式ファンクラブサイトにアップされた動画で大野智さんは、2017年6月中旬ごろにメンバー全員を集め、「5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか、何事にも縛られずに自由な生活がしてみたい」
と打ち明けたと話していたのですが、自由に生活したいと思った理由について、「正直無い。大体3年前くらいからそういう気持ちが芽生えて、強くなっていったのが現状」と説明し、メンバーには「申し訳ない気持ちがある…」
と思いを明かしました。
<↓の画像は、会見を行った嵐の写真>
さらに、大野智さんは当初「活動を終えたいとメンバーに報告した」と、嵐からの脱退をメンバーに伝えたといい、嵐の活動休止後については、「具体的に何がしたいかは決まっていないが、この世界を離れて、今まで見たことのない景色を見てみたい。普通の生活をこの世界に入ってから経験していないなと。そういうことにも興味がある」「1回ちょっと自分を見つめ直す期間というか。1回立ち止まってみようかなと。お仕事に関してはお休みです」
と、2021年以降は芸能活動を休止することを明言しています。
活動休止期間は決まっていないとのことですが、嵐の解散についてはキッパリと否定しています。
大野智さんは自らこうした決断をした限りは、ジャニーズ事務所を退所しないとケジメがつかないと考えていそうなのですが、それはメンバー4人から引き止められたといい、何度も話し合いを重ねた結果、「『お休みということでいいんじゃないか』と。話し合いの形になったので、(事務所の)所属は所属ですけど、期限が超えたら…。自分もやりたいことが、まだ見つかってないけど、ゆっくり考えたい」
としています。
<↓の画像が、2021年から活動休止することを明かした大野智さんの写真>
大野智さんがメンバーに思いを打ち明けたのは6月16日だったそうで、大阪で仕事を終えた後ホテルにメンバーを集めて色々な話をしたといいます。
そこからメンバーと何度も話し合いを重ね、昨年2月にジャニーズ事務所側に報告し、そこから事務所の人間とも話し合いを重ね、昨年6月に活動休止が決定したそうなのですが、松本潤さん(35)はこれまで様々な活動をする中で、「自分たちがいい形であるうちにグループを閉めるということを実際考えたこともあったし、その話をメンバーにしたこともありました。」
と明かし、大野智さんから話を聞いた時に驚きは無かったと語っています。
また、話し合いを重ねる中でメンバーの思い、今後を考えて、2020年で区切りを付けるのがベストな形だと判断したと明かしています。
大野智さんは4年前の2014年11月に放送された『嵐 15年目の告白~LIVE&DOCUMENT~』(NHK)の中で、「2006年ぐらいから、正直『(事務所を)やめよう』と思った」と告白しており、その理由については今回と同様に、「この仕事をしていたら、できないことに興味を持ち始めちゃった」「単純に自由になりたいみたいな感じ。その気持ちがずっと起きて…」
とメンバーたちに打ち明けていました。
こうした思いを抱え、葛藤しながら2009年ごろまで活動し、結成10周年を迎えて多くのファンらから祝ってもらう中で「我に返った」そうですが、その後2014年には15周年を迎え、その後も活動を続けていく中で以前抱えた思いがふつふつと湧き上がり、このような結果を迎えた様子です。
嵐はメンバーの仲が非常に良く、活動休止の理由についてもメンバーの不仲などではなく、話し合いをする中でケンカになったり、言い合いになることは無かったといい、今後については明言を避けているものの、大野智さんを含めてメンバーそれぞれが嵐の解散はキッパリと否定しています。
嵐は今や国内でもトップクラスの人気を誇るアイドルグループで、まさかこのタイミングで活動休止となるとは思いもせず、ファンたちからは多くの悲しみの声が上がっていますが、2020年末までは引き続き全力で活動していき、2021年以降はグループでの活動は一旦休止とはなるものの、大野智さんを除く4人についてはそれぞれ活動を続けていきます。
また、大野智さんについても現時点で活動休止期間は明らかにはしていないものの、2021年以降についても、「一応、所属という形なので、個人的に思っているのはビジュアルだったり、体型だったりはキープしていこうと思っています。テレビに出なくなるといきなり、老け込んだりするじゃないですか。それは正直、怖い…。4人以上に気をつけて休もうと思います」
と会見で話しており、復帰を見据えた一時的な活動休止とみられます。
活動休止となってしまうのは残念ではありますが、2020年末までの活動や、2021年以降にメンバーそれぞれが新たにどのような姿を見せてくれるのか楽しみにしたいところです。