7月1日・2日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が3日に発表され、ジョニー・デップさんが主演を務める人気シリーズの最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が、初登場1位を獲得したことが明らかになりました。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(全国989スクリーン、公開1週目)の公開2日間の興行成績は、観客動員数が77万1516人、興行収入は10億4827万1900円を記録しています。
現在、累計興行収入が120億円を突破しているディズニーの実写映画『美女と野獣』のオープニング成績を比較すると、『美女と野獣』は観客動員数が72万9114人、興行収入が10億6536万2800円で、興行収入では劣っているものの動員数は約4万人多く、今年国内で公開された洋画の中ではトップの好スタートとなっています。
<ジョニー・デップさん主演『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』>
なお、2011年5月公開の前作『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(800スクリーン、最終興行収入100.2億円)は、公開2日間で観客動員数77万3184人、興行収入12億902万4500円を記録しており、前作からダウンしています。
次いで2位には、嵐・大野智さんが主演、石原さとみさんがヒロインを演じている『忍びの国』(333スクリーン、1週目)がランクインし、観客動員数は40万4500人、興行収入は4億8500万円を記録しています。
<大野智さん主演『忍びの国』>
大野智さんが主演した2011年11月公開の『映画 怪物くん』(446スクリーン、最終興行収入31.3億円)は、公開2日間の観客動員数が43万1,093人、興行収入が5億8,103万8,150円を記録しています。
こちらと比較すると興行収入が1億円近いダウンとなっていますが、公開スクリーン数の差を考えれば十分な好スタートで、現時点では最終興行収入25億円を狙えると予想されています。
3位には、土屋太鳳さん主演し、GENERATIONS from EXILE TRIBE・片寄涼太さん、千葉雄大さんと共演している実写映画『兄に愛されすぎて困ってます』(251スクリーン、1週目)がランクインし、観客動員数14万3000人、興行収入1億6500万円を記録しています。
<土屋太鳳さん主演『兄に愛されすぎて困ってます』>
4位は先週まで公開から3週連続1位だった藤原竜也さん主演『22年目の告白-私が殺人犯です-』(329スクリーン、4週目)、5位は『美女と野獣』(365スクリーン、11週目)、6位は上戸彩さん主演『昼顔』(4週目)でした。
7位は、人気アニメシリーズの最新作『それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!』(196スクリーン、1週目)で、観客動員数8万人、興行収入は8800万円を記録。
8位は先週5位の滝沢秀明さん主演『こどもつかい』(3週目)、9位は先週4位の『ハクソー・リッジ』(2週目)、10位は『劇場版 Free! -Timeless Medley- 約束』(59スクリーン、1週目)という結果でした。
今週の映画ランキングで2位にランクインした大野智さん主演の『忍びの国』については、公開初日に配給元の東宝が、最終興行収入30億円が見込めるロケットスタートを切ったとしていたものの、現時点での数字を見ると30億円超えは厳しそうです。
しかし、『デイリースポーツ』によると、20代~30代だけでなくシニア層や子供も足を運んでいるといい、これから夏休みに入ることで予想を上回るヒットとなる可能性があるため、今後の推移にも注目していきたいですね。
ちなみに、映画の情報・レビューサイト『Yahoo!映画』や『映画.com』でユーザーの評価を見てみると、3日20時時点で『Yahoo!映画』では5点満点中【4.14点】、『映画.com』では【4.1点】を獲得しており、ジャニーズファン以外からも作品を評価するコメントが多く寄せられているのが確認できるため、今後に期待が出来そうです。