9月19日~23日にかけて、復興支援コンサート『ARASHI BLAST in Miyagi』を宮城県利府町のひとめぼれスタジアム宮城で開催した人気アイドルグループ・嵐は、国内トップクラスのファン数を誇るグループで、4日間のコンサートで計20万8,000を動員し、93億円の経済効果をもたらしたと言われていますが、嵐による経済効果は一部で「嵐マネー」と呼ばれ、数年前からは「嵐バブル」という言葉も生まれています。
こうした大きな影響力を持つグループだけに、多くの大手企業が嵐をCMのイメージキャラクターに起用しており、日産自動車、キリンビール、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、日立アプライアンス、日本航空(JAL)などのCMに現在出演し、各企業の業績アップにつながっていますが、大きな効果をもたらすグループだけにやはりCMのギャラも高額だといいます。
ニュースサイト『デイリーニュースオンライン』が報じている記事によると、嵐はグループでのCM起用の場合は1億2,000万円といわれており、これはジャニーズの先輩グループであるSMAPと同額とのこと。
嵐はSMAPよりも年齢が若いことから訴求年齢が幅広いそうで、わいわいと仲の良い雰囲気を出すことが出来る嵐の方が企業からは人気が高いそうです。
また、嵐はグループとしてだけでなく各メンバーが単体でも多くのCMに出演しており、それぞれのCMギャラ事情はどうなっているのか気になるところですが、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長の方針で差を付けたくないということから、一律で5,000万円程度で決まっているそうです。
5人だと1億2,000万円で、1人だと5,000万円と割高になりますが、メンバー単体での出演だとしても広告効果はかなり大きいそうで、リーダーの大野智さんが2013年より出演している久光製薬の鼻炎薬「アレグラFX」は好調な売上を見せており、さらにその後同社の主力製品である「サロンパス」は二宮和也さんが起用されており、こちらも売上が好調とのこと。
<↓の画像は、アレグラFXのCMに出演中の大野智さん>
大野さんが起用された後に、二宮さんが起用された形となっていますが、大野さんがCMに出演し反応があまりにも良かったことから、二宮さんの起用に踏み切ったようです。
<↓の画像は、サロンパスのCMに出演中の二宮和也さん>
その他にも、櫻井翔さんが昨年より出演している花王のシャンプー「エッセンシャル」も好調な売上を見せており、嵐が出演したCMの商品は必ず売れると言っていいほど。
<↓の画像は、エッセンシャルのCMに出演中の櫻井翔さん>
そのため、嵐のメンバーはメディアの調査・分析を行っているニホンモニターが毎年発表している『タレントCM起用社数ランキング』の上位にランクインしており、7月に発表された今年上半期のランキングでは、櫻井さんと相葉雅紀さんは10社で男性部門1位、大野さんと二宮さんは9社で2位、松本潤さんは8社で3位となっていました。
さらに嵐がライブを行えば開催地に大きな経済効果をもたらし、昨年のデビュー15周年を記念したアメリカ・ハワイでのコンサート『ARASHI BLAST in Hawaii』の経済波及効果は22億円と言われ、今年9月に宮城で開催したコンサートは93億円となっており、2013年に元ビートルズのポールマッカートニーさんが来日公演のため、2週間日本に滞在した時の経済効果が100億円とも言われていることから、嵐は相当な影響力を持っているグループだということが分かります。
こうした影響力の大きさからトラブルに発展することも少なくはなく、過去にはJALのCMの舞台になった場所にファンが殺到してしまい、騒動に発展してしまったりするなどしていますが、宣伝効果が非常に大きく、業績アップにも繋がることから嵐のCM出演数が多いのも納得ですね。
その一方で、嵐が出演しているテレビ番組の視聴率は低迷しており、数字を持っていないなどと言われてしまっていますが、これからさらにグループとして成長して活躍する姿を見せてほしいと思います。