嵐の松本潤さんが弁護士役を演じている連続ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)の第8話が5日に放送され、平均視聴率が18.6%(関東地区)と高視聴率を獲得していたことが明らかとなりました。
同ドラマの初回平均視聴率は、今期民放でゴールデン・プライム帯(19~23時)でスタートしたドラマの中でトップとなる15.5%を記録し、第2話で19.1%と大台の20%に迫る高視聴率を記録しており、この数字は今年放送された民放ドラマの中ではトップとなっています。
その後も第3話は16.2%、第4話は16.3%と安定した数字で推移し、第5話は18.9%と2番目に高い数字を記録。
<松本潤さんが主演のTBSドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』>
第6話は13.3%にまでダウンしてしまっているのですが、同時間帯にはフジテレビ系でバレーボール女子の日本対オランダ戦が放送され12.6%を記録するなどしており、これが原因で大きく数字を下げたとみられています。
実際に、翌週の第7話では17.7%と見事に数字が回復し、5日に放送された第8話も18.6%と3番目に高い数字を記録。
今期民放で放送されているドラマでトップとなるのは『99.9』でほぼ間違いないとみられますが、それに続いて好視聴率を獲得しているのは、松本さんと同じく嵐の大野智さんが主演の『世界一難しい恋』(日本テレビ系)で、初回放送からこれまで12%前後の数字を安定して獲得しており、今期は嵐の主演ドラマがワンツーフィニッシュとなりそうです。
<大野智さんが主演の日本テレビドラマ『世界一難しい恋』>
ネット上では以前から、ジャニーズのタレントが主演を務めることに対して批判的な声が多く上がり、『99.9』と『世界一難しい恋』に対しても批判的な声は多く見受けられており、「ジャニーズはもういい」「演技力のある俳優にやってほしい」「内容は面白そうなのにもったいない」といった声が上がっていました。
また、初回放送の時点ではネット上で批判的な声も上がっていたのですが、両ドラマとも好スタートを切り、関心度の高さをうかがわせており、翌週放送の第2話で『99.9』は今年の民放ドラマトップとなる19.1%、『世界一難しい恋』は初回から0.1%アップし、今期2位タイの12.9%を記録。
竹野内豊さんが主演の『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系)も好視聴率を獲得しており、視聴者からの評価も高いのですが、現時点で全話2ケタの視聴率をキープし続けているのは、『99.9』と『世界一難しい恋』の2本だけ。
さらに、今年1月期に放送されたドラマの視聴率を見てみても、SMAP・草彅剛さんが主演の『スペシャリスト』が1月期トップとなる視聴率を獲得しており、次いで2番目はKAT-TUNの亀梨和也さんが主演の『怪盗 山猫』(日本テレビ系)、3番目はTOKIO・長瀬智也さんが主演の『フラジャイル』(フジテレビ系)となっていました。
しかし、ジャニーズのタレントが主演を務めて大コケした作品はいくつもあり、ジャニーズが主演だからといって数字が取れるというわけではないのですが、ジャニーズのタレントを主演に起用すると数字が望める、ヒットできるかもしれないと制作者側が考えても不思議ではなく、これによって、世間から批判的な声もあるものの、ジャニーズを主演に起用した作品は減ることがないのかもしれません。
なお、7月からスタートするドラマでジャニーズが出演しているドラマは、TBS系の火曜22時枠でスタートする武井咲さん主演の『せいせいするほど、愛してる』で、タッキー&翼の滝沢秀明さんが出演。
テレビ朝日系の水曜21時枠で東山紀之さん主演の『刑事7人』第2シーズンがスタート。
フジテレビ系の日曜21時枠では、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さんが主演の『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』がスタートすることが明らかとなっており、7月からスタートするドラマについてもジャニーズのタレントたちが多く出演しています。
中島さんが主演の『HOPE』が放送される日曜21時枠は数字を取るのが難しいと言われており、4月より同枠でスタートした『OUR HOUSE』は、最低視聴率3.8%を記録するなど4%前後の数字を連発。
過去にもこの枠は低視聴率を連発した結果、一度バラエティ枠に変更となっている曰くつきの枠なので、大コケしてしまう可能性は十分考えられるのですが、7月期にスタートするジャニーズ出演のドラマは、どれほどの数字を獲得できるのかに注目したいですね。