嵐のニューアルバム『Are You Happy?』が10月26日に発売され、発売日前日(フラゲ日)の25日付のオリコンデイリーCDアルバムランキングでは、推定売上枚数が31万5,741枚で1位を獲得したのですが、以前リリースされたアルバムと比較すると低下していることが明らかとなりました。
昨年10月に発売されミリオンセラーを達成したアルバム『Japonism』は、初日の推定売上枚数が41万2,826枚を記録し、これと単純比較すると約10万枚売上枚数を落としています。
さらに前に発売したアルバムの初日(フラゲ日)推定売上枚数を見てみると、2014年10月発売の『THE DIGITALIAN』が33万7,380枚、2013年10月発売の『LOVE』が32万7,985枚、2012年10月発売の『Popcorn』が30万2,605枚、2011年7月発売の『Beautiful World』が26万9,854枚となっており、『Are You Happy?』は初日売上枚数が30万枚を突破しているものの、3年前に発売の『LOVE』より低い売上枚数となっています。
<10月26日発売の15thアルバム『Are You Happy?』>
こうした異常事態にある中、ジャニーズ側が緊急告知を行ったことが話題になっているようです。
アルバム発売日の26日に、ジャニーズ事務所の公式ホームページ「Johnny’s net」と所属レコード会社「J Storm」内の嵐のページにて、「嵐ニューアルバムをお買い上げいただきましたお客さまへ 緊急告知!!」として、ニューアルバム『Are You Happy?』の発売、嵐の5大ドームツアー『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』が11月11日より開催されることを記念し、「嵐から皆さまへ感謝の気持ちをご用意させていただきました」と発表。
現時点ではまだ詳細については発表されていないものの、「通常盤の帯裏にある『ユーザーコード』を大切に保管しておいて下さい」とし、今後詳細については11月上旬頃に発表をすると告知しています。
こうしたキャンペーンについては通常、発売前される数ヶ月前から行われるため、発売日にこのような緊急告知をするというのは異例となっています。
嵐はジャニーズ事務所内でもダントツでトップのファンクラブ会員数を誇り、詳細については明らかにされていないものの、ファンクラブの会員番号などから190~200万人はいるとみられており、なぜここまで売上が落ちてしまっているのかその原因が気になるところですが、原因の1つとして挙げられているのは、相次ぐメンバーのスキャンダルによって、ファンが失望してしまったということ。
嵐のリーダーで、グループ内でも特に高い人気を誇る大野智さん(35)は昨年9月、元女優・夏目鈴さん(25)との熱愛同棲を週刊誌『フライデー』によってスクープされ、その後大野さん本人が「僕の軽率な行動でファンの皆様を悲しい気持ちにさせてしまったことを反省し、申し訳ない気持ちでいっぱいです」「もう会うことも一切ございません。」などと謝罪。
さらに、夏目さんとの交際関係については、「写真に載っていた方は友人の1人。同棲という事実は一切なく、お付き合いもしてません」と完全否定したものの、2人はかなり親密な関係にあったとみられることから、大野さんのイメージは大幅にダウンしました。
また、今年7月には二宮和也さん(33)が、フリーアナウンサー・伊藤綾子さん(35)との熱愛半同棲を『女性セブン』によってスクープされており、メンバー5人中2人の女性関係が明らかになってしまったことは、かなり大きな影響を与えているのではないかとみられます。
そうした中で、ジャニーズ側は異例の緊急告知を行ったことにより、ニューアルバム『Are You Happy?』の売上は伸びていくのは間違いないとみられているのですが、6月にオリコンが発表した「オリコン2016年上半期ランキング」(2015年12/28付~2016年6/20付)の「アーティスト別トータルセールス(ATS)」部門(シングル+アルバム+ミュージックDVD+ミュージックBlu-ray Discの売上)では、76.9億円を記録した三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEが1位を獲得。
嵐は昨年上半期1位を獲得したものの、今年は53.4億円(昨年の上半期は59.4億円)で2位という結果になっており、勢いが落ちてきていることを指摘されているのですが、これからどこまで巻き返せるのかに注目したいですね。