昨年11月にデビュー25周年を迎えた『嵐』が、来年春ごろ開催予定のツアーをもって“活動終了”すること、同5月をもってファンクラブも閉鎖することを発表しましたが、活動再開が決まるまでの裏側やリーダー・大野智さん(44)の芸能界引退説を『ピンズバNEWS』(双葉社)が報じています。
嵐は2019年1月に、2020年末をもってグループ活動を休止すること、大野智さんはそれと同時に芸能活動も休止することを発表しました。
大野智さんは会見で、2017年6月中旬にメンバー4人に対して、「2020年をもって自分の嵐としての活動は終えたい」「嵐の20周年、そして2020年という区切りで一度嵐をたたみ、5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか」「一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」と伝えたことを告白し、事務所にもその思いを伝えて何度も話し合いを重ねた末に、2018年6月に活動休止という形で話がまとまったことを明かしました。
活動休止後については、「この世界を離れて、今まで見たことのない景色を見てみたい。普通の生活をこの世界に入ってから経験していないなと。そういうことにも興味がある」「1回ちょっと自分を見つめ直す期間というか。1回立ち止まってみようかなと。」などと語っていました。
そして、活動休止から4年半近く経って嵐の解散が発表されましたが、ピンズバNEWSによると旧ジャニーズ事務所はこれまで大野智さんに対して度々、「何も活動しないでファンクラブ会費だけを取り続けるのは違う。ファンのために再稼働しよう」などと、グループの再稼働を打診していたといいます。
何度も交渉をする中で、旧ジャニーズ事務所サイドが強めの姿勢を見せたことによって、大野智さんと対峙することもあったといい、「そういったとき、二宮和也さん(41)は『リーダーに強要するのは違う』『リーダーが自分からやろうとならない限り再稼働はできない』と間に立ち、大野さんのフォローをしていたといいますね。事務所やメンバーが大野さんのケツを叩くのは“違う”ということですよね。もちろん、二宮さんだけではなく、櫻井翔さん(43)、相葉雅紀さん(42)、松本潤さん(41)同じ気持ちだったはずです。そのため、一時は『嵐の5人vsジャニーズ上層部』といった感じに、両者が対立するような構図にもなっていたとも言われています」
と、レコード会社関係者が裏側を明かしています。
メンバーとの事務所上層部の意見が対立する中で、2023年に入ってジャニー喜多川さんの性加害問題が大きな波紋を広げ、同年9月に嵐を手掛けていた藤島ジュリー景子さんが社長を引責辞任し、同年10月に社名を『SMILE-UP.』へ変更、その後2024年4月から『STARTO ENTERTAINMENT』が旧ジャニーズタレントのマネージメントを手掛け、嵐はグループで『株式会社嵐』を設立し、STARTO社とは専属ではなくエージェント契約を結ぶ形にしています。
メンバー個人では、二宮和也さんと松本潤さんが独立し、STARTO社に所属しているのは大野智さん、櫻井翔さん、相葉雅紀さんの3人となっています。
昨年から嵐は新たな体制となったことで、メンバー5人の意見をまとめ、株式会社嵐の代表・四宮隆史弁護士がSTARTO社と今後の活動について交渉する形になり、再稼働に向けて話が進んでいったそうです。
前出のレコード会社関係者は、「2022年の夏、櫻井さんと相葉さんが宮古島を訪れ、大野さんが手掛けるリゾートを見に来ていたという報道もありましたからね。櫻井さんと相葉さんが再稼働の話し合いの中心となり、二宮さんが大野さんをフォローし、松本さんは嵐全体の今後や演出について考えるという、“5人で嵐”という思いを貫いたメンバーの固い絆があったからこそ、一時は絶望視されていた再稼働が実現したのでは」
と推測しています。
そして、気になる大野智さんの今後については「芸能界から完全に引退するのでは」とし、そうした決意のもとで活動休止中には肩から腕にかけて、旧ジャニーズ時代には基本的にNGとされていたタトゥーを入れたとみられるといい、「『女性セブン』の記事によると、ラストツアーでも大野さんはタトゥーを消すつもりはないといいます。大野さんは来春のラストツアーで自身の芸能人生に終止符を打ち、本格的に第2の人生を歩んでいくつもりで、それが“タトゥーを消さない”という決意にも表れているのかも、と……。ただ、ラストツアーまでには、大野さんのさまざまな形での稼働があるとも聞こえてきています」
と同関係者は語っています。
<↓の画像が、腕にタトゥーを入れた大野智さんの写真>
これにネット上では、
- 自由になりたい人にたびたび打診しちゃ自由になれないじゃない 来春以降は自由にしてやって
- 嵐が消えてなくなる訳じゃない 綺麗にここまで持ってきてくれてファンとしては感謝しかない
- ちゃんと最後、皆が揃う姿見せてくれて嬉しい。大野君推しとしては、勿論幸せでを第一ですが本音を言えば完全引退という形を取らないで、明菜ちゃんみたいに何年か一度顔を見せてくれると嬉しい。
- 本音を言えば、大野君がいなくても嵐として活動して欲しいし、また大野君が気が向いた時に芸能界にたまーに顔を出して欲しい。
- 今回の大野くんの決断はすごいと思う一方、心の方が心配。またムリのないように最後を迎えて欲しい。そして本当の平穏な生活に戻って欲しいと願うばかり。
- 大野くんは活動休止後も、本当の意味での自由はなかったと思う。いつか何らかの活動はしなければならないことに縛られていただろうから フェードアウトもできず、モヤモヤしてたのではないかな。
今回のFC向けの動画でもやはり年月の流れは感じた。でも決めたからにはあと1年頑張ってやり切って、あとは思い通りに生きてほしいなと思う。
などの声が上がっています。
大野智さんは2014年放送の特番『嵐 15年目の告白~LIVE&DOCUMENT~』(NHK)で、「2006年ぐらいから、正直『(事務所を)やめよう』と思った」と告白しており、事務所を辞めようと思った理由については、このままアイドル活動を続けていたらできない活動に興味を持ったことや、何よりも自由になりたいとの思いが芽生えたと語っていました。
そうした気持ちを抱えながら2009年ごろまで活動し、結成・デビュー10周年を迎えて多くのファンに祝福してもらう中で“我に返った”とも語っていたのですが、2014年に15周年を迎え、その後も将来について考える中で、2017年6月にメンバーを集めて「5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか、何事にも縛られずに自由な生活がしてみたい」と、正直な気持ちを告白したとのことです。
大野智さんはその思いを伝えた時点で、事務所を辞めないとケジメがつかないとも考えていたことを明かしていたのですが、メンバー4人に引き止められ、その後の話し合いで「お休みということでいいんじゃないか」と提案されたことによって、事務所に籍を残す形になったといいます。
ただ、大野智さんは活動休止を発表した時点で今後について、「所属は所属ですけど、期限が超えたら…。自分もやりたいことが、まだ見つかってないけど、ゆっくり考えたい」と語っていました。
このように語っていた記者会見から6年経って、ファンクラブで公開のメッセージ動画で久しぶりに近影を披露しましたが、これから芸能界に完全復帰するとの情報は一切ないですし、活動休止中にはタトゥーを入れたり、沖縄・宮古島にバーやリゾート施設をオープンするなど、新たな事業を開始しているとも報じられているので、ツアー終了をもって完全引退となったとしても全く不思議ではありません。
しかし、大野智さん本人がどのような気持ちで活動再開を決めたのか、今後についてどう考えているのかは定かではなく、来年ツアー開催にあたってメディアのインタビューを受ける機会があるでしょうし、現在の心境などをどのように語るのか注目したいです。
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- https://pinzuba.news/articles/-/10685
- https://www.yomiuri.co.jp/feature/20190128-OYT8T50026/