今年も大活躍した人気アイドルグループ・嵐が、23日に発表された『第48回オリコン年間ランキング2015』(集計期間=2014年12/22付~2015年12/21付)の「アーティスト別トータルセールス」部門の年間1位となったことが明らかになりました。
嵐はこの1年でシングル、アルバム、音楽DVD・ブルーレイなど音楽ソフトの総売り上げ金額が約143億3,000万円、総売り上げ枚数は約399万枚を記録し、2013年から3年連続1位となりました。
また、今年は全16部門(新人賞3部門を除く)中11部門で1位を獲得しており、これは昨年自身が記録した10冠を上回り、史上最多となっています。
嵐がトータルセールスで1位を獲得するのは今回で5度目で、これは通算4度の記録で並んでいた中森明菜さんの記録を1987年以来28年ぶりに上回る快挙となっており、これによって、男女グループ・ソロを含めて全アーティストの中で歴代トップになりました。
ちなみに、嵐に次いで今年2位にランクインしたのは、シングルセールス部門で6年連続年間1位を獲得したAKB48で、約663万8,000枚を売り上げ、総売上金額は約112億9,000万円、3位は三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEで総売上枚数は約223万8,000枚、総売上金額は68億6,000万円。
4位にはKis-My-Ft2がランクインし総売上金額は約57.8億円、5位は関ジャニ∞で54.7億円、6位は乃木坂46で44.9億円、7位はDREAMS COME TRUEで約33.1億円、7位はμ’s(ミューズ)で約31.5億円、9位はMr.Childrenで約30.5億円、10位は東方神起で約28.9億円となっています。
【アーティスト別トータルセールスランキング】
(※シングル+アルバム+音楽DVD+音楽Blu-ray Discの総売上額)[ ]内は総売上枚数
1位:143.3億円[399.0万枚]/嵐
2位:112.9億円[663.8万枚]/AKB48
3位:68.6億円[233.8万枚]/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
4位:57.8億円[195.9万枚]/Kis-My-Ft2
5位:54.7億円[158.5万枚]/関ジャニ∞
6位:44.9億円[238.4万枚]/乃木坂46
7位:33.1億円[86.4万枚]/DREAMS COME TRUE
8位:31.5億円[80.1万枚]/μ’s
9位:30.5億円[60.7万枚]/Mr.Children
10位:28.9億円[61.3万枚]/東方神起
そして、今回3年連続5度目の年間1位を獲得した嵐が受賞した各部門の内訳を見てみると、10月にリリースしたアルバム『Japonism』が98.2万枚の売り上げを記録し、「アルバム作品別売上枚数ランキング」で2013年以来2年ぶり5度目の年間1位を獲得。
音楽映像作品部門では、4月リリースのDVD『ARASHI BLAST in Hawaii』が36.1万枚を売り上げて「ミュージックDVD作品別売上枚数」で7年連続1位。
7月リリースのブルーレイ『ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN』が31.4ッ万枚の売り上げ、「ミュージックBD作品別売上枚数」で2年連続の1位を獲得し、同部門の2年連続受賞は2009年にランキング発表を開始してから史上初となります。
嵐の各メンバーはコメントを寄せており、相葉雅紀さんは「本当にたくさんの方々に嵐の音楽を楽しんでいただけたことが、とてもうれしいです」、松本潤さんは「今年制作した嵐の音楽作品を多くの方々が聴いて、見て、共感してくださっているとしたら、これほどうれしいことはありません」、二宮和也さんは「聴いてくださった方々のおかげと心から思っております」と感謝のコメント。
また、大野智さんは来年に向けて「2016年も音楽を通して、ファンの皆さんの記憶に残る作品を作っていけたら」といい、櫻井翔さんは「このような栄えある賞を、来年2016年のさらなる成長への励みとし、より一層、多くの方々に楽しんでいただけるよう活動していきたいと思います」と気持ちを新たにしています。
これに対してネット上での反応を見てみると、
- 凄すぎる…嵐を超えるアーティストなんて未来永劫出てこないかもなぁ
- ファンの多さは認めますが、彼らと楽曲で勝負するミュージシャンとを同列に論じるのは違う気がする
- これ程中身の無い記録も凄い。せめて記憶に残る1曲くらい出せよ
- これだけ売れてるのは凄いと思うけど、嵐関連の物は一つも持ってないし、曲も分からない
- 嵐のCDに握手券付けたら1000万枚くらい売れるんだろうな
- ある意味、中森明菜もすごい!
- コンサートもチケット取れないくらいだから、本当に人気あるんだろね~。AKBはコンサートがら空きらしいね!!
- 嵐は特定の人が好きというわけじゃないが、元気になれる曲が多いのでよく聴いてる。そういう人多いんじゃないかな
などのコメントがありました。
AKB48は特典商法によって圧倒的なシングルセールスを記録していますが、嵐はアルバムやDVD・ブルーレイ作品がトップを独占しており、こうしたところで総売上金額に大きな差が生まれたようですね。
嵐がこうしたランキングでトップを記録することに対し、批判的な声も多く上がって入るのですが、現在の嵐人気は凄まじいものがあり、AKB48等のグループとは違い人気が上がり続けていることから、このような結果になったのも納得です。
嵐はついにアーティスト別トータルセールで5度目の1位を獲得し、歴代トップとなったわけですが、これからどこまでこの記録を伸ばし続けるのかに注目したいですね。