俳優業への専念を理由に、11日をもって『Hey! Say! JUMP』を脱退した岡本圭人さん(おかもと・けいと 28歳)が、父親で元『男闘呼組』の俳優・岡本健一さん(51)と舞台初共演することが発表され、ファンからは様々な声が上がっています。
岡本圭人さんと父・岡本健一さんが共演する舞台は、8月30日に開幕する『Le Fils(ル・フィス) 息子』という作品で、2人は親子役を演じます。
2人は過去にカウントダウンライブなどで共演歴がありますが、舞台で本格的に共演するのは今回が初といい、岡本圭人さんは初めてストレートプレイ(ミュージカル以外の演劇)に挑戦し、初の単独主演を務めるとのことです。
<↓の画像が、舞台初共演する岡本圭人さん、父親・岡本健一さんの写真>
『Le Fils 息子』で主演の岡本圭人さんが演じるのは、両親の離婚によって全ての意欲を失い、学校も退学になってしまう17歳の青年・ニコラ役で、岡本健一さんは青年に改めて向き合おうとする父親・ピエール役を演じます。
主人公は父親と再婚相手、年が離れた幼い弟と一緒に生活する中で、悩み、傷つきながらも自分を再発見し、距離を置いていた父親とも向き合っていき…というストーリー展開になっています。
その他に、ニコラの実母・アンヌ役を若村麻由美さん、ピエールの再婚相手・ソフィア役を伊勢佳世さん、医師役を浜田信也さん、看護師役に木山廉彬さんが起用され、公演は東京だけでなく、長野、新潟、石川、兵庫、高知、福岡、宮崎でも行われます。
『Le Fils 息子』はこれまでに世界13ヶ国で上演され、高い評価を受けている作品で、若手劇作家のフロリアン・ゼレールさんが脚本、ラディスラス・ショラーさんが演出を手掛け、今回が日本では初演となります。
フロリアン・ゼレールさんが手掛ける『家族三部作』の3作目にあたり、2作目の『Le Pere 父』は昨年、ハリウッド俳優アンソニー・ホプキンスさん主演で、『ファーザー』のタイトルで映画化されており、『アカデミー賞』の6部門にノミネートしていました。
また、『Le Fils 息子』の映画化も決定しており、父親役にはヒュー・ジャックマンさんが起用されています。
そんな作品の主演に抜擢された岡本圭人さんは、「僕がこれまで歩んできた人生と、主人公ニコラの人生とが重なり、彼の心情や言葉がまるで自分のことのように痛いほど理解することができました。(中略)もしかしたら世界中にいるニコラのような子、そしてその家族を救うことができるかもしれないと思いました。演出家のラディスラス・ショラーさん、大先輩でもある父・岡本健一や若村麻由美さんを始めとするキャストの皆様、そして素晴らしいスタッフの皆様と共に、『Le Fils 息子』の物語に生命を吹き込めるように、全力を尽くします」
などとコメントしています。
一方の岡本健一さんは、「私は、この作品を読む度に心が打ち砕かれて、ページが進まなくなり、思考回路が止まってしまうような場面がいくつかありますが、稽古に入る頃には克服しているでしょう。私達は様々な状況の中で生活していますが、これからを生きて行く世代の為にも、出来るかぎり沢山の方々に、この作品を伝えなければならないと思っています。劇場では感染対策を万全にしていますので、どうかお身体を大切に健康でいて、血の繋がった父と息子が織りなす、ある家族の物語の生活を、劇場にて公然と覗き見て下さい。」
と呼びかけています。
そして、舞台での親子初共演発表に対してネット上では、
- 頑張ってください!どんな圭人君になったのか観に行きたい。無事開幕しますように
- もう親子でユニット組んじゃって下さい!
- 結局、パパと一緒か
- ただのバーターだよね
- ここまで親の七光りだとむしろ清々しいわ
- 七光りどころか親御本人登場パターンか。凄いな。もう28歳なのに、プライドとかもなさそうだな。
- こんな事したら余計にコネだと思われるのに
- ジャニーズでデビュー出来たのも親のコネとしか思えないのに、グループ脱退して俳優、いきなり主演かぁ
- 俳優に専念と言っても初っ端からパパの力を借りてるようでは…
- 脱退後すぐ親子共演って、やっぱりお父さんの力借りないと出てこれないんやなーって感じやね
- 最初に、親子共演のカードを使うのか。何だかんだ言いつつ、過保護だね。
- 健一さんはメリーさんから好かれてるから、特別扱いでいいですねぇ。
- JUMP脱退後、注目の初主演舞台が父親とって、復帰1発目だから親子の話題性なしで勝負してほしかったなー
- 岡本くん脱退後初の仕事も、相変わらず自分で取ってきた訳ではなく、親の力で取ってきてるの元メンバーはどう思ってるんだろうって考えてしまうな。
などの声が上がっています。
岡本圭人さんは2018年9月からアメリカの有名演劇学校に留学し、学校を卒業後はグループに復帰するとしていたのですが、留学中に「『役者』として歩んで行きたい」との思いが強くなり、メンバーたちとも話し合いを重ねてもその意志が変わらず、グループに復帰することなく脱退となりました。
ただ、ジャニーズ事務所に籍を置いたまま俳優として活動していくとし、突然のアメリカ留学に加えて、グループ脱退後もジャニーズに残留という異例の待遇の背景には、岡本健一さんの影響もあるとも囁かれています。
真相は不明ながら、Hey! Say! JUMPを脱退後すぐに主演舞台が決定、そして初の親子共演が実現となっており、こうした待遇に対して疑問や批判の声が上がるのは仕方がないかもしれません。
舞台が開幕する前から、この親子初共演を巡って物議を醸していますが、Hey! Say! JUMPを脱退し自身初の主演舞台となるので、是非とも留学の成果を見せてほしいですね。