『Hey! Say! JUMP』のメンバー・山田涼介さん(23)が主演の月9ドラマ『カインとアベル』(フジテレビ系 月曜21時)が、打ち切り終了することなどを夕刊紙『日刊ゲンダイ』が報じています。
フジテレビ関係者が「今期の月9ですが、予定より1週間早く終わるそうです。ええ、実質上の打ち切りです」と話しているといい、1話分カットされるようです。
その原因はやはり視聴率の低迷にあり、初回平均視聴率は月9史上最低となる8.8%(関東地区)を記録し、第2話は8.6%、第3話は6.9%にまでダウン。
第4話は7.0%、第5話は7.6%、第6話には天海祐希さん主演の『Chef ~三ツ星の給食~』に出演中の川口春奈さんが、スペシャルゲストとして出演したこともあって初回を超える9.0%を記録し、最新話の第7話は8.8%と、話が進むにつれて数字は回復してきたものの、1度も10%を超えておらず期待を裏切る結果となっています。
月9枠は、かつてフジテレビを代表するドラマ枠で、20%、30%台の高視聴率を獲得するようなドラマを数多く放送していたものの、近年は10%を下回ることも珍しくなく、今年4月期に放送された福山雅治さん主演の『ラヴソング』が、第6、7話で月9史上最低となる平均視聴率6.8%を記録し、さらに全10話の期間平均視聴率も約8.5%で月9ワースト記録を更新しています。
このような結果によって月9の価値は失墜しており、タレント側が出演オファーを受けたがらなくなってしまったとも言われており、『カインとアベル』もキャスティングに難航していると噂されていました。
そうした中で、Hey! Say! JUMPの中でトップクラスの人気を持つ山田涼介さんが初めて月9主演を務めることが決定したわけなのですが、案の定大コケしてしまい、1話分カットされることが決定したようです。
また、『日刊ゲンダイ』が報じているところによると、来年1月期に放送の月9もキャスティングであるトラブルが発生しているそうです。
各テレビ局では、来年1月にスタートするドラマのタイトルや出演者を続々と発表しており、フジテレビも来年の火曜21時のドラマ枠でSMAP・草彅剛さん主演の『嘘の戦争』、木曜22時の木曜劇場枠で香里奈さん主演の『嫌われる勇気』を放送することを発表しています。、
しかし、現時点で月9と日曜21時のドラマ枠で来期放送される作品については発表していないのですが、来期の月9で主演する予定だった俳優・竹野内豊さん(45)が降板してしまったといいます。
これについては箝口令が敷かれているそうで、関係者はこぞって話したがらないそうなのですが、事情通は「すでにクランクインしていたにもかかわらず、権利関係で揉めたとか。前代未聞の事態を乗り越えようと関係者は駆けずり回っている。」と裏事情を明かし、「テーマは変えずにキャスティングを変更し、どうにか形にしようと模索しているようです。現場はてんやわんやです。」と、現在は混乱状態になっているとのことです。
そして、これに対してネット上では、
- ドラマの内容が面白ければ数字も良いと思うんだけど…。冗談抜きでいっその事、昔のドラマを流した方が数字取れると思うよ…。
- 月9だろうが何だろうが、面白ければ見るしそうでなければ見ない、ただそれだけ。今期のドラマは月9以外は軒並み面白いと思うので、単にフジの能力がないだけかと。
- 事実なら 竹野内豊は降りて正解。月9なら 福山ドラマの二の舞になるし。
- ジャニや定番役者とかに頼りすぎ。もっと内容に重視したら?
- 最近のフジのドラマで見たいと思うドラマがひとつもない。TBS、テレ朝、日テレのドラマは全てではないがひとつふたつは必ずある。フジはもうダメだろうな。
などのコメントが寄せられています。
全10話予定だったのが9話で終了となるのか、全11話予定だったのが10話で終了するのかどうかは定かではありませんが、ドラマの脚本、演出、キャスティングに対して批判的な声が多く上がっており、全く話題にならず数字も低迷したままということから、打ち切りもやむを得ないでしょうね。
フジテレビの亀山千広社長は10月に行われた定例会見で、月9ドラマ枠の撤退について聞かれると「みじんも考えておりません」といい、「話題作りを含め、数字以外にも見られている。(営業面でも)それなりの評価をしてもらっても良いのでは」と語っていたのですが、一向に数字が上がらずに低迷が続いており、それに加えてキャスティングも難航し、月9の有力スポンサーだったTOYOTAがスポンサーを降りるという話も出てきているため、月9ドラマ枠の撤退を考えた方がいいかとも思います。