2018年5月に強制わいせつ事件を起こしてジャニーズ事務所を退所し、2020年11月に酒気帯び運転事故で罰金35万円の略式命令を下された元『TOKIO』山口達也さん(50)の近況を、10日発売の週刊誌『週刊文春』が伝えています。
週刊文春によると、ジャニーズ事務所を退所後にアルコール依存症と診断された山口達也さんは現在、アルコール依存症者の世界的な自助グループ『AA(アルコホーリクス・アノニマス)』で活動しているといいます。
記事ではAA関係者が、「山口さんは1年ほど前から参加しています。当初はサングラスをかけてマスク姿でしたが、今は顔も隠さず堂々と発言している。朝6時半からミーティングに出席するほど熱心で、時には進行役を買って出ることも。参加者の告白にうんうんとうなずいてメモを取るなど真面目に取り組み、女性の参加者の間では『素敵だよね』と囁かれている人気者です」
と明かしています。
そんな山口達也さんはミーティングで過去を振り返り、「(アルコール依存症が原因で)ほんとに全部無くなった。その前から底についていたのに気付かず、自分で掘って、また底に落ちてを繰り返していた。」
などと語っていたそうです。
山口達也さんはアルコール依存症からの脱却を目指して、千葉県内にある専門病院に数ヶ月入院して禁酒プログラムなどに参加、他の患者たちと交流する中でAAの存在を知ったとのことです。
AAで山口達也さんと同じミーティングに参加した男性によると、山口さんは「ここ2年ほどはアルコールを飲んでいない。日々の積み重ねで今がある」と語っていたほか、「今はニートだけど、いずれは前職に復帰したい」と、芸能界復帰への思いも明かしていたそうです。
週刊文春の取材に山口達也さん本人は、「私はアルコール依存症です。自分勝手に生きてきたということを、全て失ってから気づきました。酒をやめなければ死んでしまうと思った。そのためなら何でもしようと心に誓った」
と告白したとのことです。
山口達也さんはTOKIOを脱退、ジャニーズ事務所を退所してから1年後の2019年に『女性セブン』の取材に応じ、当時はお寺に通って木の伐採をしていることを明かし、お酒もやめて規則正しい生活を送っているとのことでした。
<↓の画像は、2019年に女性セブンの取材に応じた山口達也さんの写真>
しかし、2020年9月に大型バイクを運転中に警察官が運転する車に追突、呼気検査をしたところ基準値の5倍近いアルコールが検出されました。
その後の取り調べで山口達也さんは、数時間前に記憶が無くなるほどお酒を飲み、起床した時点で体にアルコールが残っていることを自覚しながらバイクを運転したとのことでした。
この事件で山口達也さんは略式起訴され、その際にコメントを発表し、「第2の社会人生活を送るため、アルコール依存症を克服しようと努めて参りました。しかしながら、今回の飲酒運転という行動については、アルコール依存症以前の問題であって弁明の余地はなく、真摯にその罪を償っていく所存です。多感な時期の子供を持つ親としての自覚の下、再度専門医のご指導を仰ぎ、これ以上信頼を裏切ることのないよう努めて参ります。」
としていました。
また、身元引受人となった山口達也さんの兄もコメントを出し、「本人がアルコール依存症を克服し、再び社会生活を送る為の力となれますよう、今まで以上に支えて行きたいと思います。」
と、引き続きサポートしていくと誓っていました。
この事件から2年が経とうとしていますが、アルコール依存症を治すために自助グループで活動し、断酒も続けられているということに一先ずホッと一安心しました。
ただ、薬物依存と同様にアルコール依存もそう簡単に治るものではなく、今後またふとしたタイミングで手を出してしまう可能性もありますし、芸能界復帰に関してもかなりハードルは高いと思いますが、今もなお山口さんの復帰に期待する声は多いことから、TOKIOのメンバーたちと再会できるように、引き続きプログラムに参加してアルコール依存症を克服できるよう頑張ってほしいです。
また、現在はハワイに暮らす長男・Shotaroさん(本名=高澤笑大郎 14歳)が6人組グループ『Crossing Rain』で活動していますが、いつか親子共演する姿も見せてほしいですね。