女子高生に対する強制わいせつ行為で書類送検され、不起訴処分(起訴猶予)となった山口達也さん(46)が6日付で、1988年から約30年にわたって所属していたジャニーズ事務所から契約解除(クビ)されたことが明らかとなり、全ての出演番組からの降板なども決定し、山口さんは表舞台から完全に姿を消すことになりました。
しかし、山口達也さんに関する報道はその後も続き、様々なメディアが山口さんの酒癖や女癖の悪さなどを伝えているのですが、9日発売の週刊誌『週刊文春』は、山口さんと被害者の女子高生が出会った番組『Rの法則』(NHK Eテレ 毎週月曜~木曜18時55分)の裏側を報じています。
『Rの法則』は2011年3月末からレギュラー放送がスタートした番組で、山口達也さんが司会を務め、その他に「R’s(アールズ)」と呼ばれる中学~大学生(主に10代)がレギュラー出演し、中高生や10代の若者たちが興味を持っている様々な話題をR’sメンバーがリサーチしてランキングを作成し、出演者たちでトークを繰り広げる内容となっていました。
<↓の画像は、山口達也さんが司会を務めていた『Rの法則』出演者たちの写真>
歴代のR’sメンバーの中には、ジャニーズJr.、乃木坂46、AKB48、SKE48、私立恵比寿中学、アイドリング!!!など、アイドルたちも数多く出演していたのですが、『週刊文春』の報道によると、『Rの法則』は業界内で「合コン番組」「出会い系番組」などと揶揄されていたそうで、出演者同士のカップルが何組も誕生していたといいます。
番組が放送開始してから数年は乃木坂46のメンバーも出演していたのですが、「風紀が緩すぎる」という理由で番組から撤退したと言われているそうで、芸能事務所側としては「なるべくタレントを出演させたくない番組の一つだった」と関係者が語っています。
このように業界内では悪い評判が出ていたため、『Rの法則』の打ち切りが7日に正式発表されたものの、山口達也さんと被害者の女子高生が出会った番組だということは間違いなく、NHKの責任は免れないとも前出の関係者は指摘しています。
また、『Rの法則』の元出演者は「一番気になったのは、“山口さんはどうやって被害者の連絡先を知ったのか”ということです。というのも、あの番組では表向き『出演者同士の連絡先交換は禁止』だからです」と語っているのですが、被害者のAさんは警察の取り調べに対して、「『Rの法則』のスタッフに言われて、山口さんと連絡先を交換した。山口さんに興味はなかったけど、LINE交換をすることになった」と証言しているとしています。
Aさんの証言によれば、NHKのスタッフ自らが番組のルールを破り、番組司会者の山口達也さんに連絡先を教える形になったといい、それから約2ヶ月後の2月12日20時ごろに山口さんは自宅に16歳の女子高生を呼び出し、無理やりキスをするなどの強制わいせつ行為に及んだとのことなのですが、これらの証言を入手した『週刊文春』の記者は、『Rの法則』の石塚利恵チーフプロデューサーに直撃取材を敢行しています。
まず、Aさんが「番組スタッフに言われて、山口さんと連絡先を交換した」と証言していることについて質問すると、「そこは私も把握できていないので、回答しかねます。(2人が繋がった)原因も含めて確認しているところです」と回答し、同じ質問をNHK広報局にも行ったところ、「出演者に対しては、法令違反、公序良俗に反する行為、NHKの信用を毀損する行為をしないよう契約で定めています」と答えたとしています。
なお、『週刊文春』はこの他にも今回の事件の詳細、『Rの法則』の知られざる舞台裏、別の女性による山口達也さんの淫行に関する証言を伝えるとしています。
そして、この報道に対してネット上では、
- こんなNHKに毎月受信料を払う意味が全く分からない
- 今回の引き金を作ったスタッフも同罪
- この番組がなかっても早かれ遅かれ痛い目にあってたんだろう。今回は最悪な場合のケースに陥ってしまったということ
- 表沙汰になってないこともいっぱいありそう。JK斡旋番組って言われても仕方ないわ。
- まだまだ余罪があるんじゃないの?だからジャニーズ事務所も解雇せざるを得なかったんじゃないのかな?って思ったりもする。
- この事件で1番山口さんに責任を押し付けたかったのはNHKだったでしょうね。若い子達が沢山出演する番組だからこそ、しっかり規制しなきゃいけなかったのに連絡先を交換出来る状態にしていた。若い子が在籍している事務所にも示しがつかないものね。山口さんに責任を全部背負ってもらって胸を撫で下ろしてるんじゃない?どの番組もNHKを責める言葉はなかったしね。
- Rの法則ってゲスの元カノで未成年飲酒してたほのかりんも出てたよね。山口達也以外にも続けてたら色々と、また出てきたんじゃない?今回のスタッフもそうだし、怪しい番組。
などのコメントが寄せられています。
山口達也さんの事件は4月25日に報じられたため、ゴールデンウィーク明けにも各週刊誌が新たな情報を出すだろうと予想されていたのですが、予想通りの結果になっていますね。
山口達也さんに問題があることに変わりはありませんが、もし本当に番組スタッフが女子高生に対して山口さんとLINE交換するように促していたとしたら、これはかなり大きな問題となり、NHKは『Rの法則』の打ち切りを早々に決定し幕引きを図ろうとしているものの、今後第2の騒動が勃発という可能性も十分ありそうです。
『週刊文春』は9日発売号で、番組の知られざる舞台裏などについて報じるとしているので、果たしてどこまで報じているのかに注目ですね。
また、『週刊新潮』も同日発売号で山口達也さんが起こした事件の詳細を報じることが明らかになっており、事件当日に被害者のAさんに対してどのような行為をしたのかを伝えるとしています。
山口達也さんは2月12日に1人で酒を飲み、「電話で話すよりも家に来て話さないか」と女子高生を誘い出したと会見で明かしていたのですが、捜査関係者によれば、「1人で行ったら絶対に強姦される」と危険を察知したAさんは知人の少女に事情を話し、付いてきてもらうことにしたそうです。
山口達也さんの自宅マンションは東京・六本木にある27階建ての超高級タワーマンションで、20時ごろにマンションに到着した2人は部屋に入ると、甘い缶酎ハイを飲むよう勧められたものの、2人は口に付けるだけで飲むふりをしていたそうなのですが、突然山口さんがAさんに近づき無理やりキスをしようとしたとのことです。
<↓の画像は、『日刊ゲンダイ』掲載の山口達也さんの自宅マンション写真>
これに対してAさんが顔を背けると、山口達也さんの唇が頬に触れ、そこから顔面を舐め回した上で、腕、腰、胸を触ってソファに押し倒そうとし、その間には「やらせろ」などと卑わいな言葉をかけ続け、強姦寸前の状態にあったといいます。
このような状況から何とか逃げ出したAさんは母親に連絡、すぐに警視庁麻布署へ被害届を提出し、Aさんの顔からは山口達也さんの唾液が採取されたそうです。
さらに、『週刊女性』は山口達也さんの酒癖の悪さなどを報じており、2016年夏に元妻との離婚を発表した山口さんはその前後から酒癖の悪さに拍車がかかり、ジャニーズの後輩や仕事仲間らと飲んだ際には、強い酒を無理やり飲ませたり、物を投げたり、他の客に絡むという酷い状態だったといいます。
また、数年前からは月曜と水曜にレギュラー出演していた情報・ニュース番組『ZIP!』(日本テレビ系)の飲み会で、女性スタッフをお持ち帰りすることもあったといい、テレビ局関係者は「出張がある場合は女性スタッフと2人きりでは行かせず、必ず男性スタッフも同行させるよう指示もあったとか」と語っています。
これだけでなく、CM撮影の打ち上げでスタッフらとカラオケに行った際には、広告代理店の美人女性の隣に座り、自身の下半身部分にジャケットをかけ、女性に股間を触らせていたという衝撃的な話も伝えています。
この他のメディアも、『ZIP!』で共演していた女優・北乃きいさんも遊びに誘っていたという噂や、同番組のレギュラーだった当時17歳のJKアイドルと連絡先を交換し、衣装部屋と称したマンションに呼んで交際していたという噂、当時19歳だったAKB48・峯岸みなみさんのことを気に入り、毎日のようにデートに誘っていたという噂など、女性関係の様々な噂話が報じられています。
あくまでも噂レベルのものが多いのも事実ではあるのですが、このような話が相次いでいることで山口達也さんのイメージは急落しており、今後芸能活動を再開するのは非常に困難な状態になりそうです。