強制わいせつ行為で書類送検されたTOKIO・山口達也さんの弟で、プロレスラー・ミュージシャンのKouzyさん(コージー 本名=山口公次 39歳)が29日、情報・ニュース番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系 日曜22時)の取材に対してコメントしました。
謝罪会見から2日後の28日に『Mr.サンデー』はKouzyさんに取材を敢行し、山口達也さんが起こした事件に対して「被害者の方、被害者の家族の方に、心より深くお詫び申し上げます」と頭を下げて謝罪し、「今でもちょっと信じられなくって。でも犯してしまったことなので、心に刻んでもらいたいと思います」と涙ながらに語っていました。
<↓の画像が、『Mr.サンデー』の取材を受けた山口達也さんの弟・Kouzyさんの写真>
山口達也さんにはアルコール依存症の疑いがありますが、Kouzyさんは「僕ともそうですけど、家族の中ではお酒を飲むことはなかったので。だから…ちょっと信じられないです」と心境を明かし、山口さんに対してかける言葉を聞かれると、「僕自身、心の整理がついてなくて。何を声かけていいのか、まとまってないので。しっかりまとまってから、落ち着いた時に連絡したいと思います」と答えていました。
直撃取材に対してこのように語ったKouzyさんは2015年の『デイリースポーツ』の連載では、「僕ら兄弟は、同じ親から生まれてもこんなに違うかっていうくらい性格も違う」「山口家の家訓じゃないけれど、『人に迷惑かけるな。自分が痛い思いをしたり怖い思いをするのは仕方がないけれど、人にそういう思いは絶対させてはいけない』って言われていました。あらためて両親にありがとうって言いたいですね」
などと綴っていました。
30日付の『デイリースポーツ』によると山口達也さんは謝罪会見後、心身の不調からの回復や断酒、肝臓の数値改善を目的に入院し、ジャニーズ事務所側は両親にサポートを要請したそうで、今後は両親からサポートを受けながら体調の回復などを目指していき、精神面などを徹底的に見直していくとのことです。
『Mr.サンデー』の取材に応じたKouzyさんは3人兄弟の三男(山口達也さんは次男)で、プロレスが大好きな山口達也さんと一緒に子供の頃からプロレス中継を見ており、プロレスラーになることが夢だったといいます。
しかし、体が小さかったことでプロレスラーになるという夢は一度諦め、15歳の頃にTOKIOのコンサートを見に行った際にジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長から「ユー、スケボー乗れる?CM出てよ」とスカウトされたものの、親が反対したことで事務所には入らず、その後は音楽の道に進んでいきました。
<↓の画像は、山口達也さんの弟・Kouzyさんの写真>
ミュージシャンとしては、『The Seventh Sense』、『Boy Meets Girl』、『the CYCLE』などのバンドでボーカル、ギターを担当し、2011年2月にプロレス団体『暗黒プロレス組織666(トリプルシックス)』が主催の音楽とプロレスのコラボイベントに出演すると共に、プロレスラーとしてデビューを果たしました。
その一方ではミュージシャンとしての活動も続け、『X JAPAN』の元ベーシスト・TAIJIさんらが結成したバンド『TSP』で2013年からボーカルを務めていましたが、2016年10月に健康上の理由によりバンドを脱退しています。
<↓の画像は、Kouzyさんがボーカルを務めていたバンド『TSP』のメンバー写真>
そんなKouzyさんが『Mr.サンデー』の取材を受け、その模様が放送されたことに対してネット上では、
- フジテレビは容赦ないね。家族はそっとしておいてあげないと。
- 弟のインタビューの前にジャニーズ事務所上層部へのインタビューは?
- ちょっとやり過ぎじゃね?なら次は両親にインタビューして謝罪させるの?マスコミの方々?それよりも事務所、社長にインタビューが先じゃね?
- フジテレビは直接何の関係もない山口の弟に謝罪をさせるようなインタビューを強行してMrサンデーで放送して、そんなに視聴率が欲しいのか。家族がショッキングな事件を起こして只でさえ心労がある状態の人間を捕まえて見世物のようにして人としてどうなのか?フジの残酷なこの報道を見て、ヘタをすると分かれた嫁や子供たちのところにまで押しかけて同じ様なことをするのではと危惧してしまう。
- こう言う報道のあり方は良くない。加害者側とは言え被害者のひとりやないか。
- マスコミのこういう無神経さが、必要以上に人を追い詰めている事がわからないのかな
- いまはじめて弟の存在知ったけど、ミュージシャン&プロレスラーってとこに一番ビックリ。弟は関係ないけどこれから活躍できると良いけどな。
- なーんか酒が、酒が、って話ばっかりになったね。酒が悪いんじゃなくて山口が悪いはずなのに。
- 山口氏は、もう成人してそれなりの年なのにね。家族も無関係って訳にはいかないのかな。可哀想に。潔く自ら引退するか、謹慎するならTOKIOのメンバーは脱退した方が良いのではないでしょうか?
などのコメントが寄せられています。
Kouzyさんの存在はファンらの間では知られていたものの、これまで特にテレビ番組などで取り上げられることもなく、山口達也さん本人もあまり言及してこなかったことなどから、弟がミュージシャン・プロレスラーとして活動していることにまず驚いたという方が多い様子です。
また、家族ではある一方で、今回の事件とは全く関係無いKouzyさんに取材を敢行し、それを番組で放送したフジテレビに対しても批判の声が殺到する事態になっています。
こうした事件が発生した場合、家族に対する取材はフジテレビ以外も当たり前のように行っていますが、果たしてそこまでする必要はあるのか、いい大人が起こした事件で、家族からのコメントを求めている人というのはどれほどいるのだろうかと思いますね。
フジテレビに関して言うと、25日にNHKが事件を速報した後に情報番組『直撃LIVE グッディ!』スタッフの公式ツイッターアカウントが、被害者が出演していた『Rの法則』(NHK Eテレ)の出演者たちのアカウントに片っ端から取材を申し込んでいたことが明らかになっており、この行為に対してネット上では批判が殺到していました。
フジテレビの情報・報道番組は以前から過度な取材やその方法、さらに誤報があまりにも多いことから白い目で見られており、そうしたこともフジテレビ離れの要因になっているため、改める必要があるのではないかなと感じてしまいますね。