5年前に未成年に対する強制わいせつ事件を起こし、事実上の芸能界引退となった元『TOKIO』の山口達也さんが3月に、公式サイトやツイッターアカウントを開設し、表舞台での活動を再開させたことで大きな注目が集まっており、芸能界復帰も囁かれていると週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』が伝えています。
山口達也さんは2018年に、当時司会を務めていたバラエティ番組『Rの法則』(NHK Eテレ)で共演の当時16歳の女子高生を自宅マンションに呼び出し、泥酔状態で「やらせろ」等と卑わいな言葉を言ったり、無理やりキスをして顔を舐め回すなどの強制わいせつをした疑いで書類送検されました。
その後被害者との間で示談が成立、起訴猶予処分となりましたが、山口達也さんはTOKIOを脱退、ジャニーズ事務所からの退所を決断し、表舞台から姿を消しました。
それから2年以上経った2020年9月に酒気帯び運転で追突事故を起こして逮捕、略式起訴されて罰金35万円の処分が下され、この事件によって芸能界復帰は絶望的になったと当時複数のメディアに報じられました。
この事件からさらに2年半が経ち、山口達也さんは3月に公式サイトやツイッターで『株式会社山口達也』の設立を発表し、自身がアルコール依存症であることを認めた上で、「これまでの経験を活かし『アルコール依存症の周りにいる方々』、『依存症全般』に対する講演活動、また自分の経験を活かした『企業向けの危機管理セミナー』を開催したいと考えています」
と今後の活動を明らかにしました。
それ以降、『朝日新聞』のインタビュー取材に応じたり、4月末に行われたトークイベント「アルコール依存症と飲酒運転」に参加するなどし、この話題はスポーツ紙なども取り上げて大きな注目を集めています。
そして、フライデーデジタルによればこのタイミングでの活動再開を巡り、8月26・27日放送の『24時間テレビ46「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)に出演し、芸能界復帰するのではとの憶測が飛び交っているとしています。
フライデーデジタルは、山口達也さんが『24時間テレビ』で復帰するのではと囁かれている背景について、「今回はなにわ男子がメインパーソナリティーに抜てきされ、例年通り“ジャニーズ色”が強い番組になるとみられている」「山口自身は1997年に同番組のチャリティーマラソンランナーを務めた経験があり、日テレサイドは2018年の事件が明らかになる前まで『ZIP!』『ザ!鉄腕!DASH!!』『幸せ!ボンビーガール』で山口を起用していた。」
としています。
このように山口達也さんはかつて日本テレビで複数のレギュラー番組を持っていたこと、『24時間テレビ』ではチャリティーマラソンのランナー、メインパーソナリティーを務めた過去もあることから、同番組への出演、芸能界復帰説が浮上しているとしているのですが、その可能性はゼロとは言い切れないですね。
TOKIOは、ジャニーズ事務所の代表・藤島ジュリー景子社長が初めてプロデュースを手掛けたグループで、山口達也さんが不祥事で事務所を辞めて以降も見放すことなく、2020年に飲酒運転事故を起こした際にもジュリー社長がメディア対応を行い、山口さんへの取材記事が見送られたとの情報もあります。
また、山口達也さんが再始動したとの話題は、ジャニーズ事務所と深く繋がっている『日刊スポーツ』『スポーツニッポン』などの主要スポーツ紙が取り上げるなどしていて、いずれは芸能界復帰して、TOKIOのメンバーと再会といった展開はありそうな気もしますが、過去の事件に対する批判は現在も多く上がっているだけに、年内復帰は早すぎるのではないかと思いますね。