昨年3月にSNSアカウントや会社を設立し、現在は講演活動などを行っている元TOKIO・山口達也さん(51)が4日にX(旧ツイッター)を更新し、高齢者介護・障害者支援事業を行っている『あおぞらケアグループ(A.C.G)』のCM出演を明らかにしました。
山口達也さんはXで、「鹿児島市『あおぞらケアグループ(株式会社ACG)』様のコマーシャルに出演させていただきます 自分が病気になって初めて介護の現場を知りました 微力ながら力になれればと思います」
と綴り、自身が出演のCM動画を公開しています。
また、『株式会社ACG』と『株式会社Lichi』の代表・大牟禮康佑社長もXを更新し、「1月より弊社のテレビCMが流れています。山口達也さんの様に、生きることの困難さに向かい合い、日々を懸命に生きている皆さんに、寄り添えるような会社でありたいと思います。」
と告知しています。
そして、山口達也さんが2018年5月にTOKIOを脱退、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)を退所後初めてCM出演を果たしたことに対してネット上では、
- 随分勇気のある会社ですね 普通だったら怖くてCMなんかに使えないと思うけど
- また未成年に手を出さないように
- 酒で起こした事件よりも女子高生を襲おうとした事件の方がインパクトがあった 企業はよくオファーしたな
- 思うところはありますが、「日本はやり直せる社会」を目指すべきですよね。
お酒と女性への扱いに気をつけて、がんばってほしいです。いつか「鉄腕DASH!」に復帰できることを願ってます。 - 強制わいせつの件は、酌量の余地はないけど、アルコール依存症からの回復は応援したい。人はやり直せると言う所を見せて欲しい
- ある程度はメディア等に露出して、世間とのつながりを維持すべきだと思う。世間から見られている自覚が、アルコール依存症と戦うための力となる面も有ると思う。
- お酒のことだけならいざ知らず、女子高生にしたことを思うと、歓迎できない。そこまで芸能界に復帰したいのか。他にも仕事はいくらもあるだろうに。
などの声が上がっており、賛否両論となっています。
山口達也さんは2018年2月に、当時司会を務めていたバラエティ番組『Rの法則』(NHK Eテレ)で共演の当時16歳の女子高生に連絡、泥酔状態で東京・六本木の自宅に呼び出した挙げ句、「やらせろ」等と卑わいな言葉を言い放ったり、無理やり体を触り、キスをして顔を舐め回すなどの強制わいせつをした容疑で同4月に書類送検されました。
その後、旧ジャニーズ事務所から無期限謹慎処分が下され、直後に行った謝罪会見では全面的に非を認めて涙ながらに謝罪、事件を起こす直前まで肝臓の不調などで入院していたことや、退院後も飲酒を続け、事件当日も焼酎のボトル1本くらいを飲んでいたことなどが明らかになりました。
この事件では被害者との間で示談が成立し不起訴処分となりましたが、山口達也さんは復帰することなくTOKIOを脱退、旧ジャニーズ事務所を退所して表舞台から姿を消しました。
それから2年後の2020年9月に、酒気帯び状態で大型バイクを運転し、追突事故を起こして道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪で略式起訴され、罰金35万円の略式命令が出ました。
こうした事件を経て、山口達也さんは自身がアルコール依存症であることを認めた上で、依存症からの脱却を目指して治療を行うだけでなく、同じ依存症を抱える人たちが集まる自助グループに参加しながら、飲酒運転防止インストラクターや依存症予防教育アドバイザー等の資格を取得し、講演活動などを始めました。
今年3月には会社設立を発表し本格的に活動を再開させ、Xでは講演活動などで全国各地を飛び回っていることを報告しています。
そんな山口達也さんのCM出演に対しては賛否両論となっており、CMに起用した企業の倫理観を疑う声も少なくありませんが、一連の騒動を経て再びこうした大きな仕事を獲得したからには、今後またトラブルを起こすことなく、一歩一歩着実に前進を続けていってほしいと思います。