俳優・歌手の“山P”こと山下智久さん(37)が出演のアクションコメディ映画『マン・フロム・トロント(The Man from Toronto)』が、6月からNetflixで公開されており、この作品は山下さんの“ハリウッドデビュー”作品として大きな注目が集まっていたものの、登場シーンは30秒程度と、非常に短いことでファンに大きな衝撃を与えていると『日刊ゲンダイ』が伝えています。
『マン・フロム・トロント』は2020年10月からカナダで撮影が行われ、当初は昨年に劇場公開される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響などで延期が続き、最終的には公開の権利がNetflixに渡り、今年6月から公開されることになりました。
日刊ゲンダイなどによると、山下智久さんは日本刀を使って主人公の命を狙う殺し屋役を演じているものの、出演時間はトータルで1分もなく、最後は車に轢かれて消えるというシュールな役どころになっているとのことです。
<↓の画像は、『マン・フロム・トロント』出演の山下智久さんの写真>
ちょい役での出演に対してネット上では、「一瞬すぎて誰だかわからん」「山ピーの雑多な使い方に衝撃」「日本じゃ考えられない扱い」「このためにわざわざ事務所を辞めたの?」などの声が上がっているとしています。
また、『マン・フロム・トロント』は当初一部メディアに「制作費200億円の超大作」とも報じられていたこともあり、「どう見てもB級映画」との声もあり、作品の内容を巡っても物議を醸しているようです。
山下智久さんは2020年8月に、週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』によって、当時未成年の女子高生との飲酒、淫行疑惑スキャンダルをスクープされ、この問題で山下さんは芸能活動を自粛し、活動再開前にジャニーズ事務所を辞めることを決断、同10月末をもって退所しました。
週刊文春はその後、山下智久さんが独立を決意した理由は、ハリウッド映画の出演オファーが届いたためだとし、退所発表時点ではすでにカナダでの映画撮影に参加していることも明らかにされました。
そのハリウッド作品というのが『マン・フロム・トロント』で、この作品で共演したアメリカの人気コメディアン・俳優のケビン・ハートさん等がインスタグラムで、山下智久さんとの写真を公開していました。
<↓の画像は、『マン・フロム・トロント』で共演のウディ・ハレルソンさん、ケビン・ハートさんとの写真>
それから1年半以上経ち、ついに山下智久さんが“ハリウッドデビュー”を果たしたものの、出演シーンがほんのわずかだったことに加えて、セリフはあったものの、本人の声ではない可能性があると日刊ゲンダイは伝えており、「何度かチェックしましたが、やはり吹き替えのように見えますね。移民が多いアメリカではよくあるんですが、発音があまりに聞き取りづらい場合、声だけ後で似た声質の別の人で録り直すことがあるんです」
と、アメリカの映画製作関係者が語っています。
日刊ゲンダイはこのように、山下智久さんがハリウッドデビューを果たすも、出演時間が短くかなり微妙な作品になっているとしているのですが、これに対してネット上では、
- ジャニーズなら2分は出番あったのにな
- ハリウッドって、そのたった1分たらずの端役を掴む事すら大変な世界
- ハリウッド映画に短い時間でも出れたことが素晴らしい
- 山下智久がハリウッドで成功するのは難しいと思う。真田広之さんだって地道にハリウッドで仕事をしてやっと成功できたんだから、そんなに甘くない。イケメンだろうが関係ない
- すごく印象に残ったし、コメディ的においしい立ち位置で、エンドロールにもMan from Tokyo Tomohisa Yamashitaってしっかり流れて、最初の一歩としては上出来
- バイオハザードのローラを思い出した プロモーションに起用されてたのに作中では数分で退場
- デビュー出来ただけでもヨシでしょ。元ジャニ―ズの看板なんてアメリカでは通用しないし活躍出来るかどうかは、これから彼の努力次第
- 未成年問題なかったら今も最大手ジャニーズで地上波活躍出来てたのにね。本当に勿体ない。
NHKドラマ『正直不動産』は高評価だったので、これをきっかけに良い方向に進んでくれたらいいよね。
などの声が上がっています。
2016年には、モデル・タレントのローラさんがハリウッド映画『バイオハザード: ザ・ファイナル』に出演し、日本でもあのローラさんがハリウッドデビューを果たすと複数のメディアが報じ、公開前から大きな注目を集めていましたが、出演シーンは非常に少なく、確認できるセリフも「撃つよ!」「どうする?」ぐらいのちょい役だったことで嘲笑されていました。
山下智久さんもハリウッドデビュー作の登場シーンは短く、車に轢かれてフェードアウトする役どころだったため失笑が漏れていますが、山下さんはジャニーズを辞めて以降、着実に海外作品への出演を増やしており、2020年に世界配信された日欧共同製作ドラマ『The Head』(Huluなど)ではメインキャストの1人に起用されました。
また、WOWOWが製作に参加したアメリカのドラマ『TOKYO VICE』に出演し、来年に世界配信予定の海外ドラマ『神の雫/Drops of God』(Hulu)では主演に抜擢されています。
最終的に製作中止となってしまったものの、Netflixが製作予定だった映画『恋に落ちた家』の主演にも起用されるなどしていて、現在は俳優業に力を注いで活躍の場を増やしており、ハリウッドデビュー作はちょい役でしたが、引き続き国内外の作品に出演していき、さらにいい役を掴めるよう頑張ってほしいですね。