2020年末をもってジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)を退所、独立した『少年隊』の“ニッキ”こと錦織一清さん(にしきおり・かずきよ 58歳)がジャニー喜多川さんの性加害問題に初言及し、ネット上で様々な声が上がっています。
錦織一清さんは、演出を手がける舞台『蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く』の開幕を目前に控え『サンケイスポーツ』の取材に応じ、ジャニー喜多川さんの性加害問題について問われると「会社にいた人間として性加害は残念」とした上で、「今(性加害を)けしからんと思っている人たちと一緒になって言える立場じゃない。(事務所やジャニーさんを)悪く言って(世間に)認めてもらおうとも思わない」「恩師であるという事実は曲げられない」
と、正直な思いを語っています。
<↓の画像が、ジャニー喜多川さんの性加害問題を初めて語った錦織一清さんの写真>
続けて、「お許しいただけるのなら、(ジャニーさんから)もらった良いものだけは継いでいきたい。僕はやれることがこれしかないので。でも理解してもらうために時間がかかることは分かっている」
と語っています。
錦織一清さんはこの他、年内をもって芸能活動を引退するSMILE-UP.の社長で、少年隊の東山紀之さんについても言及し、「意を決したと思う。追い込まれていたんじゃないかな」と語っています。
これらの発言を受けてネット上では、
- ジャニーズの中で一番まともな発言であり、本心だろうね
- 事務所のなんちゃってコメンテーターも錦織さんを見習ったららよいと思う。一緒になって叩いてダサいな、と思う子いたもん。
- 光一君が、ジャニーさんの影響が演出に出ちゃう的なこと言ってたけど、錦織さんみたいに、全然継いでいっていいと思う エンタメには罪ないじゃない
- ジャニーさんのプロデュース力や発想力、演出力、才能を引き出す力はやはり素晴らしいものがあったと思うので、良いものは継承していくという事と今回の問題切り離して考えてもいいと思う
- 数え切れない男の子に対する性加害行動は許されない
- ジャニー喜多川は人類史上最悪の性犯罪者。犯した罪は数十年に渡り、傍観者であった錦織さんも加害に加担しています。
- 彼は過去のインタビュー記事でジャニー氏に対する恩義とかショービジネスに対する考え方など多くを学んだと語っている。
ジャニー氏を否定する在籍者が多い中、受けた恩義と「もらった良いものだけは継いでいきたい」と明言する彼の姿勢にブレを感じず、かつ「僕はやれることがこれしかない」と言い切る謙虚さや、事件と「学んだ事は別」と切り離す考え方にビジネスライクを超えた聡明さえ感じる。
旧ジャニーズ事務所は彼の様な才覚ある人材も失ってしまった。
などの声が上がっています。
ジャニー喜多川さんから寵愛を受けていた東山紀之さんは9月の会見で、ジャニーさんの性加害や現在の思いなどを問われると、「本当に人権侵害」「人類史上最も愚かな事件」「やってることは鬼畜の所業だと思います。」「誰も幸せにせず、今や愛情はほとんど無い。」
などと語り、バッサリと切り捨てていました。
一方の錦織一清さんは性加害に対して「残念」と語るにとどめ、世間と同じように批判できる立場に無い、恩師を悪く言うつもりはないと語り、さらに今後もジャニー喜多川さんの元で学んだものを継いでいきたいとし、東山紀之さんとは正反対の発言をしているのが興味深いですね。
錦織一清さんは歌とダンスの実力が高く評価され、デビュー当初からジャニー喜多川さんに可愛がられていたことで知られ、才能が認められてジャニーさんから舞台演出や脚本も任されるようになり、裏方業にも力を入れて活動の幅を広げていきました。
そんな錦織一清さんは独立して以降も、様々な場でジャニー喜多川さんとのエピソード、感謝の思いなどを語っており、今年3月出版の著書『少年タイムカプセル』ではジャニーさんと力を合わせ、舞台の制作を行っていたことを明かし、「もしかしたら僕とジャニーさんは『藤子・F・不二雄さんと藤子不二雄Aさん』だったのかもしれない、と思ったりもします。もちろん僕はお2人のように偉大ではないですが、関係性として近いものがあったのではと。」
とインタビューで語り、少年隊の活動に関してもジャニーさんと意見をぶつけ合っていたとしています。
そして、ジャニー喜多川さんの元で様々なことを学んだ錦織一清さんは「俺はジャニーさんが作り上げたサイボーグ」だと自ら語り、「『あいつには俺のやり方を全部教えた』という。僕とジャニーさんとの間には、そういった信頼関係があったと思います。」
と振り返っていました。
こうした過去の発言から今回インタビューで語った内容も理解することはでき、少年たちに対する性加害は犯罪で、決して許されないことではあると錦織一清さんも重々承知の上で本心を明かし、“ジャニーズイズム”の継承を巡っては否定的な声の方が多いものの、性加害問題とエンタメ界に残した多くの功績は別で考えるべきとの声もありますし、今後も自身の信念を貫いてソロ活動を頑張ってほしいです。