『Hey! Say! JUMP』の山田涼介さん主演で、2017年に公開された実写映画『鋼の錬金術師』の続編公開が発表され、原作ファン等の間で物議を醸しています。
発表によると、続編は完結編として2部作で連続公開され、5月20日から前編『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』、6月24日から後編『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』が公開予定となっています。
キャストも発表されており、前作から引き続き山田涼介さん(エドワード・エルリック役)、本田翼さん(ウィンリィ・ロックベル役)、ディーン・フジオカさん(ロイ・マスタング役)、蓮佛美沙子さん(リザ・ホークアイ役)、本郷奏多さん(エンヴィー役)、佐藤隆太さん(マース・ヒューズ中佐役)が出演します。
また新たに、新田真剣佑さん(スカー役)、内野聖陽さん(ヴァン・ホーエンハイム役/お父様役)、舘ひろしさん(キング・ブラッドレイ役)、黒島結菜さん(ランファン役)、渡邊圭祐さん(リン・ヤオ役/グリード役)。
山田裕貴さん(ゾルフ・J・キンブリー役)、栗山千明さん(オリヴィエ・ミラ・アームストロング役)、山本耕史さん(アレックス・ルイ・アームストロング役)の出演が発表されています。
“ハガレン”こと『鋼の錬金術師』は、『銀の匙 Silver Spoon』の作者としても知られる女性の漫画家・荒川弘さん(48)が、2001~2010年にかけて『月刊少年ガンガン』で連載のダークファンタジー漫画が原作で、連載開始から20周年を迎えた昨年時点で、コミックス(全27巻)の全世界での累計発行部数は8,000万部を突破しており、これは『SQUARE ENIX』が発行するコミックスの最高記録となっています。
これまでに様々なメディアミックス展開がされており、2003~2004年と2009~2010年にTBS系でアニメ化、劇場版も2作公開され、2017年12月に山田涼介さん主演で実写映画化されました。
<↓の画像は、アニメ版『鋼の錬金術師』の写真>
最終興行収入は12億円を記録し、連載開始から20周年を迎えて様々なプロジェクトが展開される中で、実写映画の続編制作も決定しました。
続編でも曽利文彦監督がメガホンをとり、2部作の完結編では原作の最終話までのストリーを描き切るといい、原作者の荒川弘さんは、「1作目が、まだまだこれから!というところで終わったので、こうして完結編を作っていただき大変ありがたいです!撮影現場も見学に行きました。エドとわちゃわちゃ遊んでるスカーさん、キックボードで撮影所内を軽やかに走り回るスカーさん等々、裏ではすっかりなごみ系だった彼がスクリーンでは一体どうなっているのか、劇場で観るのが楽しみです!(あとこれまた撮影所の隅っこでシャドーボクシングしてたハボと大佐がツボでした)」
とのコメントを寄せています。
そして、『鋼の錬金術師』の続編公開発表を受けてネット上では、
- 正直あまり期待していない。アニメが良すぎる。
- 興行成績も評判も良くないし、すでに前作公開から5年も経過してて、なぜいま続編を作ろうと思うのか理解できない
- キャストと原作の無駄遣いが半端なく、誰が喜ぶのかわからない企画映画。本当にキャストだけ豪華にしている感しか無い。
- 前作の評判も興行成績も良く無かったのに、続編が作られるのか。設定もかなり違っているから、原作ファンを無視した作品なのに。
出演者には罪はないけれど、あの作品でOKを出した監督が責任を問われる問題。本当に止めて欲しい。 - 前作見た結果、期待値なんてかけらもない。絶対見に行かないと心に決めてる。
予告見たけど前作とさほど変化のないようで、CGをもっとどうにかならないのかってレベル - 前作はCG、キャスト、ストーリー全てにおいて酷かった。一言でいうとちゃっちい。
本田翼は別として、良い俳優群なのになぜ「実写映画」だと駄目なのだろう?
原作はそもそも架空の世界ではあるが西洋人だからか、もしくは俳優のキャラに寄せてしまうからかね。
マーベルとまでは言わないがもっとマシな映画を作って欲しい。 - アクション漫画の実写化としては、るろ剣、キングダムしか思い浮かばないけど、あのレベルの作品を作るにはこのキャスト・制作では無理でしょう。
ハガレンはファンタジー要素も絡んでくるのでハリポタぐらいのCGでないとファンは納得しないと思う。
などの声が上がっています。
ハガレンの実写映画化を巡っては、前作の制作が発表された2016年時点で物議を醸しており、山田涼介さんのファンからは歓喜の声が上がっていましたが、原作ファン等からは原作を汚すような作品は作らないでほしいなどの声が相次いでいました。
ハガレンはファンタジー色が強い作品で、漫画やアニメ版は国内外で非常に高い評価を受けているだけに、そうした否定的な反応が噴出しており、予告映像が公開後も期待の声は少なく、酷評された実写版『進撃の巨人』の二の舞になることが懸念されていました。
案の定、全国441スクリーンという大規模公開だったにも関わらず、最終興行収入は約12億円と微妙な結果になっており、映画のレビューサイトなどでも酷評が相次ぎ、「出演者がコスプレにしか見えない」「ストーリー展開が雑」「原作と別物にして観るにしても残念なツッコミどころ満載」「原作とキャラが違い過ぎる」などの指摘が相次いでいました。
<↓の画像は、1作目の実写版とアニメ版のキャラクタービジュアル比較写真>
興行収入もヒットとは言えない数字で、完結編を2部作で公開するのは驚きですし、20周年プロジェクトの一環と言えども、実写版は1作で終了しても良かったのではと正直思いますが、公開するからには前作よりも高い完成度の作品に仕上がっていることに期待したいですね。
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失敗は決定的だ
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない、進撃の巨人の実写版も失敗に終わっている
映画評論家でライムスターの宇多丸氏も批判してくるのは間違いない
何ですぐ実写にしたがるのかね。アニメだからいいものも沢山あるのに。
ガーシのいうタイミング
何でもかんでも日本人のキャストで成功するとは限らない。
映画化するならアニメ版でして欲しかった。