一世を風靡したジャニーズのアイドルグループ『光GENJI』の元メンバーで俳優の大沢樹生さん(46)が、元妻で女優の喜多嶋舞さん(43)との間に誕生した長男(18)は自分の子供ではないとして「親子関係不存在」の確認を求めた訴訟で、東京家庭裁判所は19日に「親子関係はない」という判決を下しました。
民放772条2項は、結婚から200日を過ぎて生まれた場合に、夫の子どもと推定すると定めており、長男は大沢さんと喜多嶋さんが結婚が成立した日から、ちょうど200日目に誕生しているために推定は及ばないと指摘し、さらに大沢さんが2013年2月に長男とともに行った細胞を採取して実施したDNA鑑定で「2人が親子である確率は0%」という結果が出ていることに照らすと、「被告は原告の子ではないと認めるのが相当である」と指摘し、「原告と被告の間に親子関係が存在しないことを確認する。訴訟費用は被告の負担とする」という主文を述べ、裁判は1分足らずで閉廷となりました。
これによって原告側の大沢さんは勝訴し、喜多嶋さんの男性関係の奔放さが改めて強調される結果となったため、ネット上では喜多嶋さんに対する批判の声が殺到し、その一方で大沢さんに対しては同情する声が多数上がっています。
そうした中で、キャスターの安藤優子さんが19日に放送の情報・ワイドショー番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)にて、大沢さんが長男との親子関係の確認を訴訟によって求めた件について疑問を投げかけ、非難するような発言を繰り返していたことから、ネット上では批判が殺到し炎上状態となっています。
番組でこのニュースを取り上げた際に安藤さんは、「あんたは僕の子じゃないんだよって言われる息子の気持ちになると切なすぎません?」と長男に同情し、「厳密な法解釈と家族の形って違うじゃないですか。そんなに厳密に法的に『あなたと私は家族じゃない!』って言わなきゃいけないんですかね?」と大沢さんの行動に疑問を投げかけました。
また、裁判を起こした理由について「もしかしたら、自分の子供だと思って育ててきたのにそうじゃなかったことに対する恨みをきちっとはらしたいってことなんですかね」と推測し、「いったんは長男と新しい奥様もうまくいってたわけですよね。過去に結婚していたことも、子供がいたことも事実なわけじゃないですか。実子がどうかは別としても。それをいまさら決着つけなくちゃいけないんですかね?」「生みの親より育ての親って言葉もあるくらい」「どうにもこうにも後味の悪い裁判ですね」と、大沢さんの行動を理解できない様子で、訴訟を起こしたことを非難していました。
そして、この発言に対してネット上では、
- なんで大沢が攻められてるの?完全な被害者だろうが!いちばんの悪はまぎれもなく喜多嶋舞
- 息子さんに同情はいいが大沢さんをとやかく言うのは筋違い
- どう考えても喜多嶋舞が悪いだろ。安藤優子は発言がズレてる
- なんで前妻と別の男の間に出来た子供を育てないといけないんだよ
- 「子どもはかわいそうだけど、責めるなら喜多嶋の間男のはずでしょ
- 子供が可哀想なのは当たり前だけど、離婚した後も自分が引き取って育ててきたあげくに相手が浮気して産んだ子だったって知ってみなよ
- 子どもは確かにかわいそうだけど、戸籍についてはそれぞれ家族がいる以上、はっきりさせることは必要
- 一番の犠牲者は息子と大沢さん。自分の子供だとだまされ続けた大沢さんを責めるのはおかしい
など、批判的なコメントが殺到しています。
ちなみに、安藤さんだけでなくタレントの神田うのさんは『ノンストップ!』(フジテレビ系)にて、「大沢さんは『もう自分の子供じゃないよ』ってしたいわけ?科学的にはDNAではっきり(父子ではないと)なったわけじゃないですか」「(息子が)かわいそう」と不満気な表情で語り、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、司会のフリーアナウンサー・宮根誠司さんが「裁判なんかしないで、ご本人たちでお話ししたほうが一番ご長男のためにはなったんじゃないかという気がするんですけどね」と語っていました。
確かに大沢さんは、喜多嶋さんと離婚してから2年後の2007年より長男の親権を持ち、それから2013年まで一緒に暮らしており、ここまでの事をする必要は無かったのではないかと感じる部分もあるのですが、大沢さんは2008年4月に元モデルの早耶香さんと再婚し、2012年に早耶香さんが不妊治療により妊娠したものの、同5月に胎児異常によって死産。
そうしたことから大沢さんは自身のDNAに問題があるのではないかと考え始め、さらに長男が自身に似ていないことからDNA検査を受け、「父性確率0%」という結果が出ました。
この結果を受けて喜多嶋さん側の弁護士と話し合いをした末に、喜多嶋さんに長男の親権が移ったのですが、喜多嶋さんは2007年に大手出版社『小学館』で編集者をしている男性と再婚し、2008年1月に長女が誕生していることもあり、長男の親権を拒否して実の母で元女優の内藤洋子さんが親権者となりました。
そして、大沢さんと早耶香さんの間には昨年1月に第1子となる長女が誕生しており、今後の家族のことやDNA鑑定の結果から白黒ハッキリさせたいと思うのは当然のことだと思いますね。
ちなみに、親子関係は無いという判決が下されたものの、大沢さんは昨年1月の会見で「彼を思う気持ちはこれまでとまったく変わりはない。今は見守ることしかできないですが、常に(心に)あります。俺の子だったら、アメリカで成功しろよ!(と言いたい)。日本より見守っていきたい」」などと語っていました。