オリコンが24日、今年で15回目となる毎年行為の『音楽ファン2万人が選ぶ“好きなアーティストランキング”2018』を発表し、デビュー20周年イヤーに突入したジャニーズの5人組グループ『嵐』が2年ぶりに、総合1位に返り咲いたことが明らかになりました。
嵐は今年も複数のシングルやDVD・Blue-rayなどをリリースし、音楽ソフトの年間の総売り上げ金額は約67億円を記録し、オリコンが20日に発表した『第51回オリコン年間ランキング 2018<年間アーティストトータルセールス>』では、安室奈美恵さん(約190億円)、乃木坂46(約103億円)、AKB48(約78億円)に次いで4位にランクインするなど、現在も国内トップの人気を誇る男性アイドルグループとして君臨しています。
10月リリースの最新シングル『君のうた』は、初週の売り上げ枚数が37.3万枚を記録し、オリコンランキング初登場1位を獲得しており、これによって歴代1位のシングル1位獲得数は52作に記録を更新しています。
<↓の画像は、嵐のメンバー写真>
(左から相葉雅紀さん、二宮和也さん、大野智さん、松本潤さん、櫻井翔さん)
そんな嵐が2016年以来2年ぶりに、オリコンのアンケート調査による『好きなアーティストランキング』で1位に返り咲き、同ランキングで8度目の1位を獲得しており、嵐を支持するファンからは、
- 「ずっと変わらない5人の温かい関係性が好きです。それぞれが“嵐”の大ファンなのもいいですね」(京都/30代女性)
- 「新たな挑戦や取り組みもしつつ、嵐らしさも常にあって飽きることがない。」(愛知/20代女性)」
などのコメントが寄せられています。
次いで2位には、今年9月に惜しまれながら芸能界を引退した安室奈美恵さんがランクインしており、
- 「平成を代表する歌姫。母が好きだったことで私も影響された」(岡山/20代女性)
- 「歌もダンスも好きだし、引退宣言からの1年間、安室ちゃんの人柄にも多く触れることができて、ますます好きだと思った」(福岡/40代女性)
といったコメントが寄せられており、引退後も特に女性から高い支持を受けています。
3位には、今年も各シングルの売り上げだけでなく、写真集の売り上げも好調な乃木坂46がランクインしており、グループのルックスの良さなどが高い評価を受ける要因となっているようです。
今年のTOP3はこのような結果になっていたのですが、4位には昨年1位のMr.Children、昨年は2位だった宇多田ヒカルさんは5位、6位はB’z、7位はPerfume、8位はDREAMS COME TRUEと、毎年ランキング上位に入っているアーティストがランクインしています。
一方で今年のランキング上位には昨年圏外のアーティストも多くランクインしており、9位には米津玄師さん、10位にはあいみょんさん、15位にはK-POPグループ『TWICE』、25位は今年5月デビューの“キンプリ”こと『King & Prince』、29位には数多くのアニメソングを歌い人気のソロ歌手・Aimer(エメ)さんがランクインしています。
- 1位(3位)嵐
- 2位(15位)安室奈美恵
- 3位(19位)乃木坂46
- 4位(1位)Mr.Children
- 5位(2位)宇多田ヒカル
- 6位(4位)B’z
- 7位(11位)Perfume
- 8位(21位)DREAMS COME TRUE
- 9位(圏外)米津玄師
- 10位(圏外)あいみょん
- 11位(33位)椎名林檎
- 12位(5位)いきものがかり
- 13位(10位)SMAP
- 14位(6位)back number
- 15位(圏外)TWICE
- 16位(29位)Superfly
- 17位(24位)サザンオールスターズ
- 18位(14位)KinKi Kids
- 19位(28位)欅坂46
- 20位(20位)関ジャニ∞
- 21位(13位)BUMP OF CHICKEN
- 22位(12位)西野カナ
- 23位(25位)ZARD
- 24位(17位)AAA
- 25位(圏外)King & Prince
- 26位(23位)aiko
- 27位(27位)中島みゆき
- 28位(7位)ゆず
- 29位(圏外)Aimer
- 30位(8位)スピッツ
- 31位(9位)星野源
- 32位(43位)JUJU
- 33位(圏外)YUKI
- 34位(22位)[ALEXANDROS]
- 35位(圏外)ももいろクローバーZ
- 36位(49位)Kis-My-Ft2
- 37位(34位)L’Arc~en~Ciel
- 38位(31位)AKB48
- 39位(46位)Hey! Say! JUMP
- 40位(44位)倉木麻衣
- 41位(圏外)NEWS
- 42位(41位)GLAY
- 43位(圏外)X JAPAN
- 44位(16位)GReeeeN
- 45位(47位)KAT-TUN
- 46位(36位)ポルノグラフィティ
- 47位(圏外)E-girls
- 48位(圏外)LiSA
- 49位(圏外)テイラー・スウィフト
- 50位(30位)コブクロ
【調査方法】オリコン・モニターリサーチ会員のアンケートを元に独自集計
世代別TOP10も発表されており、10代の1位は乃木坂46、20代・40代では嵐が1位、30代では安室奈美恵さんが1位となっています。
<↓の画像は、世代別TOP10の結果写真>
そして、今年のランキング結果に対してネット上では、
- 音楽ファンにも支持される嵐は最強だな
- AKBが38位ってのに驚いた 思ってたより粘ってるな
- 何気にきゃりーぱみゅぱみゅがいなくなってるのな
- サザンがTWICEに負けるとはオッサンには信じられんわ
- ドルヲタは投票すんな
- これおかしくない? EXILE、三代目 J Soul Brothers、東方神起がいない。流石に入るでしょ
- EXILEも三代目もDA PUMPも一切入ってない やり直し
- BTSは女性が好きなアーティストで嵐の次だったのに入らないのか
- ジャニヲタはこういうランキングで票荒らしやるから参考記録程度に考えないと
- アイドルグループ系は組織票やろな 実質1位はミスチルですわ
などのコメントが寄せられています。
2年ぶり1位となった嵐は、2010年~2016年までの7年連続1位を獲得していたものの、昨年はミスチル、宇多田ヒカルさんに負けて3位まで落ちていたのですが、相変わらず高い人気を得ているようですね。
しかし、オリコンのこうしたランキングには偏りがあると指摘されており、上位にランクインしているジャニーズ系のグループなどは、組織票によるものなのではないかという疑惑もありますが、先日発表されたトータルセールスランキングでも4位にランクインしていることなどから、現在も国内トップクラスの高い人気を得ているのは間違いありません。
一方で嵐の人気のピークは過ぎたとも言われており、2009年以降のトータルセールスの金額を見てみると、2009年は144.6億円(1位)、2010年は171.6億円(1位)、2011年は153.7億円(2位)、2012年は104.5億円(3位)、2013年は141.9億円(1位)、2014年は138.2億円(1位)、2015年は143.3億円(1位)、2016年は121.8億円(1位)、2017年は108.7億円(1位)、今年は67億円(4位)という結果で、CDなどの各音楽ソフトの売り上げも落ち着いてきた様子です。
これは各メンバーの女性スキャンダルなども影響しているのではないかとも囁かれていますが、嵐は来年デビュー20周年を迎え、2020年の東京五輪に向けてさらに活動が活発的になると予想されており、これから再び人気上昇となるのか注目していきたいですね。