嵐・大野智さん(36)が主演で、昨年4月期に日本テレビ系で放送されたドラマ『世界一難しい恋』(略称:セカムズ)が、テレビ情報誌『TV LIFE』(学研プラス)が発表の「第26回年間ドラマ大賞2016」で作品賞(大賞)を受賞したほか、大野さんは主演男優賞、主題歌賞は同ドラマの主題歌に起用された嵐の『I seek』が受賞しました。
1991年から毎年発表されている『年間ドラマ大賞』は、『TV LIFE』が投票を実施し各賞を決定しており、主演女優賞はTBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(略称:逃げ恥)で主演を務めた新垣結衣さんが受賞し、助演男優賞、助演女優賞、新人賞については3月1日発売の同誌内で発表するとしています。
大野さんが主演を務めた2008年7月期放送の『魔王』(TBS系)、2010年4月期放送の『怪物くん』(日本テレビ系)、2012年4月期放送『鍵のかかった部屋』(フジテレビ系)、2014年4月期放送『死神くん』(テレビ朝日系)についても作品賞を受賞、同時に大野さんは主演男優賞を受賞しており、今回で5度目の受賞となるのですが、ネット上では「大賞はどう考えても『逃げ恥』か『ドクターX』だろ」「“ジャニーズドラマ大賞”って名前に変えろよ」など、批判の声が上がっています。
<「第26回年間ドラマ大賞2016」の大賞を受賞した『世界一難しい恋』>
『TV LIFE』は毎号ジャニーズのタレントが表紙を飾っており、内容もジャニーズ関連のモノがメインとなっていることから、こうした結果になるのも当然のようで、2003年以降はジャニーズのタレントが主演男優賞を独占しており、元SMAPの草彅剛さん、中居正広さん、タッキー&翼の滝沢秀明さん、元KAT-TUNの赤西仁さんが受賞し、2010年以降は大野さん、櫻井翔さん、相葉雅紀さんが選ばれ、嵐のメンバーが独占。
ちなみに、1996~2001年にかけて4度、木村拓哉さんが受賞しています。
そして、今回作品賞を受賞した『世界一難しい恋』は、女優・波瑠さんがヒロインを演じ、大野さんは今作で初めてラブコメディに挑戦するとともに、初のキスシーンに挑戦したことで話題になりました。
<↓の画像は、大野智さんと波瑠さんのキスシーン>
初回平均視聴率は12.8%、第2話以降も11~13%台で推移し、最終回では自己最高の16.0%、全10話の期間平均視聴率は12.9%という好記録を残しており、ヒットしたのは間違いないのですが、同4月期に放送された松本潤さん主演の『99.9-刑事専門弁護士-』もヒットし、全10話の期間平均は17.1%。
その他にも昨年は、10月期放送の『逃げ恥』が「恋ダンス」で社会現象を起こし、米倉涼子さん主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)については、全11話の期間平均が21.5%で、昨年放送の民放ドラマの中でトップの高視聴率を記録しているため、『世界一難しい恋』が作品賞を受賞したことに対して、世間から疑問の声があがるのも当然でしょうね。
今年4月期には、相葉さんが主演の『貴族探偵』がフジテレビ系の月9枠で放送されることが決定しており、視聴率次第では来年の『年間ドラマ大賞』ではこの作品が大賞を受賞することになるのでしょうか。
オリコンが先日発表した『第10回恋人にしたい男性有名人ランキング』では、相葉さんが1位、櫻井さんが2位、大野さんが5位にランクインし、その他にも稲垣吾郎さんを除く元SMAPのメンバー4人がランクインしていたことから、ネット上では批判の声が多く上がっていましたが、なるべく偏りがないものにしてほしいものですね…。