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大杉漣が急性心不全で死去、お別れ会『さらば!ゴンタクレ』に草彅剛ら参列。僕シリーズ3部作や嘘の戦争、銭の戦争などで共演

大杉漣お別れ会で草彅剛が涙の弔辞。心の整理つかない、また共演したいと思い語る。ギター始めるきっかけ貰いセッションも…

俳優・大杉漣さん(本名=大杉孝 享年66)が急性心不全によって2月21日に急死し、4月14日に東京・青山葬儀所でお別れ会『さらば!ゴンタクレ』が営まれ、親交があった著名人や業界関係者ら約700人が参列し、約1000人のファンが一般ブースで献花しました。

大杉漣さんはドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』(テレビ東京系 水曜21時54分)の撮影後に腹痛を訴え、病院に搬送されてから数時間後に亡くなりました。

つい数時間前までドラマの撮影を行っていただけに、共演者たちも亡くなったことが信じられず、『バイプレーヤーズ』で共演した俳優・田口トモロヲさんは弔辞で、「あまりにも突然のお別れに未だに気持ちの整理ができぬまま、醒めない夢を見続けている気持ちです。まだ壮大に仕組まれたドッキリなんじゃないかと、今日あたり、漣さんがお茶目に登場してくれるんじゃないかと思ってしまいます。」と話していました。

<↓の画像は、お別れ会の祭壇に飾られた大杉漣さんの遺影>

また、公私共に親交があった元SMAPの草彅剛さんも弔辞を読み、涙で声を詰まらせながら大杉漣さんとの別れを惜しみました。

草彅剛さんは、「漣さん、お元気ですか。こうやってこんな風に、まさか漣さんにお話しするなんて思ってなかったです。何言っていいか分からないじゃないですか。漣さんいなくなってもう2ヶ月ですね。そっちの生活はどうですか。たぶん漣さんのことだから、すぐみんなと仲良くしているんでしょうね。残された僕らはそのまま時が止まって、整理がつかず、本当困ったもんですよ。どうしたらいいかわからないしさ。もういなくて、ずるいですよ、本当に。」と呼び掛けながら、突然の別れにショックを受け、今もなお整理がついていない心境を吐露しました。

続けて、「なんか何度も何度も悔やんで、どうして漣さん早すぎるよって、何度も何度も問いかけて、最後はあの低い声で笑って漣さんの笑顔が残るだけなんだよね。本当にずるいよ。人の命ははかないですよね。漣さんみたいに本当に優しくて、いい人をこんなに早く天国に連れて行っちゃうなんて、神様って本当にいるのかよって…」と涙声で話し、あまりのショックで自暴自棄になったことも明かしています。

<↓の画像は、お別れ会に参列した草彅剛さんの写真>

最後には、「またみんなで楽しいことしましょうよ。僕はやっぱりまた漣さんとお芝居したいです。ドラマとか映画とか舞台とかやりましょうよ。そしてまた漣さんが連れてってくれた海でギター持ってさ、一緒に好きな歌うたいましょうよ。それまでしばらく待っていてくださいよ。心からご冥福をお祈りします。それじゃまたね」と、声を詰まらせながら大杉漣さんに語りかけていました。

草彅剛さんと大杉漣さんは、ドラマ『世にも奇妙な物語 SMAPの特別編 「13番目の客」』、僕シリーズ3部作(『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女の生きる道』『僕の歩く道』)、『任侠ヘルパー』、復讐シリーズ(『銭の戦争』『嘘の戦争』)、舞台『二都物語』など、数多くの作品で共演していました。

昨年6月には草彅剛さんのレギュラー番組だった『「ぷっ」すま』で、大杉漣さんが「合宿所」と呼んでいた千葉・九十九里にある別荘を訪れ、バーベキューをしたり、2人で斉藤和義さんの楽曲『僕の見たビートルズはTVの中』の弾き語りを披露するなどしていました。

<↓の画像は、昨年6月放送の『「ぷっ」すま』で共演した大杉漣さんと草彅剛さんの写真>

ちなみに、草彅剛さんは2013年に上演の舞台『二都物語』で大杉漣さんと共演した際、大杉さんからギターを教わったことがきっかけでギターを始めました。

4月1日に放送されたネット番組『7.2新しい別の窓』(AbemaTV)の初回放送には斉藤和義さんがゲスト出演し、草彅剛さんがファンだった斉藤さんのライブへ大杉漣さんに連れて行ってもらい、楽屋にまで行って斉藤さんを紹介してもらったことを明かした上で、「色々と自分の道を結構考えている時だったので、すごいコンサートも心の支えになって。漣さんと斉藤さんにすごい感謝しています。」と語り、「ドラマでたくさん共演させてもらってギターも教えてもらったし、よくこの曲を撮影の合間に弾いていたので。まだ亡くなられて日にちも経っていないので、整理も気持ち的につかないんですけど、漣さんのことを思いながら歌ってください、一緒に」と言って、『僕の見たビートルズはTVの中』を斉藤さんらと共に披露しました。

<↓の画像は、『7.2新しい別の窓』で共演した草彅剛さんと斉藤和義さんの写真>

曲を披露した後には、草彅剛さん、斉藤和義さん、稲垣吾郎さん、香取慎吾さんの4人で大杉漣さんの思い出を語っていたのですが、香取さんは「漣さんがお亡くなりになられた時、つよぽんがもうダメで、本当に。しばらくダメで」と、草彅さんが大きなショックを受けていたことを明かし、「ギターを始めた時に『何やってんの』と、ずっとツッコんでいたんだけど、あの時に、本当にダメな草彅にギターがあってよかったな」と振り返り、これに対して草彅さんは「そうですね、すべて、いろいろなことを、今日のこの機会も漣さんが見守ってくれて…」と話していました。

<↓の画像は、『7.2新しい別の窓』で大杉漣について語った草彅剛さんの写真>

この他に番組では、「漣さんは僕らのことも気にかけてくれていたみたいで。(昨年11月にAbemaTVで放送の)『72時間ホンネテレビ』の時も出たいと言ってくれていたみたいなんですけど、合わなくて『次の機会にぜひ』とも言ってくれていた」という話を香取慎吾さんが明かしています。

草彅剛さんと大杉漣さんとは非常に多くの作品で共演を果たしているのですが、最後の共演作となった昨年1月期放送のドラマ『嘘の戦争』で大杉さんは草彅剛さんについて、「年齢は僕のほうが上だけれど、草彅さんに教えられている部分が大きいなと思います。俳優という職業は肉を付けがちなのですが、逆に削ぎ落としていく作業とでも言いましょうか。常に進化しているのが草彅剛さんなんです。だから彼との芝居は好きなんです」と語っており、お2人は芸能界の先輩・後輩という間柄である一方で、俳優としてお互いに刺激し合う関係でもあったとみられます。

草彅剛さんは大杉漣さんが亡くなり1ヶ月以上経ってから、『7.2新しい別の窓』で初めて大杉さんのことについて語っていたのですが、草彅さんは大杉さんの訃報が伝えられてからしばらくショックを受けていた様子で、毎日のように更新していたツイッターも3月1日まで1週間以上も更新をストップさせていました。

多くの方が語っているように、ついこの前まで元気な様子で精力的に活動していた大杉漣さんが亡くなり、この世にもういないというのは信じられず、嘘なのではないかなどと思ってしまう部分があり、あと10年、20年先もバイプレーヤーとして味のある演技を見せてほしかったという思いがあります。

非常に残念な気持ちでいっぱいですが、改めてあの世でゆっくりと休んでもらいたいですし、草彅剛さんなど多くの俳優仲間らのことを今後見守っていってほしいなと思いますね。

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