『KinKi Kids』の堂本剛さん(45)が、27年ぶりに単独主演を務めた映画『まる』(荻上直子監督)の公開が18日からスタートし、公開初週末の興行成績ランキングでは4位とまずまずの結果となったものの、映画の内容に対して酷評が相次いでいると『週刊女性PRIME』が伝えています。
堂本剛さんは今作の主題歌も担当し、共演は綾野剛さん、吉岡里帆さん、森崎ウィンさん、戸塚純貴さん、おいでやす小田さん、早乙女太一さん、片桐はいりさん、濱田マリさん、吉田鋼太郎さん、小林聡美さん、柄本明さんと有名俳優たちが顔を揃えています。
『まる』のあらすじは、人気現代美術家のアシスタントをしていた主人公が、事故のケガによって仕事を失った後、自宅で見つけた一匹のアリに導かれるように“まる”を描いたことがきっかけで、日常が“まる”に侵食されていくという内容になっています。
荻上直子監督は今作の製作にあたり、約2年にわたって堂本剛さんに出演をオファーし、主人公は堂本さんをイメージし当て書きした人物像となっています。
週刊女性PRIMEによると、この映画に対してネット上では、
- キャストは良いけど脚本が…って感じ
- 想像以上につまらなかった… 綾野剛の無駄遣いだわ
- 考察しがいはあるけど、観てる最中はそこそこ退屈な映画
- 荻上作品は合わないのでどうかなと思って観に行ったけど作品はやっぱりダメだった。
などと、批判の声が上がっているとしています。
映画レビューサイト大手の『Filmarks』や『映画.com』での評価を見てみると、平均点数は「3.3~3.6点(5点満点中)」(24日14時点)と、そこまで低い数字ではないのですが、感想を見てみると脚本や演出に対して厳しい評価が多く見受けられ、ストーリー展開が遅く「世にも奇妙な物語がだらだら続く感じ」といった指摘もあります。
起承転結が無く、単調な内容で退屈な映画などと酷評されている一方、堂本剛さんをはじめとした出演者たちの演技は好評価されており、出演者それぞれが役に上手くハマっているとの声が多いです。
監督・脚本を手掛けた荻上直子監督はこれまでに、映画『かもめ食堂』『めがね』『彼らが本気で編むときは、』『川っぺりムコリッタ』、ドラマ『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京)などを手掛けているのですが、大衆向けではなく見る人を選ぶ作品が多いといいます。
『まる』に関しても万人受けしない内容のようですが、出演者たちの演技はかなり良いとのことから、キャストのファンは観に行く価値がありそうですね。