今年も様々な著名人のスキャンダルをスクープした週刊誌『フライデー』最新号に、元SMAP・木村拓哉さんの独占インタビュー取材が掲載され、さらにWebサイトでは取材の模様を収録した動画（有料）も公開されたことで大きな話題になっており、『ジャニーズ事務所』にとって『フライデー』は最大の敵とも言われていることから、取材を受けた理由について様々な憶測が飛び交っています。
『フライデー』は12月中旬に、来年1月期放送のドラマ『BG（ビージー）～身辺警護人～』（テレビ朝日系 木曜21時）のロケをしていた木村拓哉さんを直撃し、木村さんはSMAP解散から1年経っての心境、裏切り者扱いされてのバッシング、SMAPの元メンバーに関する質問に答えています。
＜↓の画像が、『フライデー』の直撃取材に応じた木村拓哉さんの写真＞
中居正広さんとの確執に関する質問では、「ああだ、こうだいう報道が多いけど、（言われているような確執は）全然ないですよ」とキッパリ否定し、事務所を離れた3人に対しては「悔いのないように頑張ってほしい」「敵になったわけじゃないから。彼らの選択を応援してほしいなって思います」と語っています。
この異例のインタビュー取材はファンらの間だけでなく業界内でも大きな話題になっているようで、『週刊女性』のWeb版が22日に配信した記事では、『フライデー』の元記者で芸能ジャーナリスト・佐々木博之さんが「マスコミ関係者にとって、今年一番の驚きかもしれない」と語っています。
また、記事では木村拓哉さんが『フライデー』のインタビュー取材を受けた理由、思惑について、「イメージ戦略ですね。SMAP解散騒動で木村はイメージダウンしました。解散後もほかの4人にくらべて話題が少なく、危機感を感じているのかもしれません。」と週刊誌記者が語っています。
しかし、『ジャニーズ事務所』がインタビュー動画を公開したことに対して激怒しているという噂が囁かれており、今回のインタビューは闇に葬られるようだとニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
＜↓の画像は、『フライデー』が公開したインタビュー動画のワンシーン＞
肖像権に対して厳しい『ジャニーズ事務所』は、ネット上にタレントの写真・動画などを投稿することを基本的にNGにしているため、『フライデー』に対しては怒りをあらわにしているといい、今回公開した貴重なインタビュー取材の模様は公開NGだとテレビ局側に強く要請したようだとしています。
テレビ局関係者によると、地方局を含めた複数のテレビ局が『ジャニーズ事務所』側に、『フライデー』のインタビュー動画や記事の使用許可を打診したそうなのですが、強い要請によってテレビでの使用はNGになったといいます。
『ジャニーズ事務所』が地方局にまで強い圧力をかけるのは異例中の異例だといい、インタビューの内容も使用することをNGにしていることから、『フライデー』の取材は無かったものとしようとしているようです。
そして、今回のインタビューは『ジャニーズ事務所』も了承していたと囁かれ、「ヤラセ」「仕込み取材」だと指摘する声も上がっていたのですが、業界内では「あり得ない」と言われているそうで、芸能プロダクション関係者は、「ジャニーズサイドは、『フライデー』に相当ブチギレていますからね。」「今回、直撃に対して口を開いたのも、ただ“本人がしゃべりたかったからしゃべった”のでしょう」と語っています。
- 『フライデー』がツイッターで公開したインタビュー動画の一部（Twitter）
そして、この記事に対してネット上では、
- 事務所公認のインタビューなのに、キムタクの劣化がひどくて、やめさせたのかなぁ。はじめ誰？と思ったけど、キムタクだった。そして、事務所はヤフコメなどで確認しているのかな、みんなの反応
- 木村さんの写真が酷かったから消したんでしょ。事務所とフライデーが仕組んだのは間違いない。じゃないと撮影現場で取材できるわけがないし。どうせ後輩の不祥事の記事と引き換えが条件で。ただ”中居くんと不仲ではない””３人とは敵じゃない”という言葉だけは信じるよ。でも木村さんの好感度は事務所を辞めない限り、元に戻ることは無いよ。
- 事務所とグルの仕込みだったけど、木村の対応の悪さとビジュアル劣化への予想外の批判の多さに事務所が対応を変えた、に一票
- 今さらって感じ。色んな記事になってるし、ネットにも上がってる。都合の悪いことを後々消そうとするから余計に不振がられる。確かに見たけどあれは酷い。まるで別人。あの年齢の一般人の方がカッコイイ人いるわ。
- あまりにも評判が悪くて扱わないように圧力をかけたのでしょうね。フライデーと言えばお嫁さんが芸能界に居るとは思えない発言をしてしまいましたからね。もしかしてフライデーのお仕事はお嫁さんが撮ってきたお仕事ですか？
などのコメントが寄せられています。
木村拓哉さんが事務所の許可を得ずに宿敵『フライデー』の直撃取材に応じるとは考えにくいため、この話はにわかに信じ難いですね。
『フライデー』は昨年8月に工藤静香さんにも直撃取材を行っているのですが、これまでSMAPについて言及することのなかった工藤さんがSMAP解散に関する質問にも答えており、この時の取材も予め事務所側の許可を得ていたのではないかとみられています。
木村拓哉さんと工藤静香さんは、『ジャニーズ事務所』の実権を握るメリー喜多川副社長とプライベートでも食事するような仲ですし、独立を拒んで現在も事務所に所属しているため、今後の仕事に影響を与えかねない勝手な行動をするとは思えません。
しかし、各スポーツ紙などが今回の『フライデー』記事を完全スルーしているのは気になる部分で、もし『ジャニーズ事務所』がイメージ戦略のために取材を受けさせたのであれば、この話題を取り上げるよう働きかけるとみられるので、直撃取材はガチだったのかヤラセだったのか、結局のところどちらなのか定かではないのですが、ネット上では木村拓哉さんの劣化ぶりを指摘する声が相次ぐなどしており、取材を受けたのは失敗だったのではないかと感じますね。