分裂・解散の危機にあったSMAPのメンバーが18日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に生出演し、一連の騒動を謝罪しグループ存続を表明しましたが、関東地区の平均視聴率が31.2%、瞬間最高視聴率は22時22分に記録した37.2%だったことが明らかとなりました。
関西地区は平均が29.7%、瞬間最高は同時間に記録した33.8%でした。
ちなみに、番組が放送される直前に放送された『松岡修造の食いしん坊!万才』も17.9%と高視聴率を記録していました。前週の放送分は4.0%。
18日の番組は一部生放送となり、番組冒頭にメンバー5人が黒のスーツ姿で登場し、各メンバーが心境を明かして騒動への謝罪、ファンらへの感謝を口にしていました。
- 『SMAP×SMAP』での謝罪動画(YouTube)
なお、番組の過去最高視聴率は2002年1月14日の放送で記録しており、2001年8月に公務執行妨害と道路交通法違反(駐車禁止)で現行犯逮捕(後に不起訴処分)され、それから芸能活動を自粛していた稲垣吾郎さんが芸能活動を再開した時に放送された『SMAP×SMAP ’02緊急生放送! 今夜5人そろってスマップが出演します。』が記録した34.2%。
最高視聴率更新とはなりませんでしたが、今回の騒動は大きな衝撃を与えており、生放送部分が終了するとツイッター上にはSMAP関連のツイートが集中したため、一時サーバーがダウンし、数分間の間繋がりにくい状態に。
さらに、『Yahoo!JAPAN』のトッページに「SMAP存続 生出演で説明」というニューストピックスが取り上げられたタイミングでアクセスが集中し、「現在、Yahoo!ニュースがつながりにくい状況です。ご迷惑をおかけいたしますが、復旧までいましばらくお待ちください」という文言が表示されてニュースが一時閲覧できない状態となっていたのですが、こうしたことは前代未聞のことで、いかに大きな関心を集めていたかが分かる格好となっていました。
また、スマスマと同時間帯に放送されていた『報道ステーション』(テレビ朝日系)では、速報で「SMAP“存続”表明」と報じ、メインキャスターの古舘伊知郎さんは「あぁ良かった」と安堵し、「今まで以上に自覚をもって、大いに活躍してもらいたい」と語っていました。
『NEWS ZERO』(日本テレビ系)では、ジャニーズ事務所の後輩である嵐の櫻井翔さんが神妙な面持ちで「“このままでは空中分解になりかねない”という木村さんの言葉、後輩としてはショックを受けました」「ただ前を見て進みたい、という言葉が印象に残りました」とコメント。
さらにスマスマ終了後のNHKニュースでも番組の映像を使い伝えており、SMAPの影響力の高さをうかがわせていたのですが、メンバーのコメントなどに納得していない方が多く、ネット上では、
- あの会見は納得いかない。なんか消化不良だわ
- 弁明と謝罪の会見としてこんなに無駄な時間もなかった
- 解散した方がよかったと思う…。芸能界は怖い…そのイメージを植え付けられた今回の一件
などといった声が上がっています。
グループの存続を宣言したものの、SMAPは解散しないと明言はせず、各メンバーのコメントも自分たちの言葉ではなく、言わされている感じがあったこと、中居さん等の表情を見る限りイマイチ納得できていない様子だったこと等から、新たな波紋を呼ぶことになってしまったわけですが、存続をするからにはこれからの活躍にも期待したいところです。
しかし、19日付の『スポーツ報知』は今回このような騒動を引き起こした責任から、秋のテレビ改編期の10月以降、4人は活動を自粛する可能性もありそうだとしており、テレビ局関係者が「“裏切り行為”があったわけだから、何らかのペナルティーがないと、木村さんや他のタレントに示しがつかない」といい、謹慎ではないにしても一定期間の活動自粛を強いられる事は避けられず、木村さん以外の4人が活動自粛となれば、SMAPは事実上の活動休止となるといいます。
またこれによって、今年で放送20周年を迎えるスマスマに区切りをつけるなど、何らかの形で再出発することになるといい、もしこのような状態になるのであれば、木村さんを除いた4人で独立し、ソロ活動に力を入れたほうが良いのではないかと思ってしまいますね…。