2017年9月にジャニーズ事務所を退所、独立した元SMAPの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが19日、9日に87歳で亡くなったジャニー喜多川社長を追悼するコメントを正式発表しました。
3人は所属事務所『CULEN(カレン)』を通じて、以下の追悼コメントを寄せています。
先日、ジャニーさんの家族葬が執り行なわれたと伺っております。
僕らは、僕らのそれぞれの想いを込めて、今、自分達のいる場所からお別れをさせていただきました。
どんな時でも背中を押してくれたジャニーさん、ありがとうございました。
心からご冥福をお祈りいたします。
令和元年7月19日
株式会社CULEN
稲垣吾郎
草彅剛
香取慎吾
3人の追悼コメント発表を受けてネット上では、
- 何処からであっても、お悔やみの気持ちは届いていると思います。合掌
- どこにいても応援すると言ってくれたジャニーさん、想いは届く。
- ジャニーさん、事務所への感謝は3人も絶対に持っていたと思う。ジャニーさんも嬉しいんじゃないかな
- 色んな騒ぎの最中だけど。思いをちゃんと公表できた事は本当に良かったと思う。
ジャニーさんも喜んでるんじゃないかと思います。改めてご冥福をお祈りします。 - ジャニーさんあっての彼らですから、今後いろんな事がよい方向に向かいますように
- それぞれの場所からの思いをジャニーさんはきっと見ていてくれてると思うし、わかってくれていると思います。
- この3人のそれぞれの想いなんて誰も想像できないだろうな。今ある場所で追悼、これ以上のものはない。ジャニーさんニコニコして喜んでるだろうな、と思います。
などのコメントが寄せられています。
現在は『新しい地図』というユニットでも活動している3人は、それぞれ1987年にジャニーズ事務所へ入所し、SMAPの前身となるグループ『スケートボーイズ』のメンバーに選出されました。
スケートボーイズは、ジャニー喜多川社長が「第2の光GENJI」を目指して結成したグループで、後にSMAPとなるメンバー6人の他にも、後に『TOKIO』のメンバーとなる国分太一さん等も在籍していました。
<↓の画像が、SMAPの前身『スケートボーイズ』の写真>
スケートボーイズ結成から約1年後の1988年4月に、中居正広さん、森且行さん、木村拓哉さん、草彅剛さん、稲垣吾郎さん、香取慎吾さんの6人でSMAPを結成し、1991年9月9日にシングル『Can’t Stop!!-LOVING-』でCDデビューを果たしました。
<↓の画像は、SMAP結成当初のメンバー写真>
しかし、オリコンチャート最高位2位、売り上げ枚数はジャニーズグループのデビュー曲としては過去最低の15万枚にとどまり、この頃はすでにアイドルブームが下火になっている頃だったため、かなり厳しい状況にあったのですが、当時まだ事務職員だった飯島三智さんがSMAPのマネージャーを志願し、そこから当時アイドルが深く踏み込んでいなかったバラエティ路線の活動を積極的に行い、ジャニー喜多川社長もこれを容認したことで、SMAPはバラエティもできるアイドルの先駆けとなりました。
SMAPのメンバーはその後も活動の幅を拡げていき、国民的アイドルグループとなったのですが、2015年以降にSMAPの分裂・解散騒動が勃発し、2016年5月にジャニー喜多川社長は、「僕は命をかけても(守る)。SMAPは我が子と同じですから。僕に相談なしで、(解散することは)絶対ない。そんな心配は全然ないです。」
などと解散説を完全否定し、SMAPへの愛を語っていました。
しかし、SMAPは2016年末をもって解散となり、解散後の2017年1月にジャニー喜多川社長は、「SMAPは頭文字を取るとさ、『(S)素晴らしい(M)メモリー(A)ありがとう(P)パワー』でSMAPなんだよね。思いつきで申し訳ないけど、だから、終えちゃっていいんじゃないかなと思っています。SMAPはそれで終わり。でも、個々がすごくやっているじゃないですか、活動を。絶対に期待できると思います」
と今後のソロ活動に期待し、「僕は絶対、永遠に後押し、バックアップ、応援していくつもりです。誰に対しても。だから、それは間違いないです!」
と断言していました。
<↓の画像は、ジャニー喜多川社長の写真>
それから約8ヶ月後の2017年9月8日をもって、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人はジャニーズ事務所を退所、元SMAPのチーフマネージャー・飯島三智さんが立ち上げた『CULEN』の所属となり、独立して今年で2年となります。
現在も地上波のテレビ番組にはほとんど出演出来ない状態が続いており、その背景にはジャニーズ事務所からの圧力があるのではないかという声が多く、『公正取引委員会』は先日、ジャニーズ側がテレビ局に3人を起用しないよう要請した疑いがあり、独占禁止法違反に繋がる恐れがあるとして、注意していたことが明らかになりました。
しかし、これらの件に対してジャニー喜多川社長は関わっていないとも言われ、ジャニー社長は新しい地図の3人を含めて、退所したタレント、子供たちのことも気にかけていたことを爆笑問題の2人が4月放送のネット番組『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)で明かしており、その話を聞いた3人は「え~嬉しいですね」と声を揃えていました。
それだけに、ジャニー喜多川社長の訃報は3人にも大きなショックを与え、家族葬に参列できなかったことに複雑な気持ちを抱えているのではないかと思いますが、3人の思いはジャニー社長に届いていると思います。
また、ジャニー喜多川社長はあの世で3人の活動を見守っているのではないかと思いますので、引き続き様々な活動によって多くのファンを喜ばせてほしいですね。