昨年3月末にKAT-TUNを脱退、ジャニーズ事務所からも退所した田口淳之介さん(31)が、退所から1年でメジャーデビューすることが14日に発表され話題になりました。
田口さんは、大手レコード会社『ユニバーサルミュージック』と2年間のアーティスト契約を結び、4月5日にメジャーデビューシングル『Connect』をリリース、3月25日には再出発を追ったドキュメンタリー番組『田口淳之介-TO THE NEXT LEVEL-』(BS12 17時)が放送されるとのことなのですが、ジャニーズを離れたタレントが約1年で大手と契約するのは異例で、これにはあるワケがあると『東京スポーツ』(東スポ)が報じています。
2006年に結成したKAT-TUNは当初6人組グループだったものの、2010年7月に赤西仁さん、2013年9月に田中聖さん、昨年3月に田口さんが脱退。
赤西さんは2014年2月をもってジャニーズを離れ、同8月にシングルをリリースしていますが、現在でもメジャーデビューはしておらずインディーズで活動中。
田中さんについても、ロックバンド『INKT(インク)』を2014年10月に結成し活動を行っていますが、メジャーデビューは出来ていません。
<↓の画像左が赤西仁さん、右が田中聖さん>
その理由について芸能プロダクション関係者は、「テレビ局など各所に強い影響力があるジャニーズ事務所の意向があったから」と語っているのですが、昨年のSMAP解散騒動によってジャニーズは「歴史的大転換を迎えた」といいます。
これまではジャニーズを離れた場合、テレビ番組への出演が難しくなるなど、活動やメディア露出量が限定的になるといったことがありましたが、昨年のSMAP解散騒動でジャニーズは世間から猛バッシングを浴び、完全に悪者となってしまったことで参ってしまい、方針を変えることにしたとのこと。
前出の芸能プロ関係者によると、「基本的にジャニーズ以外のことには不干渉で、辞めた人間の芸能活動にも口を出さないことにした」といい、もしも木村拓哉さんを除くSMAPメンバー4人が独立したとしても、同様に干渉するつもりは全くないそうです。
これは芸能界全体に知れ渡っているそうで、今後は男性アイドルグループが次々と誕生することになるとみられており、テレビ局関係者は「これまでどの芸能プロダクションも、男性アイドルグループはなかなか手掛けられなかった。ジャニーズの“横ヤリ”が入るからです。やるにしても、ジャニーズにかなり気を使っていた。だけど、今後はもう干渉されることはないとわかったので、大手芸能プロは年内に男性アイドルグループを誕生させ、一気に仕掛けると話題になっていますよ」と語っています。
そして、これに対してネット上では、
- 綺麗に辞めた人に、圧力なく自由にまた芸能活動できるのは、良いことだね。でもさ…田口くんソロでやるほど歌上手だったっけ?パフォーマンス力あったっけ?
- 本当にSMAPメンバーが独立しても事務所は邪魔しないのかな?田口さんには悪いが、やっぱり格が違うしソロでも変わらず稼げる人達だけに心配。
- 大きな力を持った人のバックアップで早々にメジャーデビューできても、世間から冷ややかな目で見られてる状況で活躍できるとは思えない
などのコメントが寄せられています。
田口さんよりもグループの中で目立ち、人気も高かった赤西さんや田中さんでさえインディーズで活動しているにも関わらず、田口さんはたった1年でユニバーサルと契約しているのは確かに違和感があり、何か裏事情がありそうですが、昨年のSMAP解散騒動と関連しているのかどうかは不明ですね。
これがもし本当の話なのであれば、これからジャニーズのライバルとなるような男性グループがさらに増えるだけでなく、ジャニーズを離れて他からメジャーデビューしようとする人が増える可能性があるため、全く干渉しないということはないかとも思います。
田口さんがメジャーデビューするというニュースは、『東京中日スポーツ』や『オリコンニュース』などが報じてはいるのですが、『スポーツニッポン』や『日刊スポーツ』といった主要スポーツ紙はスルーしており、もしジャニーズが不干渉なのであれば取り上げているのではないでしょうかね。
ちなみに、『東京中日スポーツ』によると、ユニバーサルは田口さんの音楽に対する熱意、エンターテイナーとしての精神に感銘し即契約に至ったといい、この思いがけない展開に田口さんは、「確かな手応えと共に今後のビジョンを思い描いている中、素晴らしい巡り会いでガッチリと協力して頂けることになりました」と語っています。
実際のところはどうなのか定かではありませんが、今後田口さんのようにジャニーズを離れた後もメジャーデビューする人が出てくるのか、SMAPのメンバー4人についてもすんなりと独立出来るのか注目したいですね。