24日に大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された『KAT-TUN』の元メンバー・田中聖容疑者(別名=KOKI 31歳)の尿から、大麻の陽性反応が出たことが29日に明らかになり、逮捕時に車内から発見された大麻が田中容疑者のものだった可能性が高まっています。
田中聖容疑者は24日に、東京都渋谷区道玄坂で警察から職務質問を受け、その時に乗っていた車から「バッズ」と呼ばれている乾燥大麻の花穂(かすい)や吸引用の巻き紙が発見されました。
<↓の画像は、警察から職務質問を受ける田中聖容疑者>
<↓の画像が、「バッズ」と呼ばれる乾燥大麻の花穂部分>
バッズは葉の部分よりも「幻覚成分の含有率が高い」ことで知られているのですが、田中聖容疑者は警察の取り調べに対して「大麻は自分のものではない」と容疑を否認しているといいます。
しかし、尿鑑定によって陽性反応が出たことで、大麻を所持していた可能性が高いとみられており、警察は捜査を続けています。
なお、日本の大麻取締法では「大麻の使用だけ」では処罰することは出来ず、その理由は自然の場に麻が自生していて、知らない間に吸引している可能性があるためです。
スポーツ紙の取材に応じている『レイ法律事務所』の松田有加弁護士によると、「大麻所持による逮捕者が起訴されるのは5~6割」で、尿から大麻の成分が見つかっても起訴、不起訴には直接影響はせず、「大麻の所持量に左右される」と説明し、田中聖容疑者は逮捕時に極微量の大麻を所持していただけだったため、「不起訴処分や起訴猶予の可能性が残っている」と話しています。
各スポーツ紙や週刊誌の報道によると、田中聖容疑者はKAT-TUN時代から薬物疑惑で警察にマークされていたといい、30日付の『スポーツニッポン』(スポニチ)によると、「言動が原因で2年前ぐらいからクスリの噂があった」と田中容疑者の知人が話していると伝えています。
田中聖容疑者が過去に経営に関与していた東京・西麻布のバーでは、女性客を突然投げ飛ばすという姿が目撃されていたほか、昨年11月には自身のブログに幻覚、幻聴症状が起きていたのではないかと感じられる不可解な書き込みをしていたといいます。
田中聖容疑者は昨年11月26・27日に、自身がボーカルを務めるロックバンド『INKT(インク)』として台湾で開催の大型フェス『Heartown Festival 2016』に参加しており、同29日更新のブログでは台湾での思い出などを綴っていたのですが、ホテルで不気味な体験をしたことを報告。
<↓の画像は、INKTのメンバー写真>
それによると、21階の部屋に泊まっていたところ、夜中に突然、窓をコツコツコツコツと誰かがノックするというのが15分ぐらい続き、それが少し静かになってきたなと思ったら次は風呂場から同じ音がし始めたそうで、なかなか寝ることが出来なかったとのこと。
これは幻覚・幻聴症状だったのか、心霊現象だったのかは定かではありませんが、以前から薬物使用疑惑があった田中聖容疑者だけに、今思えばこれらは、大麻や違法薬物の使用による副作用だったのではないかと疑いの目を向けられています。
週刊誌『女性自身』が報じている記事によると、田中聖容疑者は過去にも警察に職務質問され、尿検査を受けていたといいます。
田中聖容疑者は昨年7月放送の『田村淳の地上波ではダメ!絶対!』(BSスカパー!)で、抜き打ち薬物検査を受けて「陰性」という結果が出ていたのですが、この検査を受ける前にも警察から任意で薬物検査をされていたそうで、やはり以前から目を付けられていたのかもしれません。
今回の事件では不起訴処分、起訴猶予となる可能性がまだあるのですが、イメージをさらに悪化させるような話が次から次に出てきており、大麻の陽性反応も実際に出てしまったことから、今後音楽活動を再開させたとしても、ファンも減ってより厳しいものになるかもしれないですね。