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中村一也がジャニー喜多川の性加害問題を週刊文春に語る。タッキー&翼の東京ドーム公演出演後に襲われ、心に深い傷負い…

元ジャニーズJr中村一也が実名・顔出しでジャニー喜多川からの性被害告発。ライブ後に自宅で襲われ事務所を辞めた…

元ジャニーズJr.の中村一也さん(なかむら・かずや 35歳)が週刊誌『週刊文春』の取材に応じ、ジャニー喜多川さんからの性被害を実名・顔出しで初告白しています。

中村一也さんは、母親がジャニーズ事務所に履歴書を送ったことがきっかけで、中学1年時の2001年1月に突然事務所からダンスレッスンに呼ばれ、そこからジャニーズJr.としての活動がスタートしたといい、それから約2年後の2002年10月19日に、『タッキー&翼』のデビュー記念した東京ドーム2DAYS公演「“Hatachi” de デビュー Giant Hits Concert with allジャニーズJr.」の1日目が終了後、初めて性被害に遭ったそうです。

<↓の画像が、タッキー&翼のコンサート出演当時の中村一也さんの写真>

中村一也さんの証言によると、翌日も公演があったことでジャニー喜多川さんの自宅に泊まることになり、その日は5人ほどが宿泊し、中村さんは上階の部屋で3人のジャニーズJr.と寝ていたといいます。

すると、深夜になってジャニー喜多川さんが部屋に入ってきたそうで、「足元のほうから布団に入ってきて、すぐジャニーさんとわかりました。もう怖くて動けない。マッサージをされていたのか分からないですけど、しゃぶられて……。自分のおじいちゃんみたいな親しみもあったので、そのショックもありました。やられてる最中は、女の子にやられているっていうのを想像して、頼むから終わってくれって。結構長かった気がします。30分くらいの感覚でした」と、性被害を赤裸々告白しています。

翌朝にはジャニー喜多川さん等と朝食を食べたそうですが、「テーブルの下で、足の甲を、足でさすられたんです。それがまたゾッとした」と振り返っています。

<↓の画像は、週刊文春の取材に応じた元ジャニーズJr.の中村一也さんの写真>

また、東京ドームに到着後にジャニー喜多川さんに呼び止められ、「1万か2万を手渡されました。『いらないよ』って断ったけど、『あげる』って言われて受け取った記憶があります」「(前夜の出来事は)結構、引きずってた。そこから、もうやる気が半減してました」と語っています。

精神的ダメージは大きく、コンサートに出演しても素直に喜べなくなっていたといい、「複雑な感情が湧いていました。もう気持ちがだいぶ病んでたんでしょうかね」と語り、当時中学3年生で15歳だった中村一也さんはその直後に、高校受験の準備を理由にジャニーズJr.の活動から離れたそうです。

活動を離れて以降も、仲が良かったジャニーズJr.から「ジャニーさんが呼んでるから泊まりに来い」と誘われたことがあったそうですが、「嫌だ」と言って断ったといい、「しばらくしてジャニーさんに直接電話して、辞めますと伝えた。特別引き止められるようなことも言われなかったと思います」と振り返っています。

こうした経緯でジャニーズを辞めた中村一也さんは、芸能界から離れて現在は車の販売事業をしているそうですが、ジャニー喜多川さんからの性被害を実名・顔出し告白した理由について、「別にジャニーズに恨みがあるわけではないです。ただカウアン君の会見を見ていて、黙っていられなかった自分がいるんです。やっぱ周りにも言われるんですよね。『結構いいところまで行ってたのになんでやめたの?』って。でも、そのことがあったからだとは言えなかったんです。ただ、これだけ性被害について騒がれている中で、地元の友達にも、辞めた理由はそういうことがあったからだと、ようやくカミングアウトできました」と明かしています。

週刊文春は中村一也さんの告白を受けて、ジャニーズ事務所に事実確認を求めたそうですが、今回も回答は無かったとのことです。

そして、元ジャニーズJr.の中村一也さんの実名・顔出し告白を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

中村一也さんは2019年7月に、ジャニー喜多川さんが亡くなった際には自身のインスタグラムで、「今から18年前オーディションではなく レッスンに来てくださいが始まりで 当初から居たあのおじさんは誰なんだろう…が ジャニーさんでした 13歳~約2年間と短い間ではありますが 雑誌撮影.TV収録.舞台.コンサートなど 当時、同じ時期に居た同期がキスマイ北山.宮田 ワンオクTaka AAA日高 etc そんなエンターテイナーな世界を体験をさせて頂いた事 貴重な経験をありがとうございます 心からご冥福をお祈りいたします。」と追悼していました。

<↓の画像は、ジャニーズJr.時代の中村一也さん(右上)、Kis-My-Ft2・宮田俊哉さん、AAA・日高光啓さんとの写真>

他の元ジャニーズJr.と同様に、自身を見出してくれたジャニー喜多川さんに大きな恩義を感じる一方で、子供のころに受けた性被害で心に深い傷を負って活動を辞めたといい、ジャニーさんは当時、性加害問題を報じた週刊文春と裁判で争っており、その裏で性加害を続けていたというのは非常に悪質で、この問題を放置し続けたジャニーズ事務所には大きな責任があると感じます。

5月31日に立憲民主党が国会内で開いた「性被害・児童虐待」の国対ヒアリングに出席の元ジャニーズJr.・二本樹顕理さん(にほんぎ・あきまさ 39歳)も、中学1年時に入所してから半年の間に、合計10回以上の性被害に遭って約1年半後に退所したものの、その後もトラウマとして残り人生に大きな影響を与えたと語っています。

二本樹顕理さんはさらに、入所時期が近かった十数名のジャニーズJr.たちからも性被害を当時耳にしたと語り、被害者の人数は少なく見積もっても300人ぐらいで、1000人以上が被害に遭っていたとしてもおかしくないとしています。

現役のジャニーズタレントの中にも性被害者がいる可能性もありますが、ジャニーズ事務所側は第三者委員会を設置しての徹底的な調査などを行うことなく、そして藤島ジュリー景子社長は「知らなかった」と言って責任逃れをしようとしているのは大きな問題だと感じます。

現在、国会では「児童虐待防止法」の改正に向けた議論が進み、児童虐待の定義を「経済的、社会的に影響力を持つ第三者」にも範囲を広げることが検討されていますが、今後もしばらく元ジャニーズJr.たちによる告発は続くとみられ、それに対してジャニーズ事務所は今後どういった対応をしていくのか、引き続き動向を注視していきたいですね。

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