21・22日に放送されるチャリティー番組『24時間テレビ44 愛は地球を救う』(日本テレビ系)で、「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」と題したリレー企画が行われることが発表され、ネット上では今年も厳しい声が多く上がっています。
発表によれば、コロナ禍の放送となる今年も公道ではなく、閉鎖された敷地内でリレー企画を行うとし、ランナーはメインパーソナリティーも務める『King & Prince』のリーダー・岸優太さん、今年現役引退した元ラグビー日本代表の五郎丸歩さん、プロフィギュアスケーターの荒川静香さんら10名が務め、リレー形式で100km走るとのことです。
<↓の画像が、リレーランナーを務める岸優太さん、五郎丸歩さん、荒川静香さんの写真>
今年のリレー企画は、全国各地で発生した豪雨被害や東日本大震災、熊本大地震の被災地支援を目的に実施し、走る場所は非公表で、深夜帯にはリレーを行わないといいます。
そんなリレー企画の第1走者に抜擢された岸優太さんは、「メインパーソナリティーの1人として、被災地の未来のための募金活動に少しでもお役に立てればと思います。今年もコロナ禍での放送となり、きっとさまざまなご意見があると思います。僕たちは、今できることを精いっぱい、想いを込めてテレビの前の皆さんに届けるつもりです」
とコメントしています。
五郎丸歩さんは、「様々な所で懸命に頑張ってる方がいらっしゃる中で、スポーツというコンテンツを通じて、何かアクションを起こしたいという人達が集まってバトンを繋いでる姿を見てもらい、少しでも前向きになっていただけると幸いです」
としています。
荒川静香さんは、「大変な状況が続いている中、皆さん各々の状況下で頑張っていると思います。常に今の自分と向き合い、出来ることを見いだし、一歩ずつ頑張っていくことの素晴らしさを、バトンを繋いでいく姿をお見せすることで、少しでも皆様にお伝え出来たらうれしいです」
とのコメントを寄せています。
今年の『24時間テレビ44』は「想い~世界は、きっと変わる。」をテーマとし、メインパーソナリティーはキンプリのメンバー5人が担当し、チャリティーパーソナリティーは女優の菅野美穂さん、スペシャルサポーターを『チョコレートプラネット』等が務めることが発表されており、昨年に続き両国・国技館で無観客での開催となります。
番組では、歌手・MISIAさん、さだまさしさん、天才ピアニスト・紀平凱成さんが、チャリティーソングを制作し初披露する企画「想いよ響け!日本に届けたい歌」、加山雄三さん発案のAI技術を駆使して分身を作り出す企画「バーチャル若大将」、芸能人や様々なクリエイターによる24秒間の様々な動画を紹介する「24秒間テレビ」といった企画のほか、フィギュアスケーター・羽生結弦選手によるスペシャルアイスショーも放送されます。
さらに、今年も敷地内でのリレー企画「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」が行われること等に対してネット上では、
- 100キロ走ることとチャリティーがどう結びつくの?日テレはいい加減に自分勝手な使命感を持つのやめろ。ただただサブい。
- このご時世いろんな意見があると思いますがと言っていたけど、走らないことが一番だと思う。
岸くんが悪いわけではないんだけどね。。日テレは何考えてるんだろ? - この御時世で人を集める行為は問題だろう。偽善を通り越して独善的な番組だということがはっきりした。少なくとも都市部でのイベントは控えてほしい
- 感動の押し売り、スポンサー料は利益に計上、ここまでバレていながら、まだやるんですか…
- リレーは閉鎖された敷地内なのに、芸能人が県またぎで取材に行くってどう言う事なの。全く意味が分からない番組だよ。毎年開催しなきゃいけないの?
- このコロナ禍で必要だろうか。番組作る費用やスポンサー料があるなら、そのお金を募金すればいい。伝えたいことがあるならドキュメンタリー番組でいいのでは。
- ジャニーズとアスリート出しておけばOKと思ってる日テレ。広く障害者や復興のことを知ってもらい支援を募るなら、24時間くだらない番組を垂れ流すより、きちんとしたドキュメンタリーを作った方が良いと思う。
巨額の宣伝費や製作費や出演料をそのまま支援に回せば効率いいのにね。 - チャリティーコンサート、チャリティーオークション、チャリティーゲームなどでファンや一般人から募金集めれば良いのに
夏場にマラソンや不可解な企画で募金の倍以上の経費が使われてて、何の為にやっているのか24時間やる必要があるのか意味が分からない。 - 募金リレーせずに、銀行振込でいいのでは?参加する芸能人(去年も)は好感度を上げようとしている。
コメントで東日本大震災の被災地に触れるなら毎年言ってください。10年目の節目でいうのはうっとうしい。
24時間テレビは経費がかかる、ありがとう動画、ラインスタンプなどの「キャッシュレス募金」を強調しているが、通信料は自己負担。銀行振込をする人の方を感謝するべき。 - 不要不急の外出が呼び掛けられるなか、24時間以上にわたって多くの人を動かす番組をやる必要がありますか?
ジャニーズに多額のギャラを払うよりも、募金や番組制作費を大雨で被害にあった人たちに送った方がよっぽど社会貢献になります。
などの声が上がっています。
初のコロナ禍での放送となった昨年の『24時間テレビ』も物議を醸す中で、元マラソン日本代表の高橋尚子さんが持ち込んだとされる「募金ラン」を実施し、この企画は1周あたり5kmの私有地を周回する毎に、ランナーが10万円を募金するという内容となっていました。
募金ランには、女優の土屋太鳳さん、元レスリング選手の吉田沙保里さん、元バドミントン選手の陣内貴美子さん、元柔道選手の松本薫さん、元マラソン選手の野口みずきさんが参加し、リレー形式で合計120km、高橋尚子さんは1人で115kmを走り、募金総額は470万円となっていました。
<↓の画像は、募金ランに参加した高橋尚子さん、土屋太鳳さん等の写真>
この企画に関しても、ランナーを務めた人が走った分だけ募金するのは意味不明、高い気温を記録する中で走るのは危険として否定的な反応が多かったのですが、今年も敷地内でのリレー企画が行われ、『24時間テレビ』では走る企画は絶対に外せないということなのでしょうね。
ちなみに、昨年の『24時間テレビ』を中心に集まった募金総額は「8億6,626万9,827円」となっていました。
『24時間テレビ』は“感動の押し売り番組”などと揶揄され、新型コロナウイルスの新規感染者数が全国的に激増している中での放送を巡り批判が相次いでいますが、放送するからには今年も出演者やスタッフの中から感染者が出ないように、感染防止対策を徹底してほしいものです。