24・25日放送のチャリティー番組『24時間テレビ42 人と人~ともに新たな時代へ~』(日本テレビ系)の視聴率が発表され、関東地区の平均視聴率が16.5%、瞬間最高視聴率は番組エンディングに記録した39.0%だったことが分かりました。
今年の『24時間テレビ』ではチャリティーマラソンとして、ハリセンボン・近藤春菜さん、ガンバレルーヤ・よしこさん、総合司会も務める水卜麻美アナウンサー、いとうあさこさんの4人がタスキを繋ぐ「24時間駅伝」が行われました。
アンカーを務めたいとうあさこさんは、最後までペースを落とさずに時間内のゴールを目指しましたが、惜しくも番組放送内でのゴールとはならず、後番組『行列のできる法律相談所』内でゴールシーンが放送され、番組の平均視聴率が26.3%を記録したことも明らかになっています。
<↓の画像は、いとうあさこさんゴールシーンの写真>
発表によると、今年の『24時間テレビ42』の平均視聴率は16.5%と昨年の15.2%から1%以上アップし、瞬間最高視聴率も昨年の34.7%から4%以上アップしていました。
また、番組後半の25日19時~20時54分の番組終了までの最終パートの平均視聴率は27.6%で、こちらは昨年と変わらない数字でした。
他に、番組開始の18時30分~21時20分の第1パートは平均20.5%、その後放送された嵐・相葉雅紀さん主演スペシャルドラマ『絆のペダル』は平均18.0%でした。
<↓の画像は、ドラマ『絆のペダル』出演の相葉雅紀さん、薬師丸ひろ子さんの写真>
昨年放送のSexy Zone・中島健人さん主演ドラマ『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』は、平均16.2%だったことから今年は1.8%アップとなっていました。
気になる今年の『24時間テレビ42』で集まった募金総額についてですが、番組放送終了時点で発表された中間発表の募金総額は「6億8421万2104円」でした。
昨年の中間発表時点での募金総額は「2億6787万5910円」だったため、今年は2.5倍以上の募金が集まっていました。
そして、『24時間テレビ42』の視聴率発表などを受けてネット上では、
- なんだかんだ酷評だったが視聴率はあるんだね
- あれだけ批判されても、こんなに高視聴率なのはある意味すげえ
- かなり高いね。自分がおかしいのかな。全く興味ないし見なかったけど。
- ネットでの評判とは対照的に数字は凄いんだな。俺もついついクライマックスを見てしまった
- これだけの視聴率叩き出せるなら、制作側もこの茶番的演出に固執するよな…
- 24時間テレビを見ている人の大半は嵐ファン、嵐を見たくて見てるというのが本当のところでしよう
- 一部では酷評されていても結果として視聴率が取れるから、日テレはこの番組をやめられないのでしょうね。
- 毎年ダラダラとつまらない企画構成で数字が取れるのは凄いな。
他局も24時間テレビより数字が取れる裏番組作れそうだと思うけど - ギャラが出ていて偽善。障害者を見世物にしているって 批判はありますが、それでも障害者に対して少しでも優しくなれたり、人と人の絆を大切にできるようにって思ってくれる人が増えたなら、十分価値はあると思いますけどね。
- 視聴率というものがあるかぎり“演出”はあるもの。ただマラソンや芸人がドタバタするようなものは意味なし。それを翌日もずるずる引っ張るなんて、、
またチャリティーそのものの在り方は変わってきてると思います。障がいを持つ方の頑張りには勇気づけられる一方で、健常者が障がいを持つ方との接し方や問題などをもっと伝えるべき。
視聴率が高いのなら、それを国に訴えるべきでしょう
などのコメントが寄せられています。
今年もネット上では多くの批判が寄せられていた『24時間テレビ』も蓋を開けてみれば、番組視聴率は昨年から1%以上上昇して歴代13位の数字を記録し、募金総額も中間発表時点で6.8億円以上を記録しており、大成功に終わったと言える結果になっています。
今年はメインパーソナリティーを6年ぶり5回目となる嵐のメンバーが務めたことや、24時間駅伝の4人目のランナー発表を当日行ったことなども功を奏したとみられ、現時点ではまだ来年の番組放送は発表されていないものの、今年の数字から放送継続はほぼ決定的でしょうね。
週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が26日に配信した記事によれば、番組出演者のギャラはメインパーソナリティーの嵐が総額5000万円、昨年のチャリティーマラソンランナーを務めたANZEN漫才・みやぞんさんは2000万円だったという噂があるものの、これらは大ウソで実際にはそこまで多くのギャラは受け取っていないとしています。
記事では日テレのベテラン制作マンが出演者のギャラ金額について、「24時間拘束されるメーンクラスで1人300万円程度。ランナーは知名度によって異なるが、せいぜい500万円」「他番組並みの金額」
だと語っています。
しかし、海外のチャリティーイベントや番組では出演者がノーギャラなのが一般的で、世間からの批判や番組のマンネリ化を抑えるためにも、こうした出演者のギャラや毎年物議を醸しているチャリティーマラソン企画などを、考え直した方がいいのではと言われているのですが、色々と批判を浴びながらも視聴率や募金総額が高い値で推移しているので、そう簡単に変更することはないのかもしれないですね。