今年で平成最後となる『NHK紅白歌合戦』に異変が起き、これまで5枠あった「ジャニーズ枠」が大幅に減少する可能性があると夕刊紙『日刊ゲンダイ』が報じています。
『日刊ゲンダイ』によると、2016年と2017年に紅白の責任者を務めていたエンターテインメント番組部長A氏が、6月にセクハラ疑惑によって異動していたことが明らかになり、このトラブルが原因でジャニーズ枠が減少する可能性が出てきているといいます。
ちなみに、エンターテインメント番組部の部長よるセクハラ問題は、『東京スポーツ』(東スポ)が9月末に報じており、50代の男性職員A氏はNHK内の女性職員にセクハラ行為をしたとして、停職3ヶ月の懲戒処分を受けたといい、被害者の女性は昨年春ごろにセクハラを受けたと訴え、内部調査を行ったところ、「セクハラ行為があった」と認定されたことから、6月に制作局とは別の局へ異動になったとのことです。
このエンターテインメント番組部長A氏は2016年に部長に就任し、2016年と2017年の紅白で責任者を務めたといい、A氏を知る音楽関係者は「音楽に対して真摯に向き合っているし、マジメな人」と語り、そうした声が圧倒的だといいます。
しかし、NHK関係者は「少々、酒癖が悪いときがあった」と明かし、お酒を飲むと女性に対してセクハラ行為する姿がよく見受けられたといい、「酒が入ると、女性の脚を擦ったりするクセがあって、それが今回はセクハラと認定されたようです。度々やっていたので、A氏の立場が立場だったから『注意しないと足をすくわれるよ』と忠告していた人もいました」
と語っています。
なお、NHKはこの問題について特にコメントを発表していません。
『日刊ゲンダイ』によると、セクハラ問題で異動となったA氏は「ジャニーズ事務所幹部と蜜月関係だった」そうなのですが、A氏の異動を受けて今年の紅白の責任者を務める後任者は、ジャニーズとは距離を置きたがっているという話があるそうです。
元TOKIO・山口達也さんが今年2月に、自身が司会を務めていたバラエティ番組『Rの法則』(NHK Eテレ)に出演していた女子高生を家に呼び出し、無理やりキスをするなどの強制わいせつ容疑で書類送検(後に不起訴処分)され、番組が打ち切り終了となっており、こうした事情があることによって、ジャニーズ事務所側もNHKにタレントを強く推せないようです。
こうしたトラブルが重なったことにより、今年は昨年まで5枠確保していたジャニーズ枠が減少する可能性があるといい、現時点で出場が内定しているのは、事務所内でダントツトップの人気を誇る嵐、次いで高い人気を得ている関ジャニ∞の2組くらいだといいます。
ジャニーズ事務所としては、今年5月にデビューした6人組グループの“キンプリ”こと『King & Prince』を何としてでも初出場させたいと考えているといい、キンプリが単に出場するのではなく特別枠でコラボ出演するという話もあるようです。
<↓の画像は、キンプリこと『King & Prince』メンバーの写真>
制作会社関係者はそのコラボについて、「年内いっぱいで引退する滝沢秀明と共演し、彼の花道をつくるというのです。今井翼は事務所を退所するので、タッキー&翼での出場は不可能。そこで、“タッキー&キンプリ”で往年のヒット曲を歌う。そこにジュニアたちも大勢参加し、滝沢がジャニー社長の後継者であることを印象付ける演出になるようです。NHK側も話題性は十分と判断しているようで、前向きに検討しているそうですよ」
と語っています。
<↓の画像は、今年で引退のタッキーこと滝沢秀明さんの写真>
そして、この報道に対してネット上では、
- 紅白を一出演者の花道の様に使うな
- AKB、乃木坂、欅坂はまとめて1枠としてくれ。3組合同で歌えよ。ファン以外は誰も興味がないんだから。
- 紅白はジャニーズ枠みたいなのを減らして、今年活躍した歌手とかグループを出して欲しい。司会も毎年ジャニーズだし多すぎ。
- ジャニーズばかりは、もうイヤだ!去年まではヒットしなかったグループまで紅白に出てる。事務所の力で出すやり方は卑怯だよ。
- ジャニーズはもういらないです。力関係で出演者を決めるのは、正道ではない。料金を徴収している限り、 納得のいく選考であってほしい。キンプリは、まだ出る段階ではないと思う。
- 嵐の持ち回り司会もやめて欲しい。
- ジャニーズは紅白に出過ぎ。問題ばかり起こしてもういい加減に出ないでほしい。
- 今まではジャニーズ枠があることが暗黙の了解みたいになってたけど、よく考えたら何でジャニーズ枠なんていうものができたのか…。紅白歌合戦の本意は今年活躍した歌手ですよね。大人の事情でそうなったんだったら、これをきっかけに、ジャニーズ枠をなくしたらいいと思う。NHKさん、この機会を逃したらもうアカンよ。
- キンプリは歌がヒットしたから今年に関しては出るのは不思議じゃないけどタッキーの引退は紅白と関係ないじゃん。沢山出てたわけじゃないし、、引退の花道は他でやって欲しい
などのコメントが寄せられています。
キンプリは今ジャニーズ内で最も勢い乗っているグループで、デビューシングル『シンデレラガール』は、初週の推定売り上げ枚数が57.7万枚、8月の時点で売り上げは70万を突破し、さらにファンクラブ会員数も右肩上がりで、9月時点でおよそ27万人が会員となり、NEWSやV6などの先輩グループと変わらない数字まで伸ばしています。
そのため、キンプリが紅白に出場しても何ら不思議ではなく、NHKとジャニーズ事務所と蜜月関係にあることは有名ですし、今年の紅白に初出場する可能性は極めて高いとみられます。
しかし、年内をもって芸能界を引退し、来年から裏方に回る“タッキー”こと滝沢秀明さんを特別出演させ、キンプリとのコラボとなると、色々と物議を醸す可能性が高く、特にタッキー&翼のファンが複雑な気持ちになるとみられるので、特別枠でのコラボ企画は避けた方が良いのではないでしょうかね…。