29日19時から約4時間生放送された音楽番組『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)の視聴率が30日に発表され、第1部(19時~20時53分)の平均視聴率が10.7%、第2部(20時53分~23時8分)の平均視聴率が13.3%で、過去最低の視聴率を記録した事が明らかとなりましたが、同番組に出演した人気アイドルグループ・嵐に口パク疑惑が浮上しており、ネット上ではそれに対して批判的な声が寄せられています。
嵐は同局で年末に生放送されている『FNS歌謡祭』に出演したことがあるものの、2012年より毎年夏に放送されている同番組に出演するのは初。
昨年までは、「口パク禁止令」を出していたきくち伸プロデューサー率いる音楽番組班「音組」が、同局の音楽番組の制作を手がけていたものの、昨年6月の大規模人事異動によって制作現場から離れることになり、プロデューサーが変更されたことから、口パク疑惑のあるアーティストの扱いに注目が集まっていました。
そして、今回嵐は『Love so sweet』と『青空の下、キミのとなり』を披露したのですが、ネット上では「終始、口パクだった」といった指摘が相次ぐことになり、今年は過去最高となる9組のジャニーズ事務所所属のグループが出演し、ほとんどのグループが生歌、もしくは“かぶせ”や“一部生歌”だったとみられたため、ファンからは「嵐って歌うまいのに、このままじゃ誤解される」「嵐は、いつまでテレビで口パクを続けるの?」などの声が寄せられることに。
嵐は、2011年に放送された『FNS歌謡祭』で『迷宮ラブソング』を生歌で披露した際に、「放送事故並みにヘタ」と批判を浴びるほどの醜態を晒してしまったことがあるのですが、これは音響やマイクトラブルなどが原因でフジテレビ側に落ち度があったといわれており、それ以降に嵐がフジテレビの音楽番組で生歌を披露することが無くなりました。
- 2011年の『FNS歌謡祭』で披露した『迷宫ラブソング』動画(YouTube)
かぶせているのではないかと感じる部分もあったため、完全口パクだったのか真偽のほどは分からないのですが、生歌に自信が無いアイドルグループに関しては、生放送で酷い歌を披露するぐらいならば口パクでもいいのではないかと思いますね。
その方が視聴者もヒヤヒヤすることなく安心してパフォーマンスを観ることができるのではないでしょうか。
ちなみに、2013年に放送された『FNS歌謡祭』は数多くのアーティストが生歌を披露しましたが、最高瞬間視聴率23.4%を記録したのは嵐が『Endless Game』を歌う場面で、いくら口パクだったとしても数字を獲れることが明らかとなっています。