長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合ほか 日曜20時)に、ジャニーズ事務所を退所した元『タッキー&翼』の今井翼さん(いまい・つばさ 38歳)が出演することが発表されました。
今井翼さんは2018年9月にジャニーズ事務所を退所、今年1月から仕事を再開し、4月には大手芸能事務所『松竹エンタテインメント』への所属を発表しましたが、ドラマ出演は復帰後初となっています。
今井翼さんが演じるのは、桶狭間の戦いに登場する織田信長の家臣・毛利新介役で、同じ事務所に所属する歌舞伎俳優・片岡愛之助さん演じる宿敵・今川義元を討つ重要な役どころとなっています。
<↓の画像が、毛利新介役を演じる今井翼さんのビジュアル写真>
今井翼さんの他に今回追加キャストとして発表されたのは、ミュージシャン・俳優の金子ノブアキさん(佐久間右衛門尉信盛役)、俳優の榎木孝明さん(山崎吉家役)の3人です。
今井翼さんは1999年放送の故・中村勘三郎さん主演『元禄繚乱』で大河ドラマに初出演、その後2005年放送の滝沢秀明さん主演『義経』にも出演し、大河ドラマ出演は15年ぶり3回目となっています。
今井翼さんは『麒麟がくる』出演について、「大河ドラマには今回で3回目の出演となりますが、今川義元にとって重要な回に出演できたこと、心から感謝しております。今川義元を討ち取るという要の役を演じるにあたり、毛利新介の出世欲、強い執念を目的に演じさせていただきました。身に余る演出をつけていただき、胸が高鳴る時間を過ごさせていただきました。壮大な桶狭間の戦いのシーンに是非ともご注目ください」
とのコメントを寄せています。
『麒麟がくる』は、出演予定だった沢尻エリカさんの薬物事件が原因で予定より2週間遅れの1月19日からスタートし、5月17日放送の第18話から新章・越前編がスタートしたものの、新型コロナウイルスの影響から4月1日より撮影が休止、これによって6月7日放送の第21話をもって放送が一時休止となることが15日に正式発表されました。
収録再開時期については現時点では未定となっており、休止期間中は再放送や総集編の放送で対応するとされています。
そして、今井翼さんの『麒麟がくる』出演発表を受けてネット上では、
- 復帰してからどんどん仕事決まってるね。ファンは嬉しいね
- 嬉しいな。逆境に打ち勝って挑戦する姿にファンは励まされます
- 年齢を重ねてますます良い面構えになってきたように思う。本木雅弘さんのようになれるのでは?体調と相談しながら頑張ってほしい。
- 1話しか登場しないような役柄でも大物を惜しみなく起用してて凄いな。放送開始遅れと中断が本当にもったいない…
- 病状が安定してるみたいで、本当によかった。役名からするとピンポイントの出演でしょうが楽しみです
- 信勝の死など見応えあったな。ドラマ中断は致し方ないので、しっかり描き切ってくれるのを楽しみにしています。
- 『義経』の那須与一宗高役も1話限りの重要な役どころでしたね。今からワクワクさせてもらいます。桶狭間。
- 毛利新介と言えば桶狭間…な訳だが、その後が描かれる事がまず無い人物。
実は本能寺の変まで側近として信長に仕えて亡くなっている(二条城の信忠と共に討死)。
今回も1話限りだと思うが、本能寺辺りに再登場というのも面白い。 - 病気、解散、ジャニーズ事務所退所、色んなことがあったからこそ頑張って欲しいな。これからの活躍が楽しみ。
実妹もメニエール病で苦しみました。睡眠不足、疲労、ストレスは大敵です。体調にはくれぐれも気をつけて頑張って欲しいです
などの声が上がっています。
今井翼さんは2014年に内耳の病気「メニエール病」を発症し、一時活動休止後に復帰を果たすも、2018年に症状の悪化で入院し無期限活動休止となり、こうした病気もあって同年にジャニーズ事務所を退所しました。
2018年をもって表舞台から姿を消していましたが、昨年11月にはインスタグラムアカウントを開設、さらに今年2月上演の『第10回 システィーナ歌舞伎「NOBUNAGA」』に出演し、片岡愛之助さん等と共演しステージ復帰を果たしました。
さらに、4月には松竹への移籍と公式ファンクラブの設立を発表、14日発売の雑誌『Tarzan(ターザン)』にインタビューが掲載、『CookpadTV』が運営の料理ライブアプリ『cookpadLive』では、「マスターと語ろう!喫茶今井」と題したライブ配信がスタートするなど、徐々に仕事が増えてきています。
そうした中で、ついに『麒麟がくる』でジャニーズ事務所退所後初のドラマ出演を果たし、今井翼さんはこれまでに数々のドラマや舞台に出演し演技経験に豊富な方なので、15年ぶりの大河ドラマでどういった演技を見せてくれるのか楽しみですし、今後のさらなる活躍に期待したいですね。