4月期放送のドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系 木曜22時)で、女優・二階堂ふみさん(24)とKAT-TUN・亀梨和也さん(32)がW主演、初共演することが発表され、ネット上では否定的な声が噴出しています。
『ストロベリーナイト・サーガ』は、累計400万部を突破している作家・誉田哲也さん(ほんだ・てつや 49歳)のベストセラー小説「姫川玲子シリーズ」が原作で、竹内結子さん主演で『ストロベリーナイト』のタイトルでドラマ・映画化され大ヒットしました。
竹内結子さん(38)主演の『ストロベリーナイト』は、2010年11月、2012年1月放送のスペシャルドラマがそれぞれ14.0%、12.7%を記録し、2012年1月期放送の連続ドラマは全11話の期間視聴率が15.4%、2013年1月期放送のスペシャルドラマも15.4%、同年公開の映画は最終興行収入21.5億円のヒットとなっていました。
<↓の画像が、竹内結子さん版『ストロベリーナイト』キャストの写真>
それから6年が経ち、『ストロベリーナイト・サーガ』として新たに生まれ変わり、出演者やスタッフを一新してまだ映像化されていない「姫川玲子シリーズ」のエピソードを加えて再構成するといいます。
二階堂ふみさん演じる主人公・姫川玲子は、ノンキャリアながら27歳で警部補に昇進し、警視庁捜査一課殺人犯捜査第十係主任を務めており、捜査一課の中では唯一の女性班長として、直感や飛躍した思考、行動力などを武器に様々な難事件の真相に迫っていきます。
亀梨和也さん演じる巡査部長・菊田和男は、生真面目で寡黙、曲がったことが嫌いで強い正義感を持ち、熱い男気を秘めている体育会の刑事で、捜査一課の姫川班に異動してきた当初は、年下の上司である姫川の直感的で危険な捜査を否定的に捉えていたものの、姫川班として事件を追っていくにつれて、姫川の刑事としての優秀さや人間的な魅力に気付き、恋心も芽生えていきます。
姫川の天敵である警視庁捜査一課殺人犯捜査第五係主任(警部補)の勝俣健作役は江口洋介さん(51)が演じ、勝俣は“ガンテツ”と呼ばれるクセモノ刑事で、摘発率は圧倒的トップということから刑事としての腕前は誰もが認めるベテランです。
公安に8年いた経歴を持ち、警察内外の情報収集に長けているのですが、掟破りの捜査によって様々な疑惑を招くという人物でもあります。
ちなみに、竹内結子さん版の『ストロベリーナイト』では、菊田和男役を西島秀俊さん(47)、勝俣健作役を武田鉄矢さん(69)が演じていました。
<↓の画像は、竹内結子さんと西島秀俊さんの写真>
『ストロベリーナイト・サーガ』では、竹内結子さん版でもドラマ化されたシリーズ第1作「ストロベリーナイト」、2作目「ソウルケイジ」、映画の原作となった4作目「インビジブルレイン」に加えて、新たに6作目の「ブルーマーダー」などを放送するそうで、原作ファン等の間でも人気が高い選りすぐりの傑作を集結するとのことです。
そんな『ストロベリーナイト・サーガ』で連ドラ初主演、初の刑事役に挑戦する二階堂ふみさんは、「初めての刑事役でドキドキしております。原作ファンの方々にも楽しんでいただけるような作品にできたらと思います!」「初めての挑戦が盛りだくさんの作品になると思います!観ていただく方々にとって、“もう待てない!”とお茶の間で楽しんでいただけるよう一生懸命頑張ります。よろしくお願い致します!!」
とコメントしています。
一方の亀梨和也さんは、「原作・前作ともに人気のあるその重みを作品に良い形でつなげられるよう、僕自身も良いプレッシャーの中、作品に良い影響を与えられるようスタッフさん・共演者の方々と心を一つに作っていきたいと思います」
と意気込みを語っています。
そして、4月期放送の『ストロベリーナイト・サーガ』に対してネット上では、
- 配役がまったくそそられない
- 竹内結子の姫川なら迷わず観るのにな。二階堂ふみは無いわ。
- 原作の姫川玲子って松嶋菜々子をモデルにしてるのに、二階堂ふみじゃ全然イメージが違う
- 前のキャストが完璧だったからこんなことしないで欲しかった。ペラペラなドラマになりそう
- ストロベリーナイトが大好きだから複雑。。姫川と菊田のヴィジュアルも最高だったからなぁ。ドラマ名や配役名を変えた方が良いんじゃないかと思ってしまう。
- なんか前作の印象に比べてパッとしないような。前作をみたことない人なら気にならないだろうけど、配役が若いし前作がよかったからイメージが違う。
竹内さんと西島さんのあの距離感がすきだったし 武田さんのいやーな感じもあの作品ではよかった。とりあえず初回期待してみようかな - 姫川と菊田のくっつきそうでくっつかない感じが良かった。西島ぐらいの演技力ないと無理だよ
- ダブル主演ってわけわからないだろ。ストロベリーナイトは姫川の物語なのに。ジャニーズの力怖
などと否定的な声が殺到しています。
亀梨和也さんが『ストロベリーナイト』シリーズの新作で主演することは、1月にニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じていたのですが、この作品の主人公は姫川玲子なので、二階堂ふみさんとのW主演になるというのは違和感があります。
何よりも竹内結子さんと西島秀俊さんのコンビではなく、二階堂ふみさんと亀梨和也さんでリメイクするというのも謎なのですが、これもかつての企画力などを失い、低迷を続けているフジテレビを象徴していますね。
とりあえず作品の仕上がりを見てみないと何とも言えないところもありますが、二階堂ふみさんは以前から演技力が高く評価されている一方で好感度が低く、昨年4月に斎藤工さんとのW主演でリメイクされたスペシャルドラマ『探偵物語』(テレビ朝日系 日曜21時)は、平均視聴率7.4%というかなり微妙な結果に終わっています。
一方の亀梨和也さんも演技力を評価する声もありますが、昨年1月期放送の『FINAL CUT』(フジテレビ系 火曜21時)は、全9話の期間平均視聴率が6.9%でした。
そんな2人が初共演でW主演し、人気作をリメイクするということで色々と不安なところですが、第1話放送後の視聴者の反応、視聴率はどれほど獲得出来るのか注目したいですね。