西日本を中心に襲った平成最悪の豪雨災害「平成30年7月豪雨」は、23日までに14府県で死者数は合計218人(広島は最多113人)、安否不明者は12人となっており、総務省消防庁の発表によれば、避難所生活を続けている被災者数は11府県で4267人、現在も断水などが続いている地域もあります。
豪雨によって甚大な被害を受けた被災地では、各都道府県から集まったボランティアが流れ込んだ大量の土砂、がれきの撤去作業などを行っています。
そうした中で、嵐の二宮和也さんが松本潤さんに続いて被災地を訪れ、義援金5000万円を届けたほか、避難所も訪れて写真撮影にも応じていたことが分かり話題になっています。
嵐は東日本大震災が発生した2011年から『嵐のワクワク学校』というイベントを毎年開催しており、初回はチャリティーイベントとして開催し、その後は通常イベントとして開催しており、2016年に熊本などで大地震が発生した時には収益の一部を寄付し、2017年も熊本地震復興支援公演を開催しています。
これまでにこうしたチャリティー活動を行ってきた嵐は今回、『嵐のワクワク学校』の収益金の一部を被災地に届けることを決め、まず松本潤さんが20日広島県庁と愛媛県庁を訪問し、それぞれの県庁に義援金5000万円を手渡しました。
<↓の画像が、20日に広島県庁を訪れた松本潤さんの写真>
なお、2011年から『嵐のワクワク学校』が収益の一部で実施している災害支援金の合計金額は、20億円を突破しているとのことでした。
今回、西日本豪雨の被災地に支援金を送るというのはグループで話し合った末に決めたそうで、20日に被災地を訪れた松本潤さんは、避難所生活を送る子供たちにはTシャツ、歯ブラシ、絆創膏、といった支援物資を手渡しました。
<↓の画像は、避難所を訪れた松本潤さんの写真>
この時点ですでに岡山県も訪れることが決定しており、「岡山県にも後日、嵐のメンバー誰かが伺うように調整している」「義援金は3県で計1億5000万円」
としていたのですが、23日に岡山県を訪れたのが二宮和也さんでした。
<↓の画像が、23日に岡山県庁を訪れた二宮和也さんの写真>
二宮和也さんは岡山県庁で義援金5000万円と避難支援グッズを知事に手渡し、
「報道を最初に見たときは、東京の人間ですら現実だと受け止められなかった。嵐として、一人の人間としてできることをすぐにやろうと決めた」「とにかく僕らができることをすぐやろう、僕らがまず一歩を踏み出さないとだめなんじゃないかということで来ました。僕らにできるのは、元気を与えたり、笑顔になってもらったりすること。できることがあればサポートさせていただきたい」「できることは限られていると感じるが、その限度、限界までやっていくつもりです」「短期ではなく長期に渡ってみなさんと寄り添うつもり」
と語っています。
義援金を渡した後には、倉敷市真備町内にある避難所にされている小学校を訪問し、そこでは避難所生活を送る被災者と交流していました。
ちなみに、同日にはプロ野球『読売ジャイアンツ』の監督、コーチ、選手が試合のために岡山入りしており、真備町の小中学生128人を岡山市内に招き、野球教室を開いて交流していました。
<↓の画像が、避難所を訪れた二宮和也さんの写真>
<↓の画像は、二宮和也さんの直筆メッセージ>
そして、ツイッターなどには歓喜の声が多数上がっており、
- 嵐のニノが、真備町にキター♪───O(≧∇≦)O────♪ お金もだけど、来てくれてありがとう
- 良かった真備。にのがきてくれた。嬉しいよ。岡山に元気と笑顔を届けてくれてありがとう。
- もぉ。辛い日々だったけど。もぉ、生きててよかった。ニノありがとう。
- 一緒に写真も撮ってくれたー優しすぎるやろー
- 二宮和也、岡山の被災地に訪問 写真を撮ってくれたりととにかく神対応だった
- 会話なんてできる日来るなんて思ってなかったし。ましてや、写真に、サイン…神すぎる。本当にありがとう。ニノが来た瞬間避難所のみーんな、笑顔になったよ。ありがとう。
- 嵐さんありがとう にのありがとう にのが送ってくれたメッセージ…心の深いところに響きました。晴れの国、岡山みんなで支えあって必ず立ち上がります。応援をありがとう…がんばろう岡山 がんばろうみんな
などのコメントが寄せられています。
現在も避難所生活をしている人は多く、自宅が大きな被害を受けて避難所で生活をしている方たちは大きなストレスを抱え、精神的に疲弊している状態かと思います。
そうした中で、これまで遠くの世界の人だと感じていた二宮和也さんが突然目の前に現れ、サインや握手、写真撮影などに応じてくれたらそれは自然に元気も出るでしょうし、また明日から頑張ろうという気持ちにもなるでしょうね。
先週も、俳優・斎藤工さんが完全プライベートで被災地を訪れ、一般のボランティアと一緒に土砂の掻き出し、がれきの撤去作業をしていたほか、避難所を訪れて被災者と交流を図るといったことをして話題になっていました。
義援金を寄付することなど当然お金も重要ではあるのですが、実際に現地を訪れて、被災者の方々に元気を与えるというのも非常に重要なことだと改めて感じます。
日を追う毎に西日本豪雨被害の報道量が減っているように感じられますが、まだまだ支援などが必要な状態にあるので、今後も少しでも多く話題として取り上げられ、少しでも早く復興できるように、芸能人などの著名人には積極的に支援活動を行っていってほしいなと思いますね。