二宮和也がジャニー喜多川の性加害問題に言及「謝ってほしい」と語る。現在の心境告白、事務所独立し今さらの声も…

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二宮和也とジャニー喜多川

『嵐』の二宮和也さん(41)が、誕生日の17日に出版する初の著書『独断と偏見』(集英社)の取材会を開催し、本の中で「会いたい人」としてジャニー喜多川さんの名前を挙げ、「謝ってもらいたい」との思いを明かしており、その真意について語りました。

『独断と偏見』は、二宮和也さんが2023年10月に旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)からの独立を発表後、旧知の仲の担当編集者・野呂望子さんから連絡が来たことがきっかけで始まり、毎月1日、四字熟語をテーマに二宮さんが話したことや100個の質問をもとに、ビジネス論や会話術、死生観に至るまで自身の“独断と偏見”に基づいて構成した内容で、全192ページ、価格は税込1,100円となっています。

嵐は先月に、来年春のツアーをもって活動を終了することを発表しましたが、このタイミングで初の著書を出版することについて、「今考えても何故このタイミングなんだろうというタイミングで嵐が活動再開してるので、誰かがどうこう決めたタイミングじゃないんですよね。5人が『やるかぁ』みたいな感じで集まったタイミングで再開してるので、何かそこに明確な理由がなかった」「(本は1年前から制作し)誕生日に新書を出版することは決まっていたので、こっち側からすると勝手に嵐が活動再開したみたいな(笑)」と説明しています。

そして、本の中で二宮和也さんは「今、一番会ってみたい人は?」との問いに、旧ジャニーズ事務所の創業者で、2023年に生前の性加害問題が大きな波紋を広げたジャニー喜多川さんの名前を挙げ、「誠心誠意をこめて謝ってもらいたい。自分が大事にしていた事務所、自分の居場所を奪ったことに対して謝ってもらいたいと思っている」との思いを明かしたことについて、取材会でその理由や思いを語りました。

会いたい人としてジャニー喜多川さんの名前を挙げた理由は、「僕、基本的に会いたい人って、もうこの世に存在していない人が多くて。存在していたらどこかで会えるんじゃないかと思っているので、そこまで深く考えずに会いたい人は誰だろうなと思った時に(思い浮かんだ)。この本を作るきっかけとまでは言いませんが、大元になった人なので。」としています。

また、ジャニー喜多川さんに謝ってほしいとの思いを明かしたことについては、「あの人が人様に迷惑をかけずに生活してくれていれば、ずっと所属していた事務所は無くならなかったし、僕が独立の道をたどることも無かっただろうし。謝ってほしいけど、『あいつは(亡くなったから)何も言わないんだよな』『なんだかなぁ』って、ずっと思ってたので…。僕は、世間様で言われていることとは別軸で、彼に対して『謝られたことがないな』と思っていましたね。『会って、謝ってもらおう』という気持ちで名前を出したんだと思います」「彼が生きていた時からケンカもするし、言い合いもするし、自由に発言していたタイプだったので、『謝ってもらいたい』という言葉が出てきたんじゃないかな」と真意を説明しています。

続けて、「これは僕の完全なる偏見ですけど、謝ってもらいたいタレントはいっぱいいたんじゃないかなと思ってる。でも、言えない人たちもいるし、言いたくないっていう人もいるだろうし。センシティブだなと思ったけど、僕に対してこの問題のセンシティブさはそこまでなかったので、質問された時に『謝ってほしい』ってお答えしたという形ですね」としています。

著書『独断と偏見』を出版する二宮和也さんのメッセージ動画

このようにジャニー喜多川さんへの思いも明かした二宮和也さんに対してネット上では、

  • ニノだって知ってたよね? 生きてるうちに言わないと
  • そもそも寵愛受けてた立場で言ってもね。
  • 死んだ後だからなんでも言えるよねっていう
  • 言うなら当時どこまで何を知っていたかはちゃんと言ってよ
  • 本当は生きているうちに被害者の方たちへ償ってほしかったわ
  • 普通の人の感覚は謝って欲しいというか、刑務所にぶち込んで欲しいだよね
  • ニノって、匂わせの女性と結婚したり、こういう本出す人を鼻で笑ってそうなのに、なんか自分のことになると客観視出来ずに残念なことばかりする人のイメージ
  • お前のせいで事務所がなくなったとか何気にすごいこと言ってるけど、そう思うなら自分で看板守ればよかったんだよ
    騒ぎの最中は何も言わずに隠れて今更蒸し返す意味がわからん

などの声が上がっており、物議を醸しています。

二宮和也さんは2023年10月に旧ジャニーズ事務所からの独立を発表した際に、ジャニー喜多川さんの性加害問題が波紋を広げ、自身の活動にも影響が及び始めたことにより、「僕も怖くなったし、不安な気持ちにも凄くなって、これからどうしていこうかなと考え始めました。」と告白していました。

そして、一連の騒動によって旧ジャニーズ事務所はSMILE-UP.に社名を変更し、今後の活動について色々と考えた末に独立を決意したと説明していました。

二宮和也さんは独立後に活動の幅をさらに広げ、嵐のメンバーの中ではいま最も多くのレギュラー番組を持ち、俳優としても活躍を続けています。

そうした中で、今会いたい人としてジャニー喜多川さんの名前を出し、自身も含めて旧ジャニーズタレントたちに謝って欲しいと素直な思いを明かしているのですが、ジャニーさんの身勝手な行為によって様々な被害を受けることになったので、生きていたら謝って欲しいと思うのは当然だと思います。

ただ、ジャニー喜多川さんの性加害は数十年前から取り沙汰されていただけに、今になって謝罪を求めていることに対して疑問の声が多く上がっています。

ジャニー喜多川さんの性加害は、複数の元所属タレントたちが暴露本などで告白していたほか、1999年には週刊誌『週刊文春』が複数のジャニーズJr.に対する性加害を報道、旧ジャニーズ事務所から名誉毀損で訴えられて裁判にまで発展した末に、2003年に東京高等裁判所は「セクハラに関する記事の重要な部分について真実であることの証明があった」と性加害を事実認定しました。

しかし、ジャニー喜多川さんの姪で、嵐のプロデュースなどを手掛けていた旧ジャニーズ事務所の前社長・藤島ジュリー景子さんは、ジャニーさんの性加害問題を謝罪しつつも、「知らなかったでは決して済まされない話だと思っておりますが、知りませんでした。」と語っています。

また、嵐の櫻井翔さんは当時『news zero』(日本テレビ系)で、ジャニー喜多川さんの性加害問題について、「正直なところ、実態という所に関しては把握しきれていない。ただ、噂という点では耳にしたことはありましたが、当時は自分も子供だったので半信半疑というか。『そんなことあるのかな』という印象を抱いていました。この数ヶ月間、共に時間を過ごした仲間たちを含む何名か、元ジュニアを含む何名かに話を聞き、その中で『いや、聞いたことがなかった』という人もいました。」と語り、噂程度でしか聞いたことが無かったと明かしていました。

二宮和也さんも同様に実態の詳細は把握しておらず、一連の騒動を経て深刻な被害状況を知った可能性もありますが、騒動から2年経って問題に言及し、タレントたちに謝って欲しいと言うのは今さら感が拭えないほか、自身が見聞きしてきたことに関しては言及することなく、早々に事務所を去り現在に至っていることから、批判を受けるのも仕方がないかもしれないですね。

参照元
  • https://mezamashi.media/articles/-/162295
  • https://mezamashi.media/articles/-/162295
  • https://mantan-web.jp/article/20250615dog00m200045000c.html
  • https://www.asahi.com/articles/AST6H1GHWT6HUCVL02QM.html
  • https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/06/16/kiji/20250615s00041000472000c.html
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