7月31日に10枚目のオリジナルアルバム『IGNITE(イグナイト)』をリリースし、9日から7都市19公演を行う全国ツアーをスタートさせた『KAT-TUN(カトゥーン)』のメンバー・亀梨和也さん(かめなし・かずや 33歳)が、お酒を飲みながら現在のアイドル業界に対する不満を漏らしていたことを週刊誌『週刊文春』が報じています。
記事によると亀梨和也さんが最近、「東京ドームに立ってからがアイドルなんだよ。アイドルを名乗る人が増えすぎている。中途半端な自称”アイドル”ばかりのこの時代が好きじゃない」
と不満をぶちまけていたといいます。
亀梨和也さんを知る関係者によると、亀梨さんは今に詰まっている様子で、「基本的にマジメでええかっこしいな亀梨くんですが、最近は酔っ払うと“説教”をするんです。彼ももう33歳ですが、事務所の中でも“中間管理職”みたいな立ち位置。いろいろと溜まっているみたいです」
と語っています。
亀梨和也さんは2001年に、赤西仁さん、田口淳之介さん、田中聖さん、上田竜也さん、中丸雄一さんの6人でKAT-TUNを結成し、2006年にはCDデビュー前では初となる東京ドーム公演を開催、同3月リリースのデビューシングル『Real Face』は累計売上枚数が104万枚を超える大ヒットとなりました。
<↓の画像は、デビュー当時のKAT-TUNメンバーの写真>
そんなKAT-TUNも2016年に結成15周年、来年にはデビュー15周年イヤーに突入するのですが、デビュー当初からセンターを務めている亀梨和也さんは、ジャニー喜多川社長の後継者として裏方に回り、子会社『ジャニーズアイランド』の代表に就任した“タッキー”こと滝沢秀明社長(37)からの信頼も厚く、ジャニーズJr.への面倒見の良さも評価されているため、後輩の指導を任されることが多いそうです。
今年5月放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では、KAT-TUNとジャニーズJr.のグループ『美 少年』(旧名=東京B少年)がダンスコラボという形で共演し、この時に亀梨和也さんは滝沢秀明社長から演出を依頼されたそうです。
<↓の画像は、『ジャニーズアイランド』滝沢秀明社長の写真>
また、KAT-TUNのライブでも、バックダンサーを担当していた4人組グループ『宇宙Six』(2016年11月結成)のためにコーナーを設けたり、プライベートでは9人組グループ『Snow Man』の宮舘涼太さん(26)と食事へ行くなど、ジャニーズJr.たちのことを何かと気にかけているそうです。
そうした姿を見て滝沢秀明社長は、『美 少年』の新曲『ねぇ もっと』の作詞を亀梨和也さんに任せ、それに対して亀梨さんも忠実に応えているとのことです。
しかし、2人の間で板挟みになっているジャニーズJr.たちは、滝沢秀明社長の気持ちを忖度した言動をしているといい、「『滝沢くんが頼んでくれた』というふうに発言する。『亀梨くんがやってくれた』とは言わないんです。みな空気を読んでいるのでしょう」
と亀梨さんを知る関係者は語り、そうしたことへの鬱憤が酒席で露呈したのではないかとしています。
亀梨和也さんの心境について同関係者は、「いまの時代の『誰でもアイドルになれる』というイメージに亀梨くんは不服なんだそうです。アイドルとは何なのか、アイドルとはどうあるべきか、彼は真剣に考えている。後輩や業界関係者を前にすると、そういう『アイドル論』をぶつことも多いですね。お酒を飲むと熱くなってしまって、話が止まらないほどです。」
と明かしつつ、ジャニーズ事務所の現状に対しては特に不満を抱いていないとのことです。
さらに、「ちょっと気になったのは、『家に帰れば待ってくれている女性がいる』ということも話していて、彼がそれまで演説していたプライベートを明かさない『アイドル論』とは矛盾しているとは思いました。ただ、それも本当かはわかりません。亀梨くんはいまだに深田恭子さんに未練があるという噂があることを知っていて、強がってリア充を強調しているのかも」
と憶測しています。
『週刊文春』はこのように亀梨和也さんの現状を伝えているのですが、これに対してネット上では、
- 俺は別にアイドルを男女問わず好きって訳じゃないが、ここほど辞めたメンバーに足を引っ張られたグループも珍しいよな。
それでも3人でやってこうってんだから応援したくはなるで。 - KAT-TUNもいろいろ苦労してる(させられてる)からね~。確かにデビューして実績がなくてもアイドルと呼ばれるから勘違いする人達が増えてしまうのでしょう。
- 赤西仁もすごいけどKAT-TUNを守る亀梨和也もすごい。6人のKAT-TUNは伝説になったけどそれだけの印象はあったからね。
- 亀梨くんのアイドル論好きですよ、真剣に真面目にアイドルしてきた人の言葉ですから。
それに亀梨くんは人に説教じゃなくて、自分に対してのアイドルとはこうあるべきの言葉だと思います。 - 天才肌だった赤西くんと努力家の亀梨くん、努力して努力してちゃんとKATーTUNの為にも自分の為にもジャニーズの為にも積み重ねてきて立場を作り上げてきたと思う。
だからこそファンはついてくし応援してます。 - 元メンバーの不祥事にジャニーズ事務所の違和感に、色んな葛藤があるだろうに、この人は頑張ってるよ。
いろんな経験もしてるだろうし、人に説教できる立場だと思うよ。抱えてるストレスはおおきいとおもうけどこれからも頑張ってほしい。 - 逆境ではない。メンバーが減っても亀梨個人の仕事が減ってる感じはしないし、ストレスが溜まっているのは本当かもしれないが、酔って愚痴くらい何も問題ないでしょ。
亀梨はよくやってると思うよ。確かに赤西と比べれば才能があるわけではないが、追いつき追い越せで努力して同等の人気を勝ち取った。
色々ストイックだったりわかりやすく贔屓されてたりでメンバーと上手くいかない時期もあったらしいが、それもプロ意識の高さ故。
歌も演技も(特に歌唱力は)以前より格段に上手くなってるしね。
などのコメントが寄せられています。
亀梨和也さんが本当に飲みの席で、「東京ドームに立ってからがアイドルなんだよ。アイドルを名乗る人が増えすぎている。中途半端な自称”アイドル”ばかりのこの時代が好きじゃない」などと不満を語っていたのかは不明ですが、一昔前と比べると今は誰でも簡単にアイドルになれる時代ですし、CDデビューも容易にできるので色々と思うところはあるでしょうね。
KAT-TUNは結成から5年でようやくデビューを果たし、デビューシングルの売上枚数はジャニーズグループの中では史上最高を記録し、現在もトップをキープしています。
KAT-TUNはデビュー後も複数のヒット曲を生み出し、ジャニーズを代表するグループとなりましたが、亀梨和也さんとセンターを務めていた赤西仁さんが2010年に脱退、2013年には田中聖さん、2016年には田口淳之介さんがグループを離れ、現在はデビューから半分の3人で活動しており、こうしたメンバーの相次ぐ脱退でファンが減り、グループの勢いも落ちてしまったことで、精神的にもかなり辛い部分があるかと思います。
しかし、田口淳之介さんの脱退後を受けてKAT-TUNは充電期間に入りながらも、昨年からグループ活動を再開させ、新曲のリリースやライブ活動などを精力的に行っており、ファンを大事にする気持ちは伝わってきます。
KAT-TUNはそれぞれソロ活動にも力を入れており、亀梨和也さんはソロで音楽活動のほか、スポーツキャスター、俳優業も順調で、亀梨さんのようなアイドルになりたいと憧れている後輩も多いかと思います。
今後も多くの後輩たちに憧れられる先輩でいてもらいたいですし、これまでの様々な経験で得たものを後輩たちに伝えていってほしいですね。