『Hey! Say! JUMP』の中島裕翔さん(なかじま・ゆうと 28歳)が、フジテレビの木曜劇場枠(木曜22時)で7月期放送の完全オリジナル脚本ドラマ『純愛ディソナンス』で主演し、初の教師役で女子生徒との“禁断の恋”が描かれことで、ネット上では様々な声が上がっています。
『純愛ディソナンス』は、新米音楽教師・新田正樹(にった・まさき)と高校2年の生徒・和泉冴(いずみ・さえ)の禁断の恋が2部構成で描かれ、前半に高校を舞台に青春や恋、サスペンスが展開されます。
後半は5年後を舞台に、既婚者になった新田と成人を迎えた独身の冴が再会を果たし、2人の微妙な関係性がディソナンス(不協和音)を生み出し、周囲の人間関係にひずみが生じていき、破滅へと向かいはじめ…という内容になっています。
主人公の教師役を中島裕翔さん、ヒロイン役を女優・吉川愛さん(よしかわ・あい 22歳)が演じ、中島さんが演じる新田は、両親が教育関係者で規律正しい家庭環境で育てられ、デキが良い兄と常に比較されてきたことから強いコンプレックスを持つ一方、どうすれば周囲からよく思われるかを理解していて、打算的な性格をしています。
一方の吉川愛さん演じる冴は、芯が強く真っ直ぐな性格で、他人には見せることができない意地っ張りな一面もあり、小学生の時に両親が離婚したことで母子家庭で育ち、母親からは「人生で最も重要なのは男の選択」という偏った価値観を押し付けられたことで、「自立した女になる」と強く抵抗しています。
そんな冴は、所属する映像研究部の顧問になった新田に対して当初、「裏がありそう」と警戒しながらも、前任教師・小坂由希乃の失踪事件がきっかけで徐々に打ち解けていき、新田の表情を観察しながら、心の闇を見抜いていくという役どころになっています。
<↓の画像は、『純愛ディソナンス』で初共演の中島裕翔さんと吉川愛さんの写真>
主演を務める中島裕翔さんは『純愛ディソナンス』について、「登場人物全員が持つ純粋ゆえの怖い“純愛”が、どんな不協和音を生むのか…ドロドロの人間関係にも注目いただきたいです!」
とコメントしています。
吉川愛さんは、「見ているといろいろな感情が湧く作品だと思います。単純に面白いと思ったりもすれば時にはイラッとしたり、別のシーンではドキッとしたり…最初から最後まで、どういう展開になるのかなと次がどんどん楽しみになる物語。ハラハラする展開も多く、今まで以上にハードな撮影になると思いますが、今からとても楽しみです。」
とのコメントを寄せています。
このドラマを編成企画したフジテレビ編成部の高野舞さんは、「“純愛と泥沼は紙一重”、そんなドキドキもドロドロも楽しめる刺激たっぷりなエンターテインメントをお届けしたいと始まったオリジナル企画です。多様性が声高に叫ばれる今、恋愛、結婚、倫理観、幸福感などあらゆる価値観を持つ人々が、二人のラブストーリーを軸にぶつかり合います。さまざまな形の愛を多面的に描き、共感だけでなく反発や興奮、視聴者の皆さんの感情を揺さぶり共体験できるドラマを目指しています!」
としています。
そして、教師と女子生徒の“禁断の恋”を描く夏ドラマ『純愛ディソナンス』に対してネット上では、
- 中島くんも吉川さんも大好きだし、教師と生徒の恋愛物も悪いとは思わないけれど、もっと爽やかな内容で見たかった。
- どんな作品でも影響受けちゃう人間がいるのは確かで、「禁断」的な内容なら、TVで放送するのは考えた方が良いのかなと。
ジャニーズが教師役って事で、教師と生徒の恋愛が肯定されるのは嫌。 - 中島くんも吉川さんも美形で眼福のドラマですね。現代だとなかなか限界があるのかもしれないけど、無難にまとめると面白くないし、製作陣にはギリギリを攻めた内容で頑張って欲しい
- こういう世の中だから、せめてドラマの中だけは開放的で、ただただ楽しめる内容が観たいんだけどな。タイトルが純愛で、内容が不協和音、それで禁断の恋って…。
ファンの上から目線な感想があふれて、とりあえず数字は最低ラインなんだろうなと予想。 - 今の時代コンプラコンプラうるさいから、学生時代は想いはあっても一線をこえることはなく、話は成人してからが主体っぽいですね。
だから、元生徒と教師の話。ただ不倫?でも題名に純愛って入ってるから、ずっと一線超えなかったりして。 - 色々言われてるけど、未だにティーン系の漫画では定期的に生徒と教師もの健在なんだよね。ドラマだけに文句言ってもどうしようもない。
エンタメは道徳の教科書じゃないんだし。大事なのはこの構図を描くかどうかじゃなくて、どう描くかだと思う。
などの声が上がっています。
教師と生徒の恋愛を題材とした作品では、1993年に放送された真田広之さんと桜井幸子さんが共演の『高校教師』が有名で、2003年には藤木直人さんと上戸彩さんのW主演で続編が制作されました。
また、2018年放送の『中学聖日記』では、有村架純さんと岡田健史さんが中学校の教師と生徒役を演じ、放送前から物議を醸しましたが、ドラマの視聴者からは内容が高く評価され、中盤から徐々に視聴率が上がっていき、初回の平均世帯視聴率は6.0%でしたが最終回では9.6%を記録しました。
そして、完全オリジナル脚本で禁断の恋を描く『純愛ディソナンス』は、吉川愛さん演じるヒロインが成人を迎えた後に既婚者となった教師と再会し、それがきっかけで様々な展開を迎えるそうで、そこまで刺激的なものではなく、様々な批判に配慮した内容になっているのかもしれません。
2人の関係においては、昨今話題になっている「セカンドパートナー」(配偶者以外の体の関係を持たない交際相手)の概念が盛り込まれているそうで、どういった仕上がりになるのか注目したいですね。