SMAPのリーダーだった中居正広さん(47)が21日、冠番組『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系 土曜正午)の収録前に局内で約2時間にわたって記者会見を行い、3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所し、独立することを正式発表しました。
会見ではこのタイミングで退所、独立する理由や今後についてなど語っていましたが、週刊誌『フライデー』や『東京スポーツ』(東スポ)は、ジャニーズ事務所からの独立や会見の裏側について報じています。
東スポによると、昨年4月スタートの『中居正広のニュースな会』はこれまで1時間番組でしたが、「4月から枠を拡大して30分延長する」との情報があるといいます。
<↓の画像は、『中居正広のニュースな会』でMCを務める中居正広さんの写真>
これについてテレビ朝日関係者は、「ジャニーズを退所する会見をテレ朝でやること自体が、蜜月ぶりを示している。会見の舞台裏は22日の『ニュースな会』で独占放送する。視聴率アップのためとはいえ、番組への中居の思いが表れている」
と語っています。
また、中居正広さんとジャニーズ事務所側は“円満独立”をアピールし、中居さんが独立後も各レギュラー番組は放送を継続することが決まっており、2017年9月にジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん等とは待遇が違うようです。
芸能プロダクション幹部は、「この日の会見をジャニーズが仕切ったことで、ジャニーズとの関係が良好なことをアピールできた。しばらくはテレビ局も、ジャニーズ在籍時と同じように、中居を扱うだろう」
としています。
一方の『フライデー』は、中居正広さんは「完全独立」だと会見では語っていたものの、実際には芸能界の重鎮たちが今後、中居さんの活動をバックアップしていくとみられているとしています。
元SMAPのチーフマネージャーで、『新しい地図』が所属する事務所『CULEN(カレン)』の代表・飯島三智さんは2015年に、SMAPのメンバーを引き連れてジャニーズ事務所からの独立を画策したとされています。
舞台裏を知る芸能プロダクション関係者は、「この時、中居は複数の芸能界重鎮に話を持っていき、後見人になってもらえないか相談していた。とはいえ、相手は天下のジャニーズ。さすがの重鎮も対応を間違えれば、自分のところに火の粉が飛んでくる。当時は木村の離反で中居派が苦しかったこともあり、表立って彼らをバックアップする人はいなかった」
とし、これによって当初からジャニーズ事務所に残るという意思表示を示していた木村拓哉さんを除く4人は、独立を断念して残留することを決め、2016年1月18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で“公開処刑”と揶揄された謝罪を行いました。
『フライデー』によれば、中居正広さんはここで独立を諦めたわけではなく、中居さんが相談していた業界の重鎮たちも“Xデー”に備えて水面下で準備を進めていたといいます。
前出の芸能プロ関係者は、「ジャニーさんも亡くなり、現会長のメリーさんも高齢を理由に、役職から外れるようです。会見では『どこの傘にも入らない』と話していたが、それは表向きのこと。中居さんは芸能界の大物社長を後見人にして、今後活動していく。『ジャニーズを辞めたら干されるのでは?』と危惧する声もありますが、とんでもない。恐らくジャニーズ時代よりも多忙になるし、大きな仕事も舞い込むと思う。芸能界の重鎮がこぞって彼をバックアップするからです」
と語っています。
この報道に対してネット上では、
- 中居くんなら バックアップしてくれる人たくさんいるだろねー。芸能界の重鎮にも可愛がられてるだろうし。がんばれ!
- ジャニーズを辞めても全く心配ないだろうと思えるタレントって今までいたかなぁ。さすがに中居が初めてかも。
中居なら大きな傘がなくても好きなこと出きると思う。今後、新しい地図との共演だってあるだろう。もっと力を持てばSMAP再結成だってあると思うよ。 - 新しい地図に合流せず、当面はジャニーズからスタッフを出向してもらう。義理を通しながら軌道に乗ったら完全独立。
後ろ盾にタモリ、さんま、松本人志… 大物多数。これは上手いやり方だと思う。 - テレ朝との蜜月云々は知らないけど、ニュース番組をやってる以上は番組も考えつつ会見となるのは当然。
中居くんにニュース番組はどうかな?と思っているけど、今回ばかりはこの番組があったのは有り難かった。
会見の質疑応答とは違う流れで中居くんの想いを話せる場となったからね。 - 全て円満退社の流れにして、さすが元SMAP思いのリーダーだと皆んなが絶賛し、思惑通りに進み世論を味方にした、中居くんの勝ちでしたね。そんな綺麗な世界ではない。
- ただただ、中居くんが何のしがらみもなく、のんびり自由に芸能活動をしていくことを願うばかり。
ジャニーズを辞めても、可愛がっていた後輩との絆はこれからも続いていくでしょうし、いつか共演できる日を楽しみにしてる。
などのコメントが寄せられています。
中居正広さんらが頼った芸能界の重鎮というのは、“芸能界のドン”という異名を取る芸能事務所『田辺エージェンシー』の田邊昭知社長のことで、同事務所にはSMAPのメンバーと密接な関係にあるタモリさん等が所属しています。
SMAPの独立が失敗後に、4人をジャニーズ事務所に戻してほしいとメリー喜多川会長に伝えたのも、田邊昭知社長だったことをメリー会長本人が『週刊新潮』の取材に明かしています。
『田辺エージェンシー』は、同じく業界大手『ケイダッシュ』の川村龍夫社長が副社長を務めており、この川村社長は『バーニングプロダクション』の周防郁雄社長とは同級生という関係でもあります。
中居正広さんの今後の活動をバックアップするのが、田邊昭知社長なのか他の重鎮なのかは不明ながら、中居さんはマルチな才能で非常に多くの人から支持されており、ピンでも十分活躍出来る力があることをSMAP解散後に改めて証明していたので、業界の重鎮たちが活動をバックアップするのは当然だと思います。
『週刊文春』や東スポが20日に報じた記事によれば、中居正広さんは今後、東京五輪の関連番組に出演する予定があるほか、今年春からはTBSで新番組がスタートするという話、さらに日本テレビでは『ナカイの窓』(2012年10月~2019年3月放送)の制作チームによる特番も決まっているとも伝えており、引き続きテレビで活躍する中居さんの姿が見られそうで、4月以降の新たな活動も楽しみですね。