元SMAPでタレント・中居正広さん(48)の冠番組『新・日本男児と中居』(日本テレビ系 金曜24時30分)が、3月末をもって終了することが発表され、放送開始から2年での終了を巡って様々な情報が飛び交っています。
週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が新たに報じた記事によれば、『新・日本男児と中居』の打ち切り終了の背景には、中居正広さんが昨年3月まで所属していたジャニーズ事務所の存在があるとしています。
中居正広さんは、2004年7月からスタートした『中井正広のブラックバラエティ』以降、日本テレビで冠番組を持ち、2012年10月から深夜帯に『ナカイの窓』がスタートしました。
その後、2013年3月をもって『ブラバラ(黒バラ)』が終了、『ナカイの窓』は放送を続けていましたが、2019年3月をもって終了となりました。
その代わりとして2019年5月から、『ナカイの窓』のスタッフも多く参加する『新・日本男児と中居』がスタートし、この番組は新たな価値観を持つ素人(新・日本男児)たちをゲストに迎え、それぞれの独特な世界観を引き出していくという内容となっており、まずまずの視聴率を獲得していました。
『デイリー新潮』によれば、業界内でも注目を集めていた番組だったそうで、番組の終了理由は低視聴率によるものではないとしています。
なぜ、放送から2年で中居正広さんの番組が打ち切られてしまったのか、その理由について日本テレビ関係者は、「昨年の退所会見では、彼が想像する以上にタレントとしての好感度が上がりました。芸能界でも好意的に受け止められ、メディアも高評価の報道をしました。中居をこのまま自由にさせると、ジャニーズ事務所にとってはプラスにはならないと判断したということです」
と語っています。
続けて、中居正広さんの好感度上昇は、ジャニーズ事務所のタレントたちに悪影響を与えるとし、「これまでジャニーズJr.をはじめ若手所属タレントは、『事務所を辞めると干される』と思っていました。元SMAPの3人ですら、そうだったのですから。しかし、中居の活躍により『退所しても自由に仕事が続けられる』という認識に変わりつつあるというのです」
と裏事情を明かしています。
2019年に、ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川さんが亡くなり、2020年3月をもって中居正広さんがジャニーズを退所して以降、複数の有名ジャニーズタレントたちが退所、独立を発表しており、今年3月にはTOKIO・長瀬智也さんが退所し、V6・森田剛さんもジャニーズから離れることが先日発表されました。
中居正広さんの冠番組終了は、“ジャニーズの所属タレントへの無言のメッセージ”という意味合いがあるといい、「芸能事務所にとって、タレントが退所・独立して、それまで同様に活躍されては困るというわけです。それが、今回の突然の番組終了につながった。もちろん、どこのテレビ局にも通じる話ではありません。日テレは『24時間テレビ』をはじめ、ジャニーズの所属タレントが数多く出演していますからね。あうんの呼吸で日テレも打ち切ったということです」
と、日本テレビ関係者が番組打ち切りの理由を明かしています。
『デイリー新潮』はこのように報じているのですが、これに対してネット上では、
- ジャニーズ忖度?
- 中居くんの番組には、本当にジャニーズ辞めたの?ってくらい後輩が出まくってるんだけど…
- もし本当にジャニーズの意向があるのなら中居君までもが…という感じだけど、彼はまだまだ番組持ってるから大丈夫だと思うし頑張ってほしい。
今後も持ってる番組が終わるようなら怪しい。 - ナカイの窓を終わらせた時から計画的だなと思ってたよ。公取委の監視もあり、事務所はあからさまに出来なくなった
だから、用意周到に証拠を残さないよう、じわじわ干すようになっただけ。権力者の性格ってそんなにすぐに変わらない。 - これが真実なら気持ち悪さしかない。こういう暗部が見え隠れすることがテレビ離れになるとテレビ局は感じた方がいい。
芸能事務所の様な未上場企業にはコンプラ意識があまりないかもしれないが、テレビ局は上場企業なのだから毅然とした態度を取っていくべきだと思う。
だいたいナカイの窓も面白かったのに何故終了したのか疑問だったし、テレ朝の深夜で中居がやってた図書館も視聴率良かったのに終了してた。テレビ局が意識改革しないと駄目だよ。 - 中居くん好きですが、それでも個人的にこの番組が面白いとは思ったことがないので、終わっても不思議ではない。ジャニーズ関係なく単なるネタ切れでは?
日テレじゃなくてもどこかで新番組が始まればオーライだと思う。なんでナカイの窓が終わったのか?のほうが不思議で、そのあとがこれだからねぇ。朗報待ってますよ。
などの声が上がっています。
『新・日本男児と中居』の終了発表後に『東京スポーツ』(東スポ)が報じた記事では、番組終了をスタッフから聞かされ、後番組も無いことに対して、中居正広さんが大きなショックを受けていたことを伝えていました。
番組終了の理由については、日本テレビがここ最近、嵐・櫻井翔さんを猛プッシュしていることを挙げ、当初は『新・日本男児と中居』をリニューアルして放送を継続するプランもあったそうですが、日本テレビ上層部の意向で立ち消え、櫻井さんを推すことで決定したとのことです。
『デイリー新潮』が伝えている情報とは異なっていますが、日本テレビ側がジャニーズ事務所に忖度し、中居正広さんの番組を削ったということで、これがもし事実ならば、他局も同様の行動に移すかもしれないですね。
ちなみに、日本テレビでは現在、中居正広さんが司会を務める『ザ!世界仰天ニュース』を放送しているほか、23日には毎年恒例の特番『中居正広の〇番勝負!』シリーズを放送することが決定しています。
もし『デイリー新潮』が報じている話が本当だとすれば、これらの番組も今後突然終了を迎える可能性もあるということですが、中居正広さんですらも“粛清”されてしまうのでしょうか…。