週刊誌『女性セブン』や『週刊文春』の報道で表沙汰になった1年半前の女性トラブルが、フジテレビを巻き込んで大騒動に発展した末、「全責任は私個人にあります」として芸能界引退を発表した中居正広さん(52)の今後について『現代ビジネス』(講談社)が報じています。
中居正広さんの女性トラブルは昨年12月19日に女性セブンが第一報を報じ、2023年6月に芸能関係のX子さんとの間で深刻なトラブルがあり、9,000万円ほどを払って問題を解決したと伝えました。
その後も週刊文春は、X子さんの知人らへの取材を基にトラブルの内容を詳報し、X子さんが「意に沿わない性的行為を受けた」と訴え、刑事告訴も視野に入れていたことなども伝えており、同誌の取材にX子さん本人は「“加害者”もフジテレビに対しても私は許してないし、怒ってる気持ちももちろんある」などと語り、現在も中居正広さんの姿を見るとフラッシュバックし、社会的な処罰を受けて欲しいと思うこともあると明かしていました。
週刊文春はさらに、中居正広さんとX子さんが繋がった背景にはフジテレビの編成幹部・A氏の存在があるとし、女性アナウンサー等を接待要員として扱い、タレントたちに“上納”していた疑いがあることを複数の証言などを基に伝え、これらの報道が大きな波紋を広げ、フジテレビでは深刻なスポンサー離れが起こりました。
一方、中居正広さんはレギュラー番組がゼロとなり、23日に「全責任は私個人にあります」として芸能界引退を電撃発表したのですが、トラブルの詳細については一切明らかにしないまま姿を消したため、この対応を巡っては疑問や批判が噴出し、当事者間ではすでに問題を解決済みだと明かしていたこともあり、果たして芸能界を辞める必要はあったのかとして引退撤回を求める声も少なくありません。
そして、現代ビジネスは中居正広さんの今後について報じています。
記事ではコラムニスト・堺屋大地さんが、「『芸能活動=テレビ出演』と考えると、出演継続はかなり難しいため、引退せざるを得なかったのかもしれませんが、テレビ以外でもいくらでも芸能活動はできる時代」「中居氏は芸能活動を続けてもいいし、芸能界を引退しなくてもよかったと言える」
としています。
芸能界引退後のパターンは大別すると2パターンあるとし、1つは島田紳助さん、上岡龍太郎さん、山口百恵さん等のように、引退後は芸能界と距離を置いて第2の人生を送るというもので、もう一つは“ユッキーナ”こと木下優樹菜さん等のように、引退発表後も別の肩書で表舞台での続けるパターンとしています。
中居正広さんも今後は、完全に姿を消すことなく表舞台での活動を再開する可能性はあるといい、「中居氏の盟友として知られるダウンタウン・松本人志さんは、性加害疑惑を報じられて芸能活動を休止していましたが、昨年12月に受けたインタビューで活動再開の目途について語っていました。相方の浜田雅功さんと独自の有料プラットフォーム『ダウンタウンチャンネル(仮)』を立ち上げる計画が進行中とのことですが、いつかそのコンテンツ内の企画に中居氏が一般人として出演するといった未来もあるかもしれません。」
としています。
これに対してネット上では
- 松ちゃんとYouTubeで松本中居やったら良いじゃない
- さすがに木下優樹菜パターンはないやろ
- ひっそり静かにするが一番
- 心身共に深く女性を傷付けた人なんか二度と見たくない
- 姿も見せず「さようなら」って自分から身を引いたのだからもう出て来なくていい
- 引退表明後に復帰した芸能人はいるので、ニーズがあれば中居くんの復帰も可能性が0%ではないのが芸能界
- もう表舞台に出てくる事は無いでしょう 松本人志も地上波は絶望的 性加害問題はジャンポケの事もあり印象が悪すぎる しかも元ジャニーズだった訳だし
- 恐らくは人間不信に陥っているだろうから、復帰はほぼ無いでしょう
マネージャーが旧ジャニーズ事務所に復帰とかあったけど、親しい間の関係者から週刊誌へのリークがあったという情報を得て、先を見越して戻らせたのでは - 性の問題はイメージダウンとしてはワースト。強気でTVに出てはいたが元アイドル。
仮に自粛しても復帰からの継続は難しかったと思う。引退すれば一般人なので追いかけられる事もされないし、一番手っ取り早い逃げ。 - なにがしかの活動を始めるのなら、まず明らかにできる範囲で事実関係を自分の口から説明をきちんとしないといけないでしょ 果たして彼にそれができるかどうか
などの声が上がっています。
中居正広さんの女性トラブル報道を巡っては、週刊文春が第1弾記事でトラブル発展の経緯について「X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた」と伝えていたものの、「X子さんは中居氏に誘われた」「A氏がセッティングしている会の“延長”と認識していた」
ことが判明し、第2弾以降の記事ではこうした新たな取材結果を基にした内容に変更したと、記事の訂正を発表したことで波紋が広がっています。
この記事訂正により、事実とは異なる記述が他にも複数あるのではないかと疑いの目が向けられていて、これによってネット上では“冤罪(えんざい)説”まで浮上し、SMAPファンを中心に中居正広さんの引退撤回を求める声が増加しています。
中居正広さんは今月9日に「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」とのコメントを発表し、そして記事が出た直後には仕事関係者に対して、「これは間違いなく言えますけど、事件性はありません」「(トラブルは)もう解決しました」などと話していたと『朝日新聞』が伝えています。
そのため、中居正広さんにとっては不本意な形での引退であることは間違いなく、中居さんは中学生のころから芸能活動をスタートさせて国民的アイドルと呼ばれ、長年にわたり第一線で活躍していた方なので、今後一生働かなくとも贅沢な生活できるだけの貯金、資産はあるとされていますが、このまま完全に引退するとは思えない部分もあります。
ただ、X子さんは週刊文春などの取材に対して、中居正広さんやフジテレビに対して強い憤りをあらわにしており、そして中居さんが芸能界引退を発表後も、これまで報じられることがなかった悪評が噴出しイメージがかなり悪化しているだけに、今後は裏方として芸能関係の仕事に関与することはあったとしても、木下優樹菜さん等のようにYouTuberデビューしたり、『ダウンタウンチャンネル(仮)』などテレビ以外の場所で活動を再開する可能性は低い気がしますが、果たして今後どうなるでしょうかね。